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ZBrush

★★★★☆ 3.8 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.0
機能 4.6
サポート 4.3
コスパ 3.6
評価の詳細

ZBrushは、Maxon Computer(旧Pixologic)が提供する高解像度の3Dスカルプティングソフトです。

デジタル粘土感覚で数百万ポリゴンを直接スカルプトでき、キャラクターモデリング・フィギュア原型制作・建築装飾の造形・プロダクトコンセプトなどに活用できます。

VFX・ゲーム・フィギュア制作の3Dスカルプティングで使われています。

ZBrushとは

項目内容
ソフト名ZBrush
提供元Maxon Computer(ドイツ)※旧Pixologic
カテゴリ3DCG / 3Dモデリングソフト(デジタルスカルプティング)
主な機能高解像度スカルプト・DynaMesh・ZRemesher・FiberMesh・NanoMesh・ZBrush for iPad
対応OSWindows / macOS
最新バージョンZBrush 2026.2.1(2026年6月)
料金年払い76,780円/年(月額換算6,398.33円)、月払い9,460円/月(ZBrush for iPad同梱)、Maxon One 年払い243,100円/年(2026年9月現在・日本向け表示、税込)
公式サイトmaxon.net/en/zbrush

ZBrushは、ドイツのMaxon Computerが提供するデジタルスカルプティング専用3DCGソフトです。2022年にMaxonがPixologicから買収し、現在はCinema 4Dと並ぶMaxonの主力製品として開発されています。数千万ポリゴンを直接操作できる独自の2.5Dエンジンを搭載し、キャラクターモデリング・フィギュア原型・クリーチャーデザイン・建築装飾造形に使われています。

DynaMesh(自動トポロジー再生成)・ZRemesher(自動リトポロジー)・FiberMesh(毛髪生成)・NanoMesh(ディテール分布)といった独自機能で、他ソフトでは困難な有機的形状の造形を短時間で実現します。iPad版ZBrushも提供され、モバイルでのスカルプト作業に対応しています。

料金プラン・ライセンス形態

ZBrushはMaxonの購入ページでサブスクリプション(年払い・月払い)のみが提供されています(2026年9月現在)。

プラン料金含まれるもの
ZBrush 月払い9,460円/月ZBrush + ZBrush for iPad同梱
ZBrush 年払い76,780円/年(月額換算6,398.33円)ZBrush + ZBrush for iPad同梱
Maxon One 年払い243,100円/年(月額換算20,258.33円)ZBrush + Cinema 4D + Redshift + Red Giant + Universe + Autograph

年払い76,780円はキャラクターアーティスト・フィギュア原型師にとって導入しやすい価格帯で、iPad版も同梱される点が魅力です。Maxon One(年払い243,100円)を選べば、Cinema 4D・Redshift・ZBrush・Red Giantが統合利用でき、モーショングラフィックス・キャラクターCG両方を運用するスタジオに向くバンドル構成です。

動作環境・システム要件

ZBrushは高解像度スカルプト処理のためCPUとメモリの性能が重要で、GPU依存度は他ソフトより低い傾向があります(2026年9月現在)。

項目最小推奨
OSWindows 10(v22H2・64bit)/ Windows 11 / macOS 14以降—
CPU64bit Intel / AVX2対応AMD / Snapdragon X Elite / Apple Silicon M1以上(Intel MacはSSE4.2対応)—
メモリ16GB—
GPUOpenGