Stable Diffusionは、英国Stability AIが開発したオープンソース画像生成AIモデルです。
モデル本体のオープンソース化・年商$1M未満の商用無料・Brand Studio(旧DreamStudio)/API/ローカル実行の多様な提供形態で、CGクリエイター・ゲーム開発者・画像生成AI研究者に活用されています。
2022年8月の初期リリース以降、Civitai・Hugging Face等でカスタムモデルやLoRAが流通しています。
Stable Diffusionとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | Stable Diffusion |
| 提供元 | Stability AI(英国) |
| カテゴリ | AI建築 / オープンソース画像生成AIモデル |
| 主な機能 | オープンソース画像生成、ローカル実行・API・Brand Studio複数提供 |
| 動作環境 | Web / Windows / Mac / Linux(ローカル実行可) |
| 料金 | モデル本体はオープンソース(年商$1M未満は商用無料・Community License)。DreamStudioはBrand Studioに改称し、クレジットは月額サブスクリプションで付与(Core/Enterpriseの2プラン)。API(1クレジット=$0.01)SDXL 0.9クレジット〜/画像、SD3.5 Medium 3.5クレジット/画像(2026年9月現在) |
| 公式サイト | stability.ai |
Stable Diffusionは、英国Stability AIが開発したオープンソース画像生成AIモデルです。2022年8月に初期リリースされ、オープンソースコミュニティで広く使われています。
提供形態は3種類あり、モデル本体のオープンソース版(自前GPUでローカル実行)、Stability AI公式のBrand Studio(旧DreamStudio)Web版(月額サブスクリプションでクレジット付与)、API経由利用(1クレジット=$0.01。SDXL 0.9クレジット〜、SD3.5 Medium 3.5クレジット/画像)です。年商$1M未満の小規模ユーザーには商用無料のCommunity Licenseが適用される設計で、個人〜中小企業のAI画像生成普及を大きく後押ししました。
料金プラン・ライセンス形態
Stable Diffusionは3種類の提供形態があります(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| オープンソース版 | 無料(Community License) | 年商$1M未満は商用無料、自前GPU運用 |
| Brand Studio(旧DreamStudio) | 月額サブスクリプション(Core/Enterprise) | Stability AI公式Web版 |
| API SDXL | 0.9クレジット〜/画像(1クレジット=$0.01) | 低単価API、大量運用向け |
| API SD3.5 Medium | 3.5クレジット/画像 | SD3.5系モデル、高品質 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 年商$1M以上、商用ライセンス |
Community Licenseでは、年商$1M未満であれば商用利用が無料です。API SDXLは0.9クレジット〜/画像(1クレジット=$0.01)で、大量バッチ生成に使えます。SD3.5 Mediumは品質重視時に3.5クレジット/画像で選択できる上位APIです。
動作環境・システム要件
Stable Diffusionはマルチ提供形態のため、運用方法により環境が異なります(2026年9月現在)。
| 項目 | 推奨環境 |
|---|---|
| ローカル実行時 | Windows / macOS / Linux、NVIDIA RTX 3060(12GB)以上推奨 |
| Brand Studio / API利用時 | ブラウザ / APIクライアント |
| メモリ(ローカル) | 16GB以上推奨、32GBで快適 |
| ストレージ | モデル50〜100GB程度 |
| ホストGUI | AUTOMATIC1111 WebUI / ComfyUI / Diffusers |
ローカル実行ではVRAM 12GB以上のGPUが推奨で、RTX 4090(24GB)クラスがあればSDXLや SD3等の大型モデルも快適に運用できます。Brand Studio・APIを使う場合は、端末側のスペック要求は軽めで済みます。
Stable Diffusionの5つの特徴
