Wacom Cintiq / Cintiq Proシリーズは、株式会社ワコム(日本)が提供するプロフェッショナル向け液晶ペンタブレットのラインナップです。
イラスト制作・3Dスカルプト・建築パース制作などに活用できます。
エントリーのCintiq 16からハイエンドのCintiq Pro 27まで幅広く展開しています。
Wacom Cintiq / Cintiq Proシリーズとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Wacom Cintiq / Cintiq Pro シリーズ |
| メーカー | 株式会社ワコム(日本・埼玉県加須市) |
| カテゴリ | ハードウェア / 液晶ペンタブレット |
| 主要モデル | Cintiq 16 / Cintiq 24 / Cintiq 24 touch / Cintiq Pro 17 / Cintiq Pro 22 / Cintiq Pro 27 |
| 筆圧レベル | 8,192段階 |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | 118,800円〜525,800円(税込、公式ストア)(2026年9月現在) |
| 公式サイト | wacom.com |
Wacom Cintiqシリーズは、画面に直接描画できる液晶ペンタブレットです。エントリー向けのCintiq(16.0型・23.8型、2.5K)と、プロフェッショナル向けのCintiq Pro(17/22/27型、最大4K)の2ラインが展開されています。
現行のCintiq・Cintiq ProはいずれもWacom Pro Pen 3を搭載しています(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Wacom Cintiq / Cintiq Proシリーズは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。
| モデル | 価格帯 | サイズ / 解像度 | ペン |
|---|---|---|---|
| Cintiq 16 | 118,800円(税込) | 16.0インチ / 2560×1600 | Pro Pen 3 |
| Cintiq 24 | 206,800円(税込) | 23.8インチ / 2560×1440 | Pro Pen 3 |
| Cintiq Pro 27 | 525,800円(税込) | 26.9インチ / 4K | Pro Pen 3 |
Cintiq 16はエントリーモデルです。Cintiq Pro 27は最上位モデルとして4K・120Hz・Pro Pen 3に対応します。
動作環境・システム要件
| 項目 | エントリー(Cintiq 16/24) | ハイエンド(Cintiq Pro 27) |
|---|---|---|
| 接続 | USB-C または HDMI + USB-A | USB-C / Thunderbolt |
| GPU | 2.5K出力対応GPU | 4K 120Hz出力対応GPU |
| OS | Windows 10以降 / macOS 10.15以降 | Windows 11 / macOS Ventura以降 |
| USB | USB-A 2.0以上 | USB-C(映像出力対応) |
実務上のポイントとして、CintiqはUSB-C接続とHDMI+USB-A接続に対応し、Cintiq 16はUSB-Cケーブル1本での接続も可能です(DisplayPort Alt ModeとUSB Power Deliveryに対応したPCが必要)。Cintiq Pro 27で4K 120Hzを活かすにはRTX 4060以上のGPUが推奨されます。
Wacom液晶ペンタブレットの4つの特徴
1. Pro Pen 3のペンテクノロジー
Pro Pen 3は8,192段階の筆圧検知と±0.25mmの高精度ポインティングを備えています。Adobe・Autodesk・Foundryなど主要ソフトウェアとの互換性が保証されており、ドライバの安定性も評価されています。
2. Cintiq Proの4K高解像度パネル
Cintiq Proシリーズは4K UHDパネルを搭載しており、描画時の線の精細さや色の正確性がFHDモデルと比較して格段に向上します。99% Adobe RGBの広色域対応により、色校正を意識した制作ワークフローにも対応できます。
3. マルチタッチ対応(Cintiq Pro / Cintiq 24 touch)
Cintiq ProとCintiq 24 touchはマルチタッチジェスチャーに対応しており、ピンチズーム・回転・スクロールをペンとタッチの切り替えなしで行えます。iPad Proのような直感的な操作感をデスクトップ環境で実現し、ZBrushやPhotoshopでの3Dモデル操作が効率的です。
4. 16型から27型までのサイズ展開
現行ラインナップは、Cintiq 16(16.0型)・Cintiq 24(23.8型)・Cintiq 24 touchと、Cintiq Pro 17・22・27で構成され、デスクスペースや用途に合わせてサイズを選べます。2024年発売の有機ELモデル「Movink」は、公式サイトで終息製品の扱いとなっています。
Wacom液晶ペンタブレットを編集部が使ってみました
Wacom Cintiq / Cintiq Proシリーズは、編集部がPERSCのクリエイター向けペンタブレット環境として検証した製品群です。Pro Pen 2のペン精度と追従性は、長時間の描画でもストレスを感じない安定性がありました。
コスト面ではCintiq 16が液タブ入門の位置づけです。Cintiq Pro 27はHUION Kamvas Pro 24より高価ですが、4K・120Hz・Pro Pen 3の総合性能で差別化されています。
制約として、Cintiq 16/24の2.5K解像度は4Kと比べると物足りない場面があり、細かい線画作業ではCintiq Proへのアップグレードを検討する必要があります。また、全体的にXPPenやHUIONと比較して価格が高めです。
ペン精度とドライバの安定性を最優先とするプロフェッショナルにおすすめです。
Wacom液晶ペンタブレットの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- Pro Pen 2/3のペン精度が高く評価されています。
- ドライバが安定していて、商用制作環境でのトラブルが極めて少ないと支持されています。
- Adobe・Autodesk製品との互換性が完璧で、ペン設定の調整なしで即座に使用できると好評です。
気になる点
- XPPenやHUIONと比較して価格が高く、コスパを重視するユーザーにはハードルが高いとの指摘があります。
まとめ
Wacom Cintiq / Cintiq Proシリーズは、株式会社ワコムが提供するプロフェッショナル向け液晶ペンタブレットのラインナップです。Pro Pen 3のペンテクノロジー・Cintiq Proの4K高解像度パネル・マルチタッチ対応を特徴とし、118,800円〜525,800円(税込、公式ストア)で展開されています。
ペン精度とドライバの安定性を最優先とするプロフェッショナルに向く液晶ペンタブレットです。