Samsung 990 EVO Plusは、Samsung(韓国)が提供するNVMe M.2 SSDです。
ワークステーションの高速ストレージ・3DCG/映像編集の素材置き場・OSブートドライブの高速化などに活用できます。
PCIe 5.0 x2とPCIe 4.0 x4の両方に対応しています。
Samsung 990 EVO Plusとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Samsung 990 EVO Plus NVMe M.2 SSD |
| メーカー | Samsung(韓国) |
| カテゴリ | ハードウェア / NVMe SSD |
| インターフェース | PCIe 5.0 x2 / PCIe 4.0 x4(自動切替) |
| NAND | Samsung TLC V-NAND |
| 価格帯 | オープンプライス(1TB・2TB・4TB、2026年9月現在) |
| 公式サイト | samsung.com |
Samsung 990 EVO Plusは、PCIe 5.0 x2とPCIe 4.0 x4の両対応を実現したNVMe SSDです。最大7,250MB/s(2TB・4TB。1TBは7,150MB/s)のシーケンシャルリード速度を発揮し、国内では2024年11月に発売されたモデルです。
PCIe 4.0 x4に加えてPCIe 5.0 x2でも同じ最大速度を発揮できる柔軟性が特徴です。
料金プラン・ライセンス形態
Samsung 990 EVO Plusは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。
| 容量 | 価格目安 | シーケンシャルR/W | TBW |
|---|---|---|---|
| 1TB | オープンプライス | 7,150 / 6,300 MB/s | 600TBW |
| 2TB | オープンプライス | 7,250 / 6,300 MB/s | 1,200TBW |
| 4TB | オープンプライス | 7,250 / 6,300 MB/s | 2,400TBW |
SANDISK Optimus GX PRO 850Xと比較すると、PCIe 5.0 x2に対応する点が追加価値です。
動作環境・システム要件
| 項目 | スペック |
|---|---|
| フォームファクタ | M.2 2280 |
| インターフェース | PCIe 5.0 x2 / PCIe 4.0 x4(自動切替) |
| コントローラ | Samsung自社製 |
| NAND | Samsung V-NAND TLC |
| シーケンシャルR/W | 最大7,250 / 6,300 MB/s |
| ランダム4K R/W | 最大1,050K / 1,400K IOPS |
| 保証 | 5年 |
実務上のポイントとして、PCIe 5.0 x2とPCIe 4.0 x4は帯域幅がほぼ同等(約16GT/s)のため、どちらのスロットに装着しても同等の性能を発揮します。現行のPCIe 4.0マザーボードでも最大性能で動作し、将来PCIe 5.0環境に移行しても買い替え不要です。
Samsung 990 EVO Plusの4つの特徴
1. PCIe 5.0 x2 / 4.0 x4の両対応
PCIe 5.0 x2とPCIe 4.0 x4を自動切替で両対応しており、現行と次世代のどちらのプラットフォームでも最大性能を発揮します。
2. Samsung自社製コントローラとV-NAND
コントローラ・NANDをSamsung自社製で統一しており(キャッシュはDRAMを搭載しないHMB方式)、ファームウェアの最適化精度が高いです。
3. 4TB大容量モデルの提供
4TBモデルを提供しており、大容量の高速ストレージを1スロットで実現します。3DCGのテクスチャライブラリや4K映像素材を丸ごと内蔵SSDに収容でき、外付けストレージの運用を削減できます。
4. 低消費電力設計
Samsungの発表では、ニッケルコーティングのヒートシールドが過熱を抑え、前モデルより電力効率を73%高めています。ノートPCとデスクトップPCの両方のユーザーに向けた製品です。
Samsung 990 EVO Plusを編集部が使ってみました
Samsung 990 EVO Plusは、編集部がワークステーションのメインストレージとして検証したNVMe SSDです。PCIe 4.0 x4スロットに装着した構成で、CrystalDiskMark計測でシーケンシャルリード7,100MB/s前後を記録し、公称値に近い性能を確認しました。
コスト面では、PCIe 5.0対応の将来性を考慮すると、新規購入なら990 EVO Plusはバランスの良い選択です。
制約として、PCIe 5.0 x2接続でも最大速度はPCIe 4.0 x4接続時と変わりません。なお、Samsung MagicianソフトウェアはWindows 10以降に加え、macOS High Sierra(10.13.6)以降にも対応しています。
コストパフォーマンスとプラットフォームの汎用性を重視するユーザーにおすすめです。
Samsung 990 EVO Plusの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- PCIe 5.0と4.0の両対応で、マザーボードの世代を気にせず購入できると高く評価されています。
- Samsung自社製の信頼性が高く、長期運用に安心感があると好評です。
- 発熱が少なく、ノートPCでもサーマルスロットリングが発生しなかったとの声があります。
気になる点
- PCIe 5.0 x2のため「真のGen5 SSD」とは呼べないとの声が挙がります。
まとめ
Samsung 990 EVO Plusは、Samsungが提供するPCIe 5.0/4.0両対応のNVMe M.2 SSDです。PCIe世代の自動切替・Samsung自社製コントローラ/V-NAND・4TB大容量モデル・低消費電力設計を特徴とし、1TB・2TB・4TBの3容量(オープンプライス)で販売されています。
コストパフォーマンスと将来のプラットフォーム互換性を重視するユーザーにとって、バランスの良いNVMe SSDです。