EIZO ColorEdge CG2700Xは、EIZO株式会社が提供する27インチ4Kのフラッグシップカラーマネジメントモニターです。
写真の精密なレタッチ・印刷物のリファレンス色校正・映像のカラーグレーディングなどに活用できます。
99% Adobe RGB/98% DCI-P3の広色域とHDR対応を備えた27インチのリファレンスモニターです。
EIZO ColorEdge CG2700Xとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EIZO ColorEdge CG2700X |
| メーカー | EIZO株式会社(日本) |
| カテゴリ | ハードウェア / カラーマネジメントモニター |
| 画面サイズ | 27インチ |
| 解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
| 色域 | 99% Adobe RGB / 98% DCI-P3 |
| パネル | IPS |
| 内蔵キャリブレータ | 搭載 |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | 363,000円(税込・EIZOダイレクト)(2026年9月現在) |
| 公式サイト | eizo.co.jp |
EIZO ColorEdge CG2700Xは、2022年に発売されたCGシリーズの27インチフラッグシップモデルです。内蔵キャリブレーションセンサーを搭載しており、自動キャリブレーションにより、メンテナンスフリーで色精度を保てます。
USB-C 94W PD給電に対応しており、MacBook Proなどとのワンケーブル接続も可能です。HDR(HLG/PQ)にも対応し、SDRとHDR両方のコンテンツ制作をカバーします(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
EIZO ColorEdge CG2700Xは買い切り型のモニターです(2026年9月現在)。
| 製品 | 価格帯 | サイズ | 内蔵センサー |
|---|---|---|---|
| ColorEdge CS2740 | 約18万〜22万円 | 27インチ/4K | なし |
| ColorEdge CG2700X | 363,000円(税込・EIZOダイレクト) | 27インチ/4K | あり |
| BenQ SW272U(競合) | 約22万〜24万円 | 27インチ/4K | なし |
CG2700XはBenQ SW272Uより高価格帯ですが、内蔵キャリブレーションセンサー・Delta E≤1・HDR対応・5年保証が付帯します。内蔵センサー不要ならCSシリーズ(約18万〜22万円)がBenQ SWシリーズと同等の価格帯です。
動作環境・システム要件
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| 接続端子 | HDMI 2.0 / DisplayPort 1.4 | USB-C(94W PD対応PC) |
| GPU | 4K 60Hz出力対応GPU | RTX 4000 Ada以上 |
| HDR出力 | HDR10対応GPU・OS | Windows 11 / macOS HDR対応 |
| ソフトウェア | ColorNavigator 7 | ColorNavigator 7(無償) |
実務上のポイントとして、USB-C 94W PD給電はMacBook Pro 14インチのフルスピード充電に対応します(16インチは充電速度が制限される場合があります)。ColorNavigator 7によるネットワーク管理で、スタジオ内の複数台CG2700Xを一括でキャリブレーション設定・スケジュール管理できます。
EIZO ColorEdge CG2700Xの4つの特徴
1. 内蔵キャリブレーションセンサーの自動キャリブレーション
内蔵センサーとColorNavigator 7の連携により、スケジュール設定で自動キャリブレーションを実行できます。深夜や休日の自動実行により、作業中断なしで常に最適な色精度を維持します。外付けセンサー(約3万〜5万円)の別途購入が不要で、長期的なトータルコストでBenQ SW272U + 外付けセンサーと比較して差が縮まります。
2. HDR対応のデュアルワークフロー
HLG/PQ方式のHDRに対応しており、SDRとHDRの両方のコンテンツ制作をカバーします。BenQ SW272U(HDR非対応 or 限定的)と比較して、HDRコンテンツのカラーグレーディングにも対応できる汎用性が強みです。
3. Delta E≤1の色精度
出荷時にDelta E≤1の色精度が保証されており、人間の目では識別できないレベルの色差に抑えられています。印刷リファレンスや映像マスタリングなど、最高精度が求められる用途で安心して使用できます。
4. USB-C 94W PDとKVM機能
USB-C 94W PD給電とKVMスイッチ機能を搭載しており、2台のPCを1組のキーボード・マウスで切り替えて使用できます。デスクトップPCとMacBook Proの切り替えがシームレスに行え、クリエイターの複数環境運用に対応します。
EIZO ColorEdge CG2700Xを編集部が使ってみました
EIZO ColorEdge CG2700Xは、編集部がPERSCの27インチカラーマネジメントモニター候補として検証した製品です。内蔵キャリブレーションセンサーの自動キャリブレーションは非常に便利であり、一度設定すれば完全にメンテナンスフリーで色精度を維持できる安心感がありました。
コスト面では363,000円(税込・EIZOダイレクト)とBenQ SW272Uより高価格帯ですが、内蔵センサー・HDR対応・Delta E≤1・5年保証を考慮すると、業務用途での投資価値は十分にあります。
制約として、27インチの画面サイズは大判印刷物の実寸確認にはやや小さい場合があります。大画面が必要な場合はCG3100Xの検討が必要ですが、価格が大幅に上がります。
27インチで高い色精度と信頼性を求めるプロフェッショナル向けのリファレンスモニターです。
EIZO ColorEdge CG2700Xの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- 内蔵キャリブレーションセンサーの自動運用が非常に便利で、色管理の手間がゼロになったと高く評価されています。
- Delta E≤1の色精度により、印刷物の色再現が安定し、クライアントからの色指摘が減少したと支持されています。
- HDR対応でSDR/HDR両方のワークフローをカバーでき、モニターの使い分けが不要になったと歓迎されています。
- 5年保証と国内製造の信頼性が、業務用途での長期運用に安心感を与えているとの報告があります。
気になる点
- EIZOダイレクトで363,000円(税込)の価格はBenQ SW272Uより高価格であり、コスパ重視のユーザーにはハードルが高いとの指摘があります。
- 27インチの画面サイズがA3印刷物の実寸確認には小さく、32インチが欲しいとの声が挙がります。
- HDR輝度がASUS PA32UCXR(1600nits)と比較して控えめで、HDRリファレンスとしては不十分な場面があるとの意見があります。
まとめ
EIZO ColorEdge CG2700Xは、EIZO株式会社が提供する27インチ4Kのフラッグシップカラーマネジメントモニターです。内蔵キャリブレーションセンサーの自動運用・HDR対応デュアルワークフロー・Delta E≤1の色精度・USB-C 94W PD/KVM機能を特徴とし、EIZOダイレクトでは363,000円(税込)で提供されています。
出荷時Delta E≤1の色精度と内蔵センサーによる自動キャリブレーションを、27インチ4Kで求めるプロフェッショナル向けのリファレンスモニターです。