建築設計の現場ではBIM(建物の情報を3Dモデルで一元管理する設計手法)の活用が広がり、学生のうちにRevitやArchicadを学んでおく価値が高まっています。この記事では、建築学生に向けて、無料で学べるか・カリキュラム・サポート・費用を軸に、BIMを学べる講座・スクールを編集部が比較しました(2026年6月現在)。
学生は教育ライセンスでソフトを無償で使えるため、まず無料の公式教材から始め、必要に応じて体系的な講座へ進むのが現実的です。3DCG全般のスクールを探している場合は 3DCGスクール・講座おすすめ比較ランキング もあわせてご覧ください。
建築学生向けBIM講座・スクールとは
建築学生向けのBIM講座・スクールとは、Revit・Archicadなどを使ったBIM設計のスキルを学べる学習サービスです。開発元による公式学習コンテンツ(Autodesk Learning・Archicad公式トレーニング)、オンライン講座、通学の専門学校コース、無料の学習サイトなどがあります。学生はソフトを教育ライセンスで無償で使えるため、学習コンテンツと組み合わせれば費用を抑えてBIMを習得できます。意匠・構造・設備など、目指す分野で使われるソフトに合わせて選ぶのが基本です。
失敗しない建築学生向けBIM講座の選び方
- 学ぶソフトで選ぶ(最重要):意匠設計ならArchicad、大規模設計・国内大手で使われるRevit。就職先・研究室で使うソフトに合わせます。
- 無料で学べるか:まずAutodesk LearningやBIM/CIM研などの無料コンテンツで基礎をつかみます。
- 体系性・サポート:独学で不安なら、カリキュラムと質問対応のある講座やスクール。
- 費用・補助:費用を抑えたいなら補助制度の対象コース(ReCADemy等)も検討します。
- 通学かオンラインか:本格的に建築設計ごと学ぶなら通学の専門学校、自分のペースならオンライン。
評価方法
編集部が各講座・スクールの公式情報をもとに、建築学生がBIMを学ぶ観点から「使いやすさ(学びやすさ)・機能(カリキュラム・対応ソフトの幅)・サポート(質問対応・学習支援)・コストパフォーマンス(費用に対する学べる内容)」の4軸(各5点)で評価し、相対比較しました。物理的なラボ検証ではなく実務目線の編集部評価です。料金・無料範囲は2026年6月の各公式を確認しています。
建築学生向けBIM講座・スクール 比較一覧(4軸スコア+区分)
| 講座・スクール | 総合 | 使 | 機 | サ | コ | 区分 | 特徴・料金 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Autodesk Learning | ★4.3 | 3.5 | 4.2 | 3.4 | 5.0 | オンライン公式 | Revit公式教材・無料/学生はソフト無償 |
| Archicad公式トレーニング | ★3.9 | 3.4 | 4.0 | 3.7 | 3.3 | オンライン公式 | Archicad開発元の公式講座・要問い合わせ |
| 日本工学院 BIM専攻 | ★3.8 | 3.5 | 3.9 | 3.8 | 3.5 | 通学(専門学校) | 建築設計+BIMを本格的に・134万円台 |
| ReCADemy | ★3.7 | 3.7 | 3.6 | 4.0 | 4.2 | オンライン | CAD・BIM講座・補助対象で最大70〜75%OFF |
| BIM/CIM研 | ★3.2 | 3.5 | 3.0 | 2.9 | 4.2 | オンライン(無料) | BIM/CIMの基礎を無料で学べる |
まず無料で基礎をつかむならAutodesk LearningやBIM/CIM研、意匠設計のArchicadを公式で学ぶならArchicad公式トレーニング、建築設計ごと本格的に学ぶなら日本工学院、補助でコスパよく学ぶならReCADemy が軸になります。以下、順位ごとに掘り下げます。
建築学生向けBIM講座・スクール おすすめランキング
