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OWC Thunderbay

★★★★☆ 3.8 有料 日本語非対応
使いやすさ 3.8
機能 4.0
サポート 3.7
コスパ 3.7
評価の詳細

OWC ThunderBayシリーズは、OWC(米国)が提供するThunderbolt接続のRAID DAS(直結型ストレージ)です。

4K/8K映像素材の高速読み書き・大容量データのRAIDバックアップ・Mac環境での拡張ストレージなどに活用できます。

Thunderbolt 3/4接続のマルチベイDASとして、映像クリエイター向けストレージ市場で注目度がさらに上がっています。

OWC ThunderBayシリーズとは

項目内容
製品名OWC ThunderBay シリーズ(ThunderBay 4 / 8 / Flex 8)
メーカーOWC(Other World Computing、米国)
カテゴリハードウェア / RAID DAS
接続方式Thunderbolt 3(40Gb/s)
対応OSWindows / macOS
価格帯ThunderBay 4 $399.99〜、ThunderBay 8 $849.99〜、ThunderBay Flex 8 $1,299.99〜(公式ストア表示、2026年9月現在)
公式サイトowc.com

OWC ThunderBayは、2014年の初代モデル以来、Thunderbolt接続のRAID DASとして映像制作現場で広く使われています。NAS(ネットワーク接続)ではなくDAS(直結)のため、ネットワーク遅延なしの高速アクセスが可能です。

現行のThunderBayファミリーは、4ベイのThunderBay 4、8ベイのThunderBay 8、8ベイ+PCIe拡張スロット付きのThunderBay Flex 8の3製品です(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

ThunderBayは買い切り型のハードウェア製品です。筐体のみとHDD/SSD搭載済み構成が用意されています(2026年9月現在)。

モデル価格(公式ストアの最低価格)ベイ数RAID
ThunderBay 4$399.99〜4ベイソフトウェアRAID(SoftRAID付属)
ThunderBay 8$849.99〜8ベイソフトウェアRAID(SoftRAID付属)
ThunderBay Flex 8$1,299.99〜8ベイソフトウェアRAID(SoftRAID)/ハードウェアRAIDモデルあり

HDD/SSD搭載済み構成は容量により価格が変わります。NAS+10GbEアダプタ+10GbEスイッチの構成と比較すると、1対1の直結環境ではThunderBayの方がシンプルかつ高速です。

動作環境・システム要件

項目ThunderBay 4ThunderBay Flex 8
ベイ数2.5/3.5インチ SATA×48ベイ(SATA/SAS、上段4ベイはU.2 NVMe対応)
接続Thunderbolt 3(40Gbps)Thunderbolt 3(40Gbps)
RAID0/1/4/5/10(SoftRAID)0/1/4/5/10(SoftRAID)、ハードウェアRAIDモデルあり
最大転送速度最大1,527MB/s(SSD 4台のRAID 0)、HDD 4台のRAID 5は最大770MB/s最大2,750MB/s
PCIe拡張なしPCIe 3.0 x16スロット×1(x4レーン)
デイジーチェーン対応(Thunderbolt×2)対応(Thunderbolt×2)

実務上のポイントとして、Thunderboltのデイジーチェーンに対応しているため、ThunderBay→モニター→他の周辺機器のように数珠つなぎで接続できます。Mac Proの限られたポート数を有効活用できます。

OWC ThunderBayの4つの特徴

1. Thunderbolt直結のRAID 5高速アクセス

Thunderbolt 3(40Gbps)直結で、SSD 4台のRAID 0なら最大1,527MB/s、HDD 4台のRAID 5でも最大770MB/sの実効速度を発揮し、複数ストリームの4K映像編集に対応します。ネットワーク遅延がないため、リアルタイム編集の安定性が向上します。

2. ハードウェアRAIDコントローラ搭載モデル

ThunderBay Flex 8にはハードウェアRAIDモデルが用意されているほか、内蔵のSATAドライブコントローラーをハードウェアRAIDカードに交換することもできます。ハードウェアRAIDはホストPCのCPUに負荷をかけずにRAIDパリティ計算を行うため、DaVinci ResolveやPremiere ProでのGPUヘビーな編集作業中でも、ストレージのパフォーマンスが安定します。

3. ThunderBay Flex 8のPCIe拡張スロット

ThunderBay Flex 8はPCIe 3.0 x16スロット(x4レーン)を1基搭載しています。10GbEカードを装着してNAS的なネットワーク共有を追加したり、M.2 NVMe拡張カードでSSDストレージを追加したりと、DASの枠を超えた柔軟な運用が可能です。

4. Thunderboltデイジーチェーン対応

Thunderboltポートを2基搭載しており、デイジーチェーン接続に対応しています。ThunderBay→Apple Studio Display→CalDigit TS4のように数珠つなぎで接続でき、MacBook Proの限られたポート数を最大限活用できます。

OWC ThunderBayを編集部が使ってみました

OWC ThunderBayは、編集部がMac環境での4K映像編集用ストレージとして検証した製品です。ThunderBay 4のRAID 5構成では、4K ProRes HQ素材のリアルタイム再生がコマ落ちなく安定して行えました。

コスト面ではThunderBay 4が$399.99〜(公式ストア表示)で、これにHDD 4本を加えた構成になります。同等のネットワーク速度をNASで実現するにはNAS本体+10GbEアダプタ+10GbEスイッチ+Cat6Aケーブルが必要で、総額は同等以上になります。

制約として、DASのためネットワーク共有機能がなく、1台のPCからしかアクセスできません。チームでの同時編集が必要な場合はNASまたは共有ストレージが必要です。また、macOS以外の環境ではRAID管理ツールの対応が限定的です。

Mac環境で1対1の高速RAID DASを求める映像エディターにおすすめです。

OWC ThunderBayの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • Thunderbolt直結のRAID 5で4K編集が安定して行えると高く評価されています。
  • デイジーチェーン対応でMacのポート数を圧迫しないと好評です。
  • ThunderBay Flex 8のPCIe拡張が柔軟で、用途に応じた構成変更ができると支持されています。
  • OWCの長年のMac対応実績で、macOSとの互換性に不安がないと歓迎されています。

気になる点

  • DASのためネットワーク共有ができず、チーム運用には不向きとの指摘があります。
  • 筐体のみでも高価で、個人ユーザーにはハードルが高いとの声が挙がります。
  • HDD構成では動作音が気になるレベルとの意見があります。

まとめ

OWC ThunderBayシリーズは、OWCが提供するThunderbolt接続のRAID DASです。Thunderbolt直結のRAID 5高速アクセス・ハードウェアRAIDモデル(Flex 8)・Flex 8のPCIe拡張・デイジーチェーン対応を特徴とし、ThunderBay 4は$399.99〜(公式ストア表示)で販売されています。

Mac環境での映像編集に、Thunderbolt 3直結でネットワーク遅延なく使える高速RAID DASです。

編集部評価の詳細

OWC Thunderbayは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.8 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.0 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.7 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.7 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。