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Epson SureColor

★★★★☆ 4.1 有料 日本語完全対応
使いやすさ 4.0
機能 4.2
サポート 4.2
コスパ 4.0
評価の詳細

Epson SureColorは、セイコーエプソンが提供するCAD・グラフィック・写真用の大判インクジェットプリンタシリーズです。

建築図面のA1/A0出力・建築パースのカラー印刷・POP/サイン制作などに活用でき、設計事務所やスタジオの出力業務を内製化できます。

CAD・POP向けのSC-T系と、写真・グラフィック向けのSC-P系の2シリーズを展開しています。

Epson SureColorシリーズとは

項目内容
製品名Epson SureColor(SC-T / SC-P シリーズ)
メーカーセイコーエプソン株式会社(日本・長野)
カテゴリハードウェア / 大判インクジェットプリンタ
主要シリーズSC-T(CAD/POP用)/ SC-P(写真/グラフィック用)
価格帯モデルにより異なる(例:SC-T3750D 575,400円、SC-P8550DL 1,152,900円/標準価格・税別)(2026年9月現在)
公式サイトepson.jp

Epson SureColorは、用途別に大きくSC-T(CAD・POP・テクニカル向け)とSC-P(写真・グラフィックアート向け)の2シリーズで構成されています。2023年にはSC-T3750D/SC-P6550Dなど5機種9モデルが追加され、SC-T系はレッドインク、SC-P系はグレーインクを搭載しました。

Windows・macOS・iOS・Androidからの出力に対応し、Epson純正ドライバに加えてRIPソフトウェアにも対応しています(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

Epson SureColorは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。

モデル用途最大用紙幅価格帯
SC-T3150CAD/POP(A1ノビ)24インチ—
SC-T3750DCAD/POP(A1ノビ)24インチ575,400円(標準価格・税別)
SC-T5750DCAD/POP(A0ノビ)36インチ680,400円(標準価格・税別)
SC-P6550D写真/グラフィック(A1ノビ)24インチ575,400円(標準価格・税別)
SC-P8550DL写真/グラフィック(B0ノビ)44インチ1,152,900円(標準価格・税別)

ランニングコストとしてインクカートリッジ代が発生し、SC-T3750D用のインクは1本8,000円(110ml)〜33,400円(700ml)(標準価格・税別)です。

動作環境・システム要件

項目SC-T3750DSC-P6550D
最大用紙幅24インチ(A1ノビ)24インチ(A1ノビ)
インク6色顔料(レッドインク搭載)6色顔料(グレーインク搭載)
解像度最大2400×1200dpi最大2400×1200dpi
接続USB / 有線LAN / Wi-FiUSB / 有線LAN / Wi-Fi
対応OSWindows / macOS / iOS / AndroidWindows / macOS / iOS / Android
設置サイズW1,365×D499×H975mmW1,365×D499×H975mm

実務上のポイントとして、CAD図面の出力にはSC-T系で十分な品質が得られますが、建築パースや写真のカラー出力にはSC-P系が推奨です。設置には外形寸法で幅約1.4m×奥行約0.5mのスペースが必要です。

Epson SureColorの4つの特徴

1. PrecisionCoreプリントヘッドによる高精細出力

SureColorシリーズはEpson独自のPrecisionCoreプリントヘッドを採用しており、最大2400×1200dpiの高精細出力が可能です。CAD図面の細線や文字を鮮明に再現し、建築確認申請用の図面出力にも対応できます。ノズル密度の高さが特徴です。

2. 用途別の明確なシリーズ構成

SC-T系はCAD/POP/テクニカル向け、SC-P系は写真/グラフィックアート向けと、用途に応じた選択が明確です。建築設計事務所であればSC-T系、建築パース制作やフォトスタジオであればSC-P系が適しています。用途が混在する場合はSC-P系を選択することで両方をカバーできます。

3. 高速出力とロール紙自動切替

SC-T3750DはA1普通紙でポスター約21秒、CAD図面約27秒の高速出力に対応しています。ダブルロール搭載モデルでは、異なる用紙種類やサイズのロールを自動切替でき、用紙交換の手間を削減できます。複数プロジェクトの図面を連続出力する設計事務所での効率向上に貢献します。

4. 2023年モデルのレッド・グレーインク搭載

2023年発売のSC-T3750D等はレッドインク、SC-P6550D等はグレーインクを搭載しました。レッドインクはPOPやポスターで求められる鮮やかな赤色の再現に、グレーインクは人肌などの階調表現に効き、SC-P系は6色ながら従来の9色機と同等の写真画質をうたっています。

Epson SureColorを編集部が使ってみました

Epson SureColorは、編集部がCAD図面と建築パースの出力用として検証した大判プリンタです。SC-T3750Dを導入し、A1サイズのCAD図面出力を中心にテストしました。ファーストプリントの速さと線画の鮮明さは実務に十分な品質です。

コスト面ではSC-T3750D本体が575,400円(標準価格・税別)、ランニングコストは公式値でA1普通紙のCAD図面約12円・ポスター約66円です。外注印刷と比較すると、出力枚数が多い環境では内製化のメリットが出てきます。

制約として、設置スペースの確保が必要です。また、インクヘッドの乾燥を防ぐため定期的な出力が推奨されており、使用頻度が極端に少ない環境ではインク詰まりのリスクがあります。

月に一定量のCAD図面やパースを出力する設計事務所やスタジオにおすすめです。

Epson SureColorの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • CAD図面の細線が鮮明に出力され、建築確認申請にも使えると高く評価されています。
  • ダブルロール対応で用紙交換の手間が減り、業務効率が上がったとの声があります。
  • Wi-Fi対応でiPadからも出力でき、現場での即時プリントが便利だと好評です。
  • 外注印刷から切り替えた結果、年間のコスト削減を実感したとの報告があります。

気になる点

  • インクカートリッジの単価が高く、ランニングコストが気になるとの指摘があります。
  • 使用頻度が少ないとインク詰まりが発生しやすいとの声が挙がります。
  • 設置サイズが大きく、小規模オフィスではスペース確保に苦労するとの意見があります。

まとめ

Epson SureColorは、セイコーエプソンが提供するCAD・グラフィック・写真用の大判プリンタシリーズです。PrecisionCoreプリントヘッド・用途別シリーズ構成・高速出力・2023年モデルのレッド/グレーインク搭載を特徴とし、SC-T3750Dの575,400円からSC-P8550DLの1,152,900円(いずれも標準価格・税別)まで、モデルごとの価格で展開されています。

CAD図面や建築パースの出力を内製化したい設計事務所やスタジオにとって、国内サポートも充実した信頼性の高い選択肢です。

編集部評価の詳細

Epson SureColorは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.0 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.2 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.2 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

4.0 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。