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ハードウェア ・ クラウド・リモート

Wasabi

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RATING DETAIL

編集部評価の詳細

Wasabiを実機テスト・情報集計のうえ、編集部が4軸で評価しました。各項目の判断根拠を以下に記載します。

使いやすさ

UIの分かりやすさ・学習コスト

4.2/ 5.0

使いやすさの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

機能

コア機能の網羅性・拡張性

3.7/ 5.0

機能の判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

サポート

公式サポート・コミュニティ充実度

3.8/ 5.0

サポートの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

コスパ

価格と機能のバランス

4.5/ 5.0

コスパの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

評価基準・データソースの全体像は 評価方法論 をご覧ください。

Wasabi Hot Cloud Storageは、Wasabi Technologiesが提供するS3互換のクラウドオブジェクトストレージです。

NASデータのオフサイトバックアップ・プロジェクトデータのクラウド保管・大容量ファイルのアーカイブなどに活用でき、AWS S3比で大幅なコスト削減に繋がります。

エグレス無料・APIコール無料のシンプルな料金体系により、クラウドストレージ市場で注目度がさらに上がっています。

Wasabi Hot Cloud Storageとは

項目内容
サービス名Wasabi Hot Cloud Storage
提供元Wasabi Technologies, Inc.(米国マサチューセッツ州)
カテゴリハードウェア / クラウドオブジェクトストレージ
API互換AWS S3互換
価格$6.99/TB/月(2026年4月現在)
公式サイトwasabi.com

Wasabiは2017年にサービスを開始したS3互換のオブジェクトストレージです。ストレージ料金のみのシンプルな課金体系が特徴で、エグレス(データダウンロード)とAPIコールが無料です。「Hot Storage」の名称どおり、コールドストレージへの移行なくすべてのデータに即時アクセスできます。

S3互換APIで全OSから利用可能で、Synology・QNAP・Veeam等の主要バックアップソフトとの連携が確認されています(2026年4月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

Wasabiはサブスクリプション型のクラウドサービスです(2026年4月現在)。

プランストレージ料金エグレス最小課金
Pay As You Go$6.99/TB/月無料(1:1比率制限)1TB最小・90日最小保管
RCS(予約容量)ボリュームディスカウント無料(上限緩和)50TB〜

AWS S3 Standard($23/TB/月)と比較すると大幅に安価で、Backblaze B2($6/TB/月)とほぼ同価格帯です。ただしWasabiには1TB最小課金(1TB未満でも$6.99/月)と90日最小保管期間(90日以内に削除しても90日分課金)の制約があります。エグレス無料にはストレージ容量との1:1比率制限があり、大量ダウンロード時はBackblaze B2(3:1比率)の方が寛大です。

動作環境・システム要件

項目Wasabi参考: Backblaze B2
API互換AWS S3完全互換S3互換
リージョン米国/EU/APAC(東京あり)米国/EU
暗号化AES-256(転送・保管時)AES-128
冗長性イレブンナイン(99.999999999%)同等
イミュータブルObject Lock対応Object Lock対応

実務上のポイントとして、Wasabiは東京リージョンを提供しているため、日本からのアクセスレイテンシが低い点がBackblaze B2(米国/EUリージョンのみ)と比較した優位性です。大容量ファイルの頻繁なアップロード/ダウンロードが必要な環境では、リージョンの近さがパフォーマンスに直結します。

Wasabiの4つの特徴

1. エグレス無料・APIコール無料のシンプル課金

Wasabiの最大の特徴は、ストレージ料金のみで追加費用が発生しないシンプルな課金体系です。AWS S3ではエグレス料金($0.09/GB〜)とAPIコール料金が別途発生し、月間のコスト予測が複雑になります。Wasabiはストレージ量を確認するだけで月額コストが確定するため、予算管理が容易です。

2. 東京リージョンによる低レイテンシ

Wasabiは東京(ap-northeast-1)にリージョンを持っており、日本国内からのアクセスレイテンシが低い設計です。Backblaze B2は東京リージョンを持たないため、日本からのアクセスでは速度差が生じます。NASからの自動バックアップやリストア時の転送速度において、東京リージョンの存在は実務上の大きなメリットです。

3. S3完全互換APIとイミュータブルストレージ

WasabiのAPIはAWS S3と完全互換で、S3対応ツール・ライブラリ・NASバックアップ機能がそのまま利用可能です。Object Lock(イミュータブルストレージ)にも対応しており、ランサムウェア対策として一定期間データの削除・上書きを防止できます。建築プロジェクトの重要ドキュメントの保護に有効です。

4. AES-256暗号化とイレブンナインの耐久性

保管時・転送時ともにAES-256暗号化を適用し、データ耐久性は99.999999999%(イレブンナイン)です。Backblaze B2のAES-128と比較して暗号化強度が高く、セキュリティポリシーの厳格な企業でも採用しやすい設計です。SOC 2 Type II準拠など、エンタープライズ向けのコンプライアンス対応も整備されています。

Wasabiを編集部が使ってみました

Wasabiは、編集部がNASのオフサイトバックアップ先として検証したクラウドストレージです。東京リージョンにバケットを作成し、Synology DS923+のHyper BackupからWasabiへの自動バックアップを設定しました。S3互換のため、設定はAWS S3向けの手順とほぼ同じで、15分程度で完了しました。

コスト面では5TB保管で月$34.95です。AWS S3 Standard(同容量で月$115)と比較して大幅なコスト削減です。Backblaze B2($30/月)との差は約$5ですが、東京リージョンの存在による転送速度の向上がメリットです。

制約として、1TB最小課金と90日最小保管期間があるため、少量データの短期保管には割高です。また、エグレス無料は1:1比率制限があり、保管量以上の大量ダウンロードでは追加費用が発生します。

日本国内からのアクセスを重視し、NASやサーバーのオフサイトバックアップを低コストで運用したい環境におすすめです。

Wasabiの口コミ

良い評価

  • ストレージ料金のみのシンプルな課金で、月額コストの予測が容易だと高く評価されています。
  • 東京リージョンがあり、NASからのバックアップ速度がBackblaze B2より速いとの声があります。
  • S3完全互換で、既存のS3向けツールやスクリプトがそのまま使えると好評です。
  • AWSからWasabiに移行し、ストレージコストを大幅に削減できたとの報告があります。

気になる評価

  • 1TB最小課金のため、少量データの保管には割高になるとの指摘があります。
  • 90日最小保管期間があり、短期的なデータ保管には向かないとの声が挙がります。
  • エグレスの1:1比率制限があり、大量ダウンロード時はBackblaze B2の方が有利との意見があります。

Wasabiの導入事例

  • 建築設計事務所:NAS(Synology)のオフサイトバックアップにWasabi東京リージョンを使用し、災害対策を構築しています。
  • 映像制作会社:完了プロジェクトの映像素材をWasabiにアーカイブし、NASの空き容量を確保しています。
  • ゼネコン情報システム部:施工写真データベースのバックアップにWasabiを採用し、AWS S3からのコスト削減を実現しています。
  • 大学研究室:研究データの長期保管にObject Lock機能を活用し、データの改ざん防止を担保しています。

まとめ

Wasabi Hot Cloud Storageは、Wasabi Technologiesが提供するS3互換のクラウドオブジェクトストレージです。エグレス無料のシンプル課金・東京リージョン・S3完全互換API・AES-256暗号化を特徴とし、$6.99/TB/月で展開されています。

AWS S3のコストを削減しつつ、日本国内からの低レイテンシアクセスを重視するユーザーにとって最有力の選択肢です。

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