使いやすさ
UIの分かりやすさ・学習コスト
2.8/ 5.0
使いやすさの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。
編集部レビュー作成中NVIDIA Omniverse Cloudは、NVIDIAが提供するUSD(Universal Scene Description)ベースの3Dコラボレーション・シミュレーションクラウドプラットフォームです。
建築デジタルツイン・大規模3Dシーン共同編集・物理シミュレーション・AI連携などに活用でき、建築設計・製造業・映像制作のワークフローを変革する可能性を持っています。
Physical AIとUSD基盤のクラウドプラットフォームとして、3DCG業界で今後さらに需要が高まっていくと考えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | NVIDIA Omniverse Cloud / Omniverse Enterprise |
| 提供元 | NVIDIA Corporation(米国) |
| カテゴリ | ハードウェア / 3Dコラボレーション・クラウドプラットフォーム |
| 主な機能 | USD基盤3Dコラボレーション・物理シミュレーション・Cloud APIs・マルチソフト連携 |
| 対応OS | Webブラウザ / Windows / Linux(クラウド経由) |
| 料金 | Enterprise $4,500/年/GPU〜 / 個人: Omniverse無料 / Cloud: AWS/Azure従量 |
| 公式サイト | nvidia.com/omniverse/cloud |
NVIDIA Omniverse Cloudは、USD(Universal Scene Description)を基盤とした3Dコラボレーション・シミュレーションプラットフォームのクラウド版です。2022年のGTCで発表され、2024年にはCloud APIsの提供やAWS/Azureマーケットプレイスでの展開が開始されました。複数のDCCツール(3ds Max・Maya・Blender・Revit等)のシーンをUSD経由でリアルタイム共有し、クラウド上で共同編集できます。
個人向けのOmniverse(無料)と、法人向けのEnterprise/Cloud(有料)の二層構造で提供されています(2026年4月現在)。
NVIDIA Omniverseは無料版と有料Enterprise版を提供しています(2026年4月現在)。
| プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| Omniverse(個人) | 無料 | 個人利用・ローカルインストール |
| Enterprise | $4,500/年/GPU〜 | 法人向け・Nucleus Server・チーム機能 |
| Cloud(AWS/Azure) | 従量課金 | AWS/Azureマーケットプレイス経由 |
Enterprise $4,500/年/GPUは、3DCGスタジオの大規模コラボレーション環境としてはプレミアムな価格帯です。Parsec(リモートアクセス)やVagon(クラウドPC)とは根本的に異なり、Omniverseは3Dシーンの共同編集・シミュレーション基盤であり、単純なリモートデスクトップではありません。
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA RTX A6000 / RTX 4090以上 |
| CPU | Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 | Intel Xeon / AMD Threadripper |
| メモリ | 32GB | 64GB以上 |
| OS | Windows 10/11 / Ubuntu 20.04+ | 同左 |
実務上のポイントとして、OmniverseはNVIDIA RTX GPUのレイトレーシング機能を活用するため、NVIDIA GPU必須です。AMD GPUでは動作しません。Cloud版を使用する場合は、クライアント側のGPU要件は緩和されます。
Omniverseの最大の特徴は、USD(Universal Scene Description)を共通フォーマットとして、3ds Max・Maya・Blender・Revit・SketchUp等の異なるDCCツールのシーンをリアルタイムで共有・共同編集できる点です。Chaos Cosmos(V-Ray/Corona統合素材)やFab(マーケットプレイス)とは異なり、制作ワークフロー自体を統合するプラットフォームです。
NVIDIA RTX GPUのハードウェアレイトレーシングを活用した高品質なリアルタイムレンダリング環境を提供します。V-RayやCorona等のオフラインレンダラーとは異なり、シーンの変更がリアルタイムにフォトリアル品質で反映されます。
2024年のGTCで発表されたPhysical AI機能により、物理シミュレーションやAI推論をOmniverse上で統合できます。建築のデジタルツイン・工場レイアウトシミュレーション・自動運転シナリオ生成など、3DCGを超えた産業応用が広がっています。
AWS/Azureマーケットプレイス経由でOmniverse環境をクラウド上にデプロイでき、自社でGPUサーバーを構築せずにOmniverseを利用できます。EC2 G6(NVIDIA L4)やAzure NCas T4v3等のGPUインスタンス上でOmniverseを実行できます。
NVIDIA Omniverse Cloudは、編集部が3DCGコラボレーション基盤として注目しているプラットフォームです。USDベースのマルチソフト連携は、異なるDCCツールを使うチーム間の共同作業を根本的に効率化する可能性があります。
コスト面では、Enterprise $4,500/年/GPUは中小スタジオには高額です。ただし個人向けOmniverseは無料で試用でき、USD連携の基本機能を体験できます。大規模スタジオやデジタルツインを活用する建設会社にとっては、ワークフロー効率化の投資として妥当な水準です。
制約として、NVIDIA RTX GPU必須という要件はAMD GPUユーザーを完全に排除します。また、USDワークフローの導入は既存のワークフローからの移行コストが発生します。Omniverseの真価を発揮するには、チーム全体でのUSD採用が前提となります。
USD基盤の3Dコラボレーションやデジタルツインに投資する準備がある大規模スタジオにとって、NVIDIA Omniverse Cloudは次世代の3DCGワークフロー基盤です。
NVIDIA Omniverse Cloudは、NVIDIAが提供するUSD基盤の3Dコラボレーション・シミュレーションクラウドプラットフォームです。マルチソフト3Dコラボレーション・RTXリアルタイムレンダリング・Physical AI/デジタルツイン・AWS/Azureクラウド提供を特徴とし、個人無料/Enterprise $4,500/年/GPU〜で提供されています。
USD基盤の3Dコラボレーションとデジタルツインに取り組む大規模スタジオにとって、次世代の3DCGワークフロー基盤です。
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