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Redshift

★★★★☆ 4.0 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.6
機能 4.3
サポート 4.1
コスパ 4.0
評価の詳細

Redshiftは、Maxon Computer傘下(旧Redshift Rendering Technologies)が提供するGPUベースの物理ベースレンダラーです。

GPUアクセラレーションによる高速レンダリング機能で、モーショングラフィックス・VFX・プロダクトレンダリング・建築ビジュアライゼーションなどに活用できます。

2019年にMaxon Computerが買収し、現在はCinema 4Dのプランに標準で含まれています。

Redshiftとは

項目内容
ソフト名Redshift
提供元Maxon Computer(ドイツ)※旧Redshift Rendering Technologies
カテゴリ3DCG / レンダリングソフト(GPU物理ベース)
主な機能GPUレンダリング・CUDA/Metal/HIP対応・バイアス/アンバイアス両対応・Redshift Live・Cinema 4D標準同梱
対応OSWindows / macOS / Linux
最新バージョンRedshift 2026.9(2026年9月9日公開。Redshift Liveは2026.4で搭載)
料金¥56,100/年(年払い)・¥9,680/月(月払い)(日本での公式表示・税込、2026年9月現在)
公式サイトmaxon.net/en/redshift

Redshiftは、2019年にMaxon Computerが買収したGPUベースの物理ベースレンダラーです。GPUアクセラレーションで高速にレンダリングでき、モーショングラフィックス・VFX・プロダクトCGで使われています。Cinema 4D・Maya・Houdini・3ds Max・Katana・ZBrushといった主要3Dソフトに対応しています。

Maxon買収以降はCinema 4Dとの統合が強化され、Cinema 4Dのプランには標準で含まれるようになりました。Redshift 2026.4では「Redshift Live」と呼ばれる新機能が搭載されました。2024年以降は完全サブスクリプション体制に移行済みです。

料金プラン・ライセンス形態

Redshiftはサブスクリプション方式で、単体契約のほか、Cinema 4DやMaxon Oneに同梱されるパターンがあります(2026年9月現在)。

プラン料金含まれるもの
Redshift(単体)¥56,100/年(年払い)/¥9,680/月(月払い)全機能・主要3Dソフト対応・商用利用可(日本での公式表示・税込)
無料トライアル無料全機能を試用可能
Cinema 4D同梱Cinema 4Dのプランに含むCinema 4DのプランにRedshiftレンダラーを同梱
Maxon One同梱¥243,100/年(年払い)/¥32,450/月(月払い)Cinema 4D・Redshift・ZBrush・Red Giant・Universe・Autograph等のバンドル

Redshift単体は年払い¥56,100です。Cinema 4DのプランにRedshiftが標準同梱される設計はMaxon買収の大きな付加価値で、Cinema 4Dを契約すればRedshiftも併せて使えます。

動作環境・システム要件

RedshiftはGPU ベースのレンダラーのため、GPU性能がレンダリング速度に直結します(2026年9月現在)。

項目最小推奨
OSWindows 10(64bit、22H2)/ Windows 11 / macOS 14以降 / Linux(64bit・glibc 2.28以降、CUDA対応ハードウェア)—
CPU64bit Intel / AVX2対応AMD / Snapdragon X Elite、MacはIntel(SSE4.2)またはApple Silicon M1以降—
メモリ16GB—
GPUNVIDIA(CUDA Compute Capability 5.0以上・VRAM 8GB、ドライバー570以降)/ AMD RDNA 2以降(VRAM 8GB)/ Apple MシリーズNVIDIA RTX(Compute Capability 9.0以上・VRAM 12GB)/ AMD Navi以降(VRAM 12GB)/ Apple M3以降(ユニファイドメモリ16GB)

実務上のポイントとして、RedshiftはNVIDIA CUDA/Apple Metal/AMD HIPの3バックエンドに対応し、マルチプラットフォームでのGPUアクセラレーションが可能です。大規模シーンではVRAMが重要で、公式の推奨はNVIDIA RTXでVRAM 12GB以上です。Apple Silicon(推奨はM3以降・ユニファイドメモリ16GB)でも実用的な性能を発揮し、Mac環境でのGPUレンダリングの有力選択肢です。

Redshiftの5つの特徴

1. GPUベースのレンダラー

RedshiftはGPU ベースのレンダラーで、GPUアクセラレーションにより高速なレンダリングを実現します。モーショングラフィックス・VFX・プロダクトCGなど、短納期・大量レンダリングが求められる業務で特に強みを発揮します。

