Verasは、米国EvolveLAB社が開発するBIM/CAD統合型のAIレンダリングプラグインです。
SketchUp・Revit・Rhino・Autodesk Forma・Archicad・Vectorworksという主要BIM/CADソフトにプラグインとして組み込まれ、既存設計ワークフローで活用できます。Chaos傘下の製品です。
Chaosの製品として提供されることで、AI建築レンダリング市場における重要な選択肢であり続けています。
Verasとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Veras |
| 提供元 | EvolveLAB(米国、2025年にChaosが買収) |
| カテゴリ | AI建築 / BIM/CAD統合型AIレンダリングプラグイン |
| 主な機能 | 主要BIM/CADソフトからの直接レンダリング、AIベースのビジュアライゼーション |
| 動作環境 | SketchUp / Revit / Rhino / Autodesk Forma / Archicad / Vectorworks プラグイン+Web |
| 料金 | 無料トライアル14日間(100クレジット)、Starter ¥3200/月(年払い ¥31,200/年)、Pro ¥7900/月(年払い ¥46,800/年)、Ultra ¥19400/月、教育向けはVerasを含むStudent Collectionで提供(税別)(2026年9月現在) |
| 公式サイト | evolvelab.io/veras |
Verasは、米国 EvolveLABが開発するBIM/CAD統合型AIレンダリングツールです。EvolveLABは2025年にChaos(V-Rayの開発元)に買収され、現在はChaosの製品として販売されており、建築業界での信頼性が担保されている点が特徴です。
対応ソフトは SketchUp・Revit・Rhino・Autodesk Forma・Archicad・Vectorworksの6種類です。BIM運用を業務基盤とする設計事務所にとって、既存のワークフローに馴染みやすい設計です。
料金プラン・ライセンス形態
VerasはStarter/Pro/Ultraの段階的なプラン構成で、学生向けにはVerasを含むStudent Collectionの料金も提供されています(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| 無料トライアル | 0円(14日間) | 100クレジットまでの試用 |
| Starter | ¥3200/月(年払いは¥31,200/年、税別) | 500クレジット、画像・動画生成 |
| Pro | ¥7900/月(年払いは¥46,800/年、税別) | 2,000クレジット、画像・動画生成 |
| Ultra | ¥19400/月(税別) | 6,000クレジット、大量生成向け |
学生向けにはVerasを含むStudent Collection(Corona・Enscape・V-Ray)が用意されています。Starter・Pro・Ultraはいずれも価格が公開されており、事前に比較できます。14日間・100クレジットの無料トライアルで、実力確認してから有料切替する導線が用意されています。
動作環境・システム要件
Verasはプラグイン+Web構成で、BIM/CADホスト側の要件が主です(2026年9月現在)。
| 項目 | 推奨環境 |
|---|---|
| 対応ソフト | SketchUp / Revit / Rhino / Autodesk Forma / Archicad / Vectorworks |
| OS | Windows(各BIMソフトの推奨環境に準じる) |
| メモリ | 16GB以上推奨(BIMモデル規模次第で32GB) |
| GPU | NVIDIA RTX 3060相当以上推奨(ホスト側) |
| ネットワーク | クラウド生成のため安定回線必須 |
Revit・Archicadといった大規模BIMソフトを動かす前提のため、ワークステーションクラスの端末が実務で推奨されます。Verasプラグイン自体は軽量ですが、ホストソフトの負荷と合わせて考慮する必要があります。
Verasの5つの特徴
1. 6種類のBIM/CADソフトへのプラグイン対応
SketchUp・Revit・Rhino・Autodesk Forma・Archicad・Vectorworksという建築業界の主要6ソフトに対応しています。VisoidやArkoAIと並ぶ広範なカバレッジで、複数BIM/CADソフトを運用する企業にとって有利な選択肢です。Autodesk Formaへの対応は他社で珍しく、Forma採用組織には特に価値があります。
