Lumionは、オランダのLumion B.V.が提供する建築ビジュアライゼーション特化のリアルタイムレンダリングソフトです。
高品質リアルタイム描画と5,500点超の建築向けアセットで、建築パース・施主プレゼン・動画制作・VR体験・景観可視化などに活用できます。
2010年に登場し、建築ビジュアライゼーションの分野で使われ続けています。
Lumionとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | Lumion |
| 提供元 | Lumion B.V.(オランダ) |
| カテゴリ | 3DCG / レンダリングソフト(建築特化リアルタイム) |
| 主な機能 | リアルタイム描画・5,500+建築アセット・天候/時間シミュレーション・動画/VR書き出し・View/Proの2製品 |
| 対応OS | Windows |
| 最新バージョン | Lumion 2026 |
| 料金 | Lumion View 37,000円(+税)/1年・113,000円(+税)/3年、Lumion Pro 190,000円(+税)/1年・480,000円(+税)/3年(2026年9月現在) |
| 公式サイト | lumion.com |
Lumionは、オランダのLumion B.V.が開発・提供する建築ビジュアライゼーション特化のリアルタイムレンダリングソフトです。2010年に登場し、建築パースの制作時間を従来の1/10以下に短縮したことで知られています。
2025年4月より、Lumion View(軽量プラグイン版)とLumion Pro(スタンドアロン版)の2製品構成に再編されました。Viewは主要CADプラグインとしてリアルタイム確認に特化、Proは独立した高機能版として5,500点超の建築向けアセット・天候/時間シミュレーション・動画書き出しといった業務向けフル機能を提供します。
料金プラン・ライセンス形態
Lumionは2025年から2製品構成に再編され、年額サブスクリプションで提供されています(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| Lumion View | 37,000円(+税)/1年 | 軽量プラグイン・主要CAD統合・リアルタイム確認特化 |
| Lumion Pro | 190,000円(+税)/1年 | スタンドアロン全機能・5,500+アセット・動画/VR書き出し |
| Lumion Pro Floating | 245,000円(+税)/1年 | Pro全機能+View・フローティングライセンス |
| 3年契約 | View 113,000円(+税)/Pro 480,000円(+税)/Pro Floating 620,000円(+税) | 3年間のライセンス(公式JP) |
| 教育版 | 学生・教員向け | 教育機関向け割引 |
Lumion View 37,000円(+税)/1年は軽量プラグインで、主要CADでリアルタイム確認だけを求めるユーザーに向きます。Lumion Pro 190,000円(+税)/1年はEnscape Solo・D5 Render Proと比較すると高価ですが、5,500点超のアセット・天候シミュレーション・動画書き出しといったフル機能がバンドルされ、業務フル運用向きの価格設計です。
動作環境・システム要件
LumionはWindows専用で、GPU性能が直接描画品質に直結します(2026年9月現在)。
| 項目 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 | Intel Core i9 / AMD Ryzen 9 |
| メモリ | 16GB | 32GB以上(大規模シーンは64GB) |
| GPU | NVIDIA RTX 2060(6GB VRAM) | NVIDIA RTX 4080以上(16GB VRAM以上) |
| ストレージ | 100GB空き(SSD必須) | NVMe SSD 1TB以上 |
| ディスプレイ | 1920×1080 | 4K・デュアルモニタ |
実務上のポイントとして、LumionはWindows専用(macOS非対応)で、高品質描画にはRTX 4080以上のGPUが推奨されます。アセットライブラリが大容量のため、ストレージは100GB以上の空き+NVMe SSDが実用ラインです。Lumion Proの大規模都市スケールシーン運用では、64GBメモリ+RTX 4080以上の構成が望ましいです。
Lumionの5つの特徴
1. 2010年から続くリアルタイムレンダリングの実績
Lumionは2010年に登場し、建築ビジュアライゼーションで従来数時間〜数日かかっていたレンダリングを数分以内に短縮しました。
2. 5,500点超の建築向けアセットライブラリ
Lumionは5,500点以上の建築向けアセット(家具・建材・植栽・人物・車両・天候)を内蔵し、プレゼン品質確保のためのアイテム選択肢が極めて豊富です。樹木・植栽は、季節ごとの葉色変化・風による揺れも再現できます。
3. 天候・時間・季節シミュレーション
リアルタイムで天候・時間・季節を変更できる機能があり、設計した建築を朝昼夕夜・春夏秋冬・晴雨雪といった多様な条件下で確認できます。施主向けプレゼンで建築の時間軸体験を即座に提示できる点は、他のリアルタイムレンダラーと差別化できる独自機能です。
4. View/Proの2製品構成による選択肢
2025年から、軽量CADプラグイン版のLumion View 37,000円(+税)/1年と、フル機能スタンドアロン版のLumion Pro 190,000円(+税)/1年の2製品構成に再編されました。リアルタイム確認だけを求めるユーザーはView、動画制作・フル機能運用を求めるユーザーはProと、用途に応じた選択が可能になっています。
5. 動画書き出し・VR体験の充実
Lumion Proは、動画書き出し(4K対応)・パノラマ書き出し・VR体験(MP4/VRヘッドセット連携)の機能が充実しており、施主向けプレゼンの多様な出力に対応します。アニメーション効果・スカイボックス・空フォト(CineScape)といった映像表現機能も搭載され、プレゼン動画制作の主力ツールになり得ます。
Lumionを編集部が使ってみました
Lumionは、編集部がPERSCのリアルタイムレンダラー比較・建築ビジュアライゼーション制作で活用している建築特化ソフトです。5,500点超の建築アセットと天候/時間シミュレーションを組み合わせられ、特に樹木・植栽の表現が充実していると実感しています。
コスト面では、Lumion View 37,000円(+税)/1年は軽量プラグインとして手頃な価格帯、Lumion Pro 190,000円(+税)/1年はフル機能版としてはEnscape・Twinmotionより高価です。しかし5,500点超のアセット・天候シミュレーション・動画書き出しといった充実した機能バンドルを考慮すれば、Pro契約は業務フル運用スタジオには合理的な投資ラインです。
制約として、Windows専用(macOS非対応)のため、Mac中心のデザインスタジオでは運用できません。また高品質描画にはRTX 4080以上のハイエンドGPUが推奨で、ハードウェア投資も大きくなります。2製品構成に再編された影響で、旧Lumion Standardユーザーは料金体系の変化に適応する必要があります。
建築ビジュアライゼーション業務フル運用スタジオ、5,500点超の建築アセット+天候シミュレーションを活用したい事業者、動画書き出し・VR体験制作を重視する建築事務所には、Lumion Proが合います。
Lumionの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- 2010年の登場以来の長い実績が評価されています。
- 5,500点超の建築向けアセットライブラリが、プレゼン品質確保の短時間化として支持されています。
- 天候・時間・季節シミュレーション機能が、建築の時間軸体験を施主向けに即座に提示できる独自性として評価されています。
- 2025年のView/Pro 2製品構成再編により、用途に応じた選択肢が明確化したと支持されています。
気になる点
- Windows専用でmacOSに対応しないため、Mac中心のデザインスタジオでは運用できないとの指摘があります。
- Lumion Pro 190,000円(+税)/1年は、Enscape Solo・Twinmotionより高価との意見があります。
- ハイエンド描画にはRTX 4080以上のGPUが推奨で、ハードウェア投資が大きいとの声が挙がります。
まとめ
Lumionは、オランダのLumion B.V.が提供する建築ビジュアライゼーション特化のリアルタイムレンダリングソフトです。リアルタイム描画・5,500+建築アセット・天候/時間シミュレーション・View/Pro 2製品構成・動画/VR書き出しを特徴とし、Lumion View 37,000円(+税)/1年・Lumion Pro 190,000円(+税)/1年(3年契約もあり)のサブスクリプションプランで提供されています。
建築ビジュアライゼーション業務スタジオ・ランドスケープ設計・動画制作を重視する事業者にとって、定番の選択肢のひとつといえます。