2. マルチGPUバックエンド(CUDA/Metal/HIP)

RedshiftはNVIDIA CUDA・Apple Metal・AMD HIPの3バックエンドに対応し、マルチプラットフォームでのGPUアクセラレーションが可能です。Windows+NVIDIA/AMD・Mac+Apple Silicon・Linux+NVIDIAといった多様な環境で快適に動作し、ハードウェア選択の柔軟性があります。

3. Cinema 4D年契約への標準同梱

Maxonの戦略として、Cinema 4DのプランにRedshiftが標準同梱される設計で、実質的にCinema 4D+Redshiftをバンドル利用できます。V-Ray・Corona・Arnoldなどを別途購入しなくても、Cinema 4Dの契約だけでレンダラーをそろえられます。

4. Redshift Liveによる新機能

Redshift Liveは、Redshift 2026.4で搭載された機能です。Cinema 4DとRedshift 建築向けのビューポート上でリアルタイムレンダリングができ、搭載に合わせて従来のRedshift RTは廃止されました。

5. 主要3Dソフトへの幅広い対応

Cinema 4D・Maya・Houdini・3ds Max・Katana・ZBrushといった主要3Dソフトにプラグイン提供され、幅広い3DCGワークフローに適合します。Maxon買収後もCinema 4D以外の3Dソフトへの対応は継続されており、既存ワークフローを変えずに導入できます。

Redshiftを編集部が使ってみました

Redshiftは、編集部がPERSCのGPU レンダラー比較で試用しているレンダリングソフトです。GPUによるレンダリング速度は、モーショングラフィックス・プロダクトCG業務での生産性向上に繋がると実感しています。

コスト面では、Redshift単体は年払い¥56,100です。Cinema 4DのプランにRedshiftが標準同梱される設計は、Cinema 4Dユーザーにとって大きな付加価値です。Maxon One(年払い¥243,100)ならさらにZBrush・Universe等も追加され、モーショングラフィックスバンドルとして高い投資対効果があります。

制約として、GPU レンダラーゆえにVRAM容量がシーン規模を制限し、大規模建築シーン・ハリウッド級VFXではVRAM制約が問題になる場面があります(RTX 4080/16GB・RTX 5090/32GB級の高VRAM GPU推奨)。またCPU レンダラー(V-Ray CPU・Arnold CPU)の方がRAMを活かせるため、超大規模シーンの用途では依然CPU系が選ばれる傾向があります。

モーショングラフィックス・VFX・プロダクトCG制作スタジオ、Cinema 4D中心のワークフローを持つ事業者、GPU レンダラーの速度優位を活用したい個人事業主にとって、RedshiftはGPU レンダラーの有力な選択肢です。

Redshiftの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • GPU ベースのレンダリング速度が、生産性向上に繋がると評価されています。
  • Cinema 4D年契約への標準同梱で、Cinema 4DユーザーがRedshiftを追加契約なしに使える点が支持されています。
  • マルチGPUバックエンド(CUDA/Metal/HIP)対応で、マルチプラットフォーム運用が可能な柔軟性が評価されています。
  • 主要3Dソフト(Cinema 4D/Maya/Houdini/3ds Max/Katana/ZBrush)への対応が、既存ワークフロー活用に寄与すると支持されています。

気になる点

  • GPUレンダラーゆえにVRAM容量がシーン規模を制限し、大規模シーンではVRAM制約が問題になるとの指摘があります。
  • CPU レンダラー(V-Ray CPU・Arnold CPU)の方がRAMを活かせるため、超大規模シーンではCPU系が優勢との意見があります。
  • 2024年の完全サブスクリプション体制移行により、長期運用でコスト負担が増えたとの声が挙がります。

まとめ

Redshiftは、Maxon Computer(旧Redshift Rendering Technologies)が提供するGPUベースの物理ベースレンダラーです。GPUアクセラレーション・CUDA/Metal/HIP対応・Cinema 4D標準同梱・Redshift Live・主要3Dソフト対応を特徴とし、年払い¥56,100・Cinema 4Dへの同梱・Maxon One(年払い¥243,100)のサブスクリプションプランで提供されています。

モーショングラフィックス・VFX・プロダクトCGのスタジオ、Cinema 4Dユーザー、GPU レンダリング重視の事業者に向くレンダラーです。

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編集部評価の詳細

Redshiftは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.6 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.3 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.1 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

4.0 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。