1位:Autodesk Learning
Revitを開発元の公式教材で学べる。学生は教育ライセンスでソフトも無償、無料の学習コンテンツも多く、建築学生のBIM入門に最適
建築学生のBIM入門に最適なのが Autodesk Learning です。コスパ5.0で、Revitを開発元の公式教材で学べ、無料の学習コンテンツが豊富です。学生は教育ライセンスでRevit本体も無償で使えるため、ソフト代をかけずに公式の正確な手順でBIMを習得できます。
強み
- Revitを開発元の公式教材で学べる(機能4.2)
- 無料の学習コンテンツが豊富(コスパ5.0)
- 学生は教育ライセンスでソフトも無償
弱み
- 体系的な伴走サポートは手厚くない(サポート3.4)
- 英語コンテンツが多く一部は読み解きが必要
- 自走できる学習姿勢が前提
こんな人に:費用をかけず公式の正確な手順でRevit・BIMを学びたい学生。向かない人:手厚い個別サポートを求める人。
| 区分 | 料金(公式表記) |
|---|---|
| 学習コンテンツ | 無料 |
| ソフト(学生) | 教育ライセンス無償(1年・要更新/教育目的限定) |
※2026年6月時点の公式表記。最新の提供範囲は公式で確認してください。
主な機能
- Revitの公式チュートリアル・学習パス
- 機能別の解説コンテンツ
- 学生・教職員向け無償ライセンス案内
- 認定資格に向けた学習リソース
2位:Archicad公式トレーニング

Archicadの開発元グラフィソフトによる公式トレーニング。意匠設計で強いArchicadを正確な手順で学びたい学生に
意匠設計で使われるArchicadを正確に学ぶなら Archicad公式トレーニング です。機能4.0で、開発元グラフィソフトによる公式トレーニングとして、Archicadの操作とBIMワークフローを体系的に学べます。意匠設計志望でArchicadを軸にしたい学生に向く選択肢です。
強み
- 開発元による公式トレーニングで内容が正確(機能4.0)
- 意匠設計に強いArchicadを体系的に学べる
- 公式の最新機能に沿った学習ができる
弱み
- 料金・提供形態は要問い合わせ(コスパ3.3)
- Archicad中心でRevit等は対象外
- 学習の進め方は自分で計画する必要
こんな人に:意匠設計でArchicadを軸にしたい学生。向かない人:Revitなど他ソフト中心で学びたい人。
| 区分 | 料金(公式表記) |
|---|---|
| 公式トレーニング | 要問い合わせ |
※2026年6月時点。料金・開催形態は公式で確認してください。学生向けライセンスの有無も公式でご確認ください。
主な機能
- Archicadの操作・BIMワークフロー
- 公式カリキュラムによる体系的な学習
- 最新バージョンに沿った内容
- 意匠設計向けの実践的なトレーニング
3位:日本工学院 BIM・デジタルデザイン専攻
建築設計ごと本格的に学ぶなら 日本工学院 建築学科 BIM・デジタルデザイン専攻 です。サポート3.8で、通学の専門学校として建築設計の基礎からBIM・デジタルデザインまでを体系的に学べます。進学先として建築×BIMを腰を据えて学びたい学生に向きます。
強み
- 建築設計とBIMを基礎から体系的に学べる(機能3.9)
- 通学で講師の指導・学習支援を受けられる(サポート3.8)
- 設備の整った環境で実践的に学べる
弱み
- 専門学校の学費がかかる(コスパ3.5)
- 通学が前提で時間の拘束がある
- 社会人の学び直しより進学者向け
こんな人に:進学先として建築×BIMを本格的に学びたい学生。向かない人:費用を抑えて独学・短期で学びたい人。
| 区分 | 料金(公式表記) |
|---|---|
| 専攻(通学) | 1,349,200円 |
※2026年6月時点の公式表記。最新の学費・募集要項は公式で確認してください。
主な機能
- 建築設計の基礎からの体系的カリキュラム
