Jump Desktopは、米国Phase Five Systemsが開発するマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップクライアントです。
独自のFluidプロトコルによる低遅延接続を実現しており、macOS・iOS・iPadOS・Windows・Androidから遠隔地のPCに接続して、3DCG制作・映像編集・設計作業などに活用できます。
Apple製品との親和性が高く、Mac/iPadからの遠隔作業に使われています。
Jump Desktopとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Jump Desktop(RDP, VNC, Fluid対応) |
| メーカー | Phase Five Systems(米国) |
| カテゴリ | ハードウェア / リモートデスクトップクライアント |
| 主な機能 | RDP / VNC / Fluid(独自プロトコル)接続・マルチプラットフォーム・キーボードマッピング |
| 対応OS | Windows / macOS / Linux / Web / iOS / Android |
| 料金 | macOS版 $14.99(買い切り) / iOS版 買い切り / Jump Desktop Connect サブスク |
| 公式サイト | jumpdesktop.com |
Jump Desktopは、2010年から提供されているマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップクライアントです。RDP・VNCに加えて独自のFluidプロトコルに対応しており、プロトコルの種類に応じた最適な接続が可能です。特にmacOS・iOS/iPadOSとの親和性が高く、MacからWindows PCへの接続やiPadからの遠隔作業に広く使用されています。
Mac版・iOS版はそれぞれ別購入が必要ですが(Windows版とブラウザからの利用は無料)、買い切りライセンスのため継続コストが発生しません(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Jump Desktopの個人向けアプリは、Windows版が無料、Mac版・iOS版がプラットフォームごとの買い切りライセンスです(2026年9月現在)。
| プラットフォーム | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| macOS版 | $14.99(買い切り) | RDP / VNC / Fluid対応 |
| iOS / iPadOS版 | 買い切り | RDP / VNC / Fluid対応 |
| Windows版 | 別売 | RDP / VNC対応 |
| Jump Desktop Connect | サブスク | 法人向けリモートアクセス管理 |
macOS版は$14.99の買い切り価格で、一度の支払いで継続利用できる点がメリットです。
動作環境・システム要件
| 項目 | ホスト(接続先) | クライアント(接続元) |
|---|---|---|
| OS | Windows / macOS / Linux | macOS / iOS / iPadOS / Windows / Android |
| プロトコル | RDP / VNC / Fluid | RDP / VNC / Fluid |
| ネットワーク | インターネット接続必須 | インターネット接続必須 |
| Fluid要件 | Fluid Serverインストール | 最新版アプリ |
実務上のポイントとして、Fluidプロトコルを使用する場合はホスト側にFluid Serverのインストールが必要です。RDPやVNCのみで接続する場合は、ホスト側の追加インストールは不要です。iPadからの接続時にはiPad用のキーボードマッピング機能が便利です。
Jump Desktopの4つの特徴
1. 独自Fluidプロトコルによる低遅延接続
Jump Desktop独自のFluidプロトコルは、RDPやVNCと比較して低遅延かつ高画質な画面転送を実現します。一般的なRDP接続と比較して大幅に滑らかな操作感が得られます。
2. Apple製品との優れた親和性
macOS・iOS・iPadOSのネイティブアプリが高品質で、Apple製品のジェスチャー操作やキーボードショートカットに最適化されています。
3. 買い切りライセンスの経済性
macOS版$14.99の買い切りライセンスのため、継続的な支払いが発生しません。フリーランスや個人クリエイターに向きます。
4. RDP/VNC/Fluidの3プロトコル対応
1つのアプリでRDP・VNC・Fluidの3つのプロトコルに対応しており、接続先の環境に応じた最適なプロトコルを選択できます。Windows PCにはRDP、macOSにはVNCまたはFluid、Linux環境にはVNCと、柔軟な接続が可能です。
Jump Desktopを編集部が使ってみました
Jump Desktopは、編集部がMac/iPadからのリモートアクセス環境を検討する中で確認したクライアントです。macOSネイティブアプリの完成度が高く、Apple製品ユーザーにとっては快適に使えるリモートデスクトップだと感じています。
コスト面では、$14.99の買い切りは非常に経済的です。Apple製品との親和性を考慮すると、$14.99の投資価値は十分にあります。
制約として、遅延の少なさやカラー精度に特化したツールではないため、3DCGのリアルタイムプレビューのような用途には向きません。また、プラットフォームごとに別購入が必要なため、複数OSで使用する場合はトータルコストが増加します。
Mac/iPadをメインデバイスとして使用し、Windows PCにリモートアクセスしたいクリエイターに向く、買い切りのクライアントです。
Jump Desktopの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- macOS/iOS/iPadOSとの親和性の高さが、Apple製品ユーザーから評価されています。
- 買い切りライセンスの経済性が、サブスク型と比較して長期的なコスト削減に支持されています。
- Fluidプロトコルの低遅延が、RDP/VNCを超える操作感として歓迎されています。
- 3プロトコル対応の柔軟性が、多様な接続先環境への対応力として重宝されています。
気になる点
- 遅延の少なさに特化したツールではなく、リアルタイム性の高い作業には向かないとの指摘があります。
- プラットフォームごとに別購入が必要で、複数OS利用時のコストが増えるとの声が挙がります。
- 法人向け管理機能はJump Desktop Connectが必要で、追加のサブスク費用が発生するとの意見があります。
まとめ
Jump Desktopは、Phase Five Systemsが開発するマルチプラットフォーム対応のリモートデスクトップクライアントです。独自Fluidプロトコル低遅延・Apple製品との優れた親和性・買い切りライセンスの経済性・RDP/VNC/Fluid 3プロトコル対応を特徴とし、macOS版$14.99の買い切りで提供されています。
Mac/iPadユーザーにとって、買い切りで長く使えるリモートデスクトップクライアントです。