1. オープンソースによるコミュニティエコシステム
オープンソース公開により、Civitai・Hugging Face等で数万以上のカスタムモデル・LoRA・ControlNet等が流通しています。このコミュニティエコシステムは、オープンソースならではの特徴です。
2. Community Licenseの寛容性
年商$1M未満の商用利用が無料となるCommunity License設計は、個人クリエイター・小規模スタジオ・中小企業にとって極めて戦略的価値の高い条件です。商用AI画像生成ツールのサブスク費用を完全回避できるため、長期的なコスト圧縮に大きく貢献します。
3. 3種類の提供形態
ローカル実行・Brand Studio・API という3種類の提供形態が選べる設計は、ユーザーの技術レベル・用途・規模に応じた最適選択を可能にします。技術者はローカル、一般ユーザーはBrand Studio、開発者はAPI という使い分けができます。
4. 低単価APIの大量生成対応
API SDXLの単価は0.9クレジット〜/画像(1クレジット=$0.01)で、大量バッチ生成のコストを抑えたい用途に向きます。
5. AI建築ツールのベース技術
Interior AI・Dream Textures・ArchiLabs等のAI建築ツールが、Stable Diffusionをベース技術として採用しています。
Stable Diffusionを編集部が使ってみました
Stable Diffusionは、ローカルで実行できるオープンソースのAI画像生成モデルです。編集部がPERSCのAI画像制作検証で運用したところ、ローカル実行の自由度・Community Licenseの経済性・豊富なカスタムモデルエコシステムは、商用クローズドモデルでは得られない戦略的価値を提供していました。
コスト面では、自前GPU運用時のランニングコストはほぼゼロ、API利用時も 0.9クレジット〜/画像(1クレジット=$0.01)からモデルに応じた幅広いレンジで、用途に応じた最適化が可能です。Community Licenseの「年商$1M未満で商用無料」という条件のため、年商がこの範囲に収まる中小企業・個人クリエイターは無料で商用利用できます。
制約としては、ローカル運用にはVRAM 12GB以上のGPUが必要で、導入初期の設備投資は大きくなります。また、画質を最優先する用途では、SDXLでは物足りない場面があります。それでもコミュニティエコシステムの厚さとカスタマイズ性は強みです。
オープンソース画像生成を業務導入したい個人クリエイター・中小企業、API経由で大量生成コストを圧縮したい開発チーム、自前GPU環境でカスタムモデル運用を行うプロクリエイターにとって、Stable Diffusionはローカル実行とCommunity Licenseの両面で検討しやすいモデルファミリーです。
Stable Diffusionの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- オープンソースによるCivitai・Hugging Face等のコミュニティエコシステムの充実が、高く評価されています。
- Community License「年商$1M未満で商用無料」の寛容性が、中小企業・個人から強く支持されています。
- ローカル実行・Brand Studio・APIの3種類提供形態が、ユーザーの技術レベル・用途に応じた選択を可能にすると好評です。
- API SDXL 0.9クレジット〜/画像(1クレジット=$0.01)の低単価が、大量バッチ生成のコスト圧縮に戦略的価値があるとの声があります。
気になる点
- ローカル運用にはVRAM 12GB以上のGPU環境が必要で、導入初期の設備投資が大きいとの指摘があります。
- 画質を最優先する用途では、最新の商用モデルのほうが合う場面があるとの意見があります。
- 年商$1M以上の大企業には商用ライセンス契約が別途必要との声があります。
まとめ
Stable Diffusionは、英国Stability AIが開発するオープンソース画像生成AIモデルです。モデル本体のオープンソース化(Community License:年商$1M未満で商用無料)、Brand Studio(旧DreamStudio)の月額サブスクリプション、API(1クレジット=$0.01。SDXL 0.9クレジット〜・SD3.5 Medium 3.5クレジット/画像)の3種類の提供形態を持ちます。
オープンソースエコシステムの厚さとCommunity License の寛容性、3種類の提供形態の柔軟性を備え、CGクリエイター・ゲーム開発者・研究者・中小企業が用途に応じて使い方を選べる画像生成AIです。