- BIM・デジタルデザインの実践教育
- 通学による講師指導・学習支援
- 就職・進路サポート
4位:ReCADemy
補助を活かしてコスパよく学ぶなら ReCADemy です。コスパ4.2・サポート4.0で、CAD・BIMをオンラインで学べ、補助制度の対象コースなら費用を最大70〜75%抑えられます。費用を抑えつつサポートも受けてBIMを学びたい学生に向きます。
強み
- 補助対象コースで費用を大きく抑えられる(コスパ4.2)
- オンラインで自分のペースで学べる
- 質問対応など学習サポートがある(サポート4.0)
弱み
- 補助の対象可否は条件により異なる
- 公式の開発元教材ではない
- コースにより対応ソフト・範囲が異なる
こんな人に:費用を抑えつつサポートも受けてBIMを学びたい学生。向かない人:開発元公式の教材にこだわる人。
| 区分 | 料金(公式表記) |
|---|---|
| コース | コース別(補助対象で最大70〜75%OFF) |
※2026年6月時点の公式表記。補助の対象可否・最新料金は公式で確認してください。
主な機能
- CAD・BIMのオンライン講座
- 補助制度に対応したコース
- 学習サポート・質問対応
- 目的別のコース選択
5位:BIM/CIM研
まず無料でBIMの考え方に触れるなら BIM/CIM研 です。コスパ4.2で、BIM/CIMの基礎を無料で学べる学習サイトです。費用をかけずにBIMの全体像をつかみたい学生の最初の入口として使えます。
強み
- BIM/CIMの基礎を無料で学べる(コスパ4.2)
- 費用をかけずに全体像をつかめる
- 入門の最初の一歩に使いやすい
弱み
- 体系的な伴走サポートは限定的(サポート2.9)
- 扱う範囲は基礎が中心(機能3.0)
- 実習・課題の手厚さは有料講座に譲る
こんな人に:まず費用をかけずBIMの考え方に触れたい学生。向かない人:体系的な実習・サポートを求める人。
| 区分 | 料金(公式表記) |
|---|---|
| 学習コンテンツ | 無料 |
※2026年6月時点。
主な機能
- BIM/CIMの基礎解説
- 用語・考え方の入門コンテンツ
- 無料で読める学習記事
- BIM全体像の把握
その他のおすすめ・次のステップ
無料の公式教材で基礎を固めたら、実際の設計課題でRevit・Archicadを使い、作品としてまとめておくと就職活動で評価につながります。CAD全般から学びたい場合や、3DCG表現も学びたい場合は、 3DCGスクール・講座おすすめ比較ランキング もあわせて検討するとよいでしょう。
タイプ別のおすすめ
- 無料でRevit・BIMを公式教材で学ぶ:Autodesk Learning
- 意匠設計のArchicadを公式で学ぶ:Archicad公式トレーニング
- 建築設計ごと本格的に学ぶ:日本工学院 BIM専攻
- 補助でコスパよく学ぶ:ReCADemy
- まず無料で基礎に触れる:BIM/CIM研
まとめ
建築学生向けのBIM講座・スクールは、「学ぶソフト」と「無料で学べるか」で選ぶと迷いません。まず無料で公式の正確な手順を学ぶならAutodesk Learning、意匠設計のArchicadならArchicad公式トレーニング、建築設計ごと本格的に学ぶなら日本工学院、補助でコスパよく学ぶならReCADemy、費用ゼロで基礎に触れるならBIM/CIM研が候補です。学生は教育ライセンスでソフトを無償で使えるので、無料教材と組み合わせて在学中にBIMを習得しておくのが将来への近道です。3DCG全般のスクールは 3DCGスクール・講座おすすめ比較ランキング で比較できます。
出典:各社公式サイト(Autodesk Learning・Archicad公式トレーニング・日本工学院・ReCADemy・BIM/CIM研)。料金・無料範囲・学生向けライセンスは2026年6月時点・各公式の最新情報を確認してください。
DB · Architecture Software