Mac Studioは、Apple Silicon M5 Max / M5 Ultraチップを搭載したプロフェッショナル向けコンパクトデスクトップです。
大規模3DCGレンダリング環境の構築・8K映像編集用ワークステーションの導入・AI/機械学習用Mac環境のセットアップなどに活用できます。
Mac ProとMac miniの間を埋める位置づけのデスクトップで、映像・3DCG制作に使われています。
Mac Studioとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Mac Studio(M5 Max / M5 Ultra) |
| メーカー | Apple Inc.(米国) |
| カテゴリ | ハードウェア / プロフェッショナルコンパクトデスクトップ |
| サイズ | 19.7×19.7×9.5cm(幅×奥行き×高さ) |
| プロセッサ | Apple M5 Max / M5 Ultra |
| 対応OS | macOS |
| 価格帯 | 419,800円〜(M5 Max)/949,800円〜(M5 Ultra)(税込、2026年9月現在) |
| 公式サイト | apple.com/jp/mac-studio |
Mac Studioは、2026年8月25日に発表され、9月22日に発売されたAppleのプロフェッショナル向けコンパクトデスクトップです。M5 MaxまたはM5 Ultraチップを搭載し、Thunderbolt 5・Wi-Fi 7・Bluetooth 6に対応しています。Mac ProとMac miniの間を埋めるポジションであり、Appleが「Mac史上最もパワフル」とする性能をコンパクトな筐体で実現しています。
映像制作・3DCG・音楽制作のプロフェッショナルに支持される、Macのハイエンドデスクトップです(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Mac Studioは買い切り型のデスクトップPCです(2026年9月現在)。
| 構成 | 価格(税込) | 主な仕様 |
|---|---|---|
| M5 Max / 36GB / 512GB | 419,800円 | 18コアCPU / 32コアGPU |
| M5 Max(40コアGPU)/ 48GB〜 | 527,800円〜 | 18コアCPU / 40コアGPU(48GB以上のメモリが必要) |
| M5 Ultra / 96GB / 1TB | 949,800円 | 30コアCPU / 64コアGPU |
| M5 Ultra(80コアGPU) | 1,183,800円〜 | 36コアCPU / 80コアGPU |
M5 Max構成は419,800円から、M5 Ultra構成は949,800円からで(いずれも税込)、チップ・メモリ・ストレージは購入時に選んで構成します。M5 Ultraの512GBユニファイドメモリは10月後半に発売予定です。
動作環境・システム要件
| 項目 | M5 Max構成 | M5 Ultra構成 |
|---|---|---|
| プロセッサ | M5 Max(18コアCPU / 32コアGPU、40コアGPUも選択可) | M5 Ultra(30コアCPU / 64コアGPU、36コアCPU / 80コアGPUも選択可) |
| メモリ | 36GB(40コアGPU構成で48GB・64GB・128GB) | 96GB(80コアGPU構成で256GB・512GB。512GBは10月後半発売) |
| ストレージ | 512GB(最大8TB SSD) | 1TB(最大16TB SSD) |
| 外部出力 | 最大5台の外部ディスプレイ | 最大8台の外部ディスプレイ |
| ポート | 背面:Thunderbolt 5×4、USB-A×2、HDMI 2.1、10Gb Ethernet/前面:USB-C×2、SDXCカードスロット | 背面:Thunderbolt 5×4、USB-A×2、HDMI 2.1、10Gb Ethernet/前面:Thunderbolt 5×2、SDXCカードスロット |
実務上のポイントとして、M5 Ultra構成のユニファイドメモリ(96GB、最大512GB)は、大規模な3DCGシーン(数千万ポリゴン)や4K/8K ProRes映像の複数ストリーム同時編集に対応できるメモリ容量です。GPU性能も最大80コアGPUにより、BlenderのGPUレンダリングやDaVinci Resolveのリアルタイムカラーグレーディングが高速に処理されます。
Mac Studioの4つの特徴
1. M5 Max / M5 Ultraの処理性能
M5 Max(最大40コアGPU)およびM5 Ultra(最大80コアGPU)は、各GPUコアにNeural Acceleratorを組み込み、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングにも対応しています。8K ProRes映像のリアルタイム編集や、Blenderの大規模シーンのGPUレンダリングなど、プロフェッショナルレベルの高負荷処理に対応します。
2. Thunderbolt 5対応の豊富なポート
M5 Max構成でThunderbolt 5×4、M5 Ultra構成でThunderbolt 5×6(背面4+前面2)を搭載しており、高速外部ストレージ・複数ディスプレイ・PCIe拡張シャーシなど多様なデバイスの同時接続に対応します。M5 Ultra構成は最大8台の外部ディスプレイ出力にも対応しており、マルチモニター環境のスケーラビリティが優れています。
3. 拡張スロットが不要な用途で高いコストパフォーマンス
Mac Studio M5 Ultra構成は949,800円(税込)からで、Appleの発表ではM3 Ultraと比べて最大4.3倍のピーク時AI演算性能を備えます。PCIeの拡張スロットが不要な用途では、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
4. コンパクト筐体でのプロフェッショナル性能
幅19.7×奥行き19.7×高さ9.5cmの筐体にM5 Max / M5 Ultraの処理性能を収めています。タワー型ワークステーションと比べて設置スペースが小さく、スタジオやオフィスの限られたスペースにハイエンド制作環境を構築できます。
Mac Studioを編集部が使ってみました
Mac Studioは、編集部がPERSCのmacOSハイエンド制作環境として検討した製品です。M5 Max構成は419,800円(税込)〜で、プロフェッショナルレベルの性能が得られ、Mac環境のメインワークステーションに向きます。
コスト面では、M5 Max構成は419,800円〜、M5 Ultra構成は949,800円〜(いずれも税込)で、拡張スロットが不要であればMac Studioが有力な選択肢です。
制約として、Mac ProのPCIe拡張スロットがないため、専用のビデオキャプチャカードやRAIDコントローラーの内蔵ができません。また、macOS非対応のCADソフト(AutoCAD Windows版等)はネイティブ動作しないため、Windows環境との併用が必要なケースがあります。メモリ・ストレージの後からの拡張もできません。
Mac環境でのハイエンドクリエイティブ制作を、コンパクト筐体とコスパで実現したいプロフェッショナルに向くデスクトップです。
Mac Studioの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- Mac Studioの処理性能が、プロフェッショナルな映像編集や3DCGレンダリングを快適にこなすと高く評価されています。
- 拡張スロットが不要な用途でのコスパの高さが支持されています。
- コンパクト筐体でハイエンド性能が得られ、スタジオの省スペース化に貢献すると歓迎されています。
- Thunderbolt 5対応の豊富なポートが、高速外部ストレージと多数のディスプレイ接続に対応できると重宝されています。
気になる点
- PCIe拡張スロットがないため、専用キャプチャカード等の内蔵ができないとの指摘があります。
- Ultra構成は高額との声が挙がります。
- メモリ・ストレージの後からの拡張ができないため、購入時の構成選択が重要との意見があります。
まとめ
Mac Studioは、Apple M5 Max / M5 Ultraチップ搭載のプロフェッショナル向けコンパクトデスクトップです。M5 Max / M5 Ultraの高い処理性能・Thunderbolt 5対応の豊富なポート・拡張スロットが不要な用途での高いコストパフォーマンス・コンパクト筐体でのプロ性能を特徴とし、419,800円(税込)〜で提供されています。
Mac環境でのハイエンド制作を、幅19.7×奥行き19.7cmのコンパクト筐体で実現したいプロフェッショナル向けのデスクトップです。