2. Chaos製品としての信頼性
V-Rayの開発元として知られるChaosがVerasを提供している点は、建築業界での信頼性の裏付けとなります。Chaos Enscape・Chaos V-Rayと同じエコシステム内で運用できる点は、既存のChaos製品ユーザーにとってスムーズな導入を可能にします。
3. EvolveLABによる建築領域特化
開発元EvolveLABは建築向けAIツールを複数展開しており、建築業界のニーズを熟知した設計思想を持ちます。GlyphやModumetricなど、BIM運用に特化したプロダクトを手がけてきた実績が、Verasの建築実務適合性に反映されています。
4. 学生向けのStudent Collection
学生向けにVerasを含むStudent Collection(Corona Student Collection ¥9,000/年〜、税別)を提供しており、建築系学生の導入しやすさを確保しています。MyArchitectAIや Vibe3D(学割50%)と並び、教育市場を意識した料金設計が、次世代の建築AIユーザー層の育成に貢献しています。
5. 14日間100クレジットの無料トライアル
無料トライアルは14日間で100クレジット(画像・動画生成で共通)と、実業務での実力確認に十分な量が設定されています。BIMモデルからのレンダリング精度・プラグイン動作の安定性・既存ワークフローへの適合性を、本番案件に近い条件で検証できる設計です。
Verasを編集部が使ってみました
Verasは、BIM/CAD統合とChaosブランドの信頼性を両立したAI建築レンダリングツールです。編集部がPERSCのBIM検討で試用したところ、Revitからの直接レンダリング呼び出しはBIMワークフローに自然に馴染み、既存のChaos製品ユーザーにとってはさらに導入の敷居が低い印象でした。
コスト面では、Starter ¥3200/月・Pro ¥7900/月・Ultra ¥19400/月(いずれも税別、月払い)と料金が公開されており、学生向けにはVerasを含むStudent Collectionも用意されています。
制約としては、独自の建築特化エンジン(LookX AIのArchiNetやmnml.aiのArchDiffusion等)と比較すると、VerasのAIモデル詳細は公表が限定的で、モデル比較情報が少ない点が留意点です。
Chaosエコシステムを業務基盤とする設計事務所、Autodesk Forma運用チーム、6種類のBIM/CADソフトを並行運用する大規模組織、教育機関でAI建築ツールを導入したい学校にとって、Verasは検討する価値のある選択肢です。
Verasの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- SketchUp・Revit・Rhino・Autodesk Forma・Archicad・Vectorworksという6種類のBIM/CAD対応が、広範なカバレッジとして高く評価されています。
- Chaosが提供する信頼性が、建築業界での安心材料として支持されています。
- 教育向けの料金が、学生・教員にとって導入しやすいと好評です。
- 既存のChaos製品(V-Ray/Enscape)ユーザーにとって、エコシステム統合がスムーズとの声があります。
気になる点
- 以前はStandard料金が要問い合わせで事前比較がしにくいとの指摘がありましたが、現在はStarter/Pro/Ultraの価格が公開されています(2026年9月現在)。
- AIモデルの詳細が公表限定で、建築特化エンジン各社との比較情報が少ないとの意見があります。
- 日本語UIやサポートは限定的で、Chaos Japan経由での問い合わせが基本となる場面があるとの声があります。
まとめ
Verasは、米国EvolveLABが開発し、Chaosが提供するBIM/CAD統合型AIレンダリングプラグインです。SketchUp・Revit・Rhino・Autodesk Forma・Archicad・Vectorworksという6種類のBIM/CADソフトに対応し、14日間の無料トライアル(100クレジット)から、Starter ¥3200/月〜Ultra ¥19400/月(税別)のプラン、学生向けのStudent Collectionまで提供します。
Chaosブランドの信頼性と建築業界特化のEvolveLABの設計思想を兼ね備え、BIM設計事務所・Chaosエコシステム運用チーム・教育機関にとって、AI建築レンダリング市場における信頼性の高い選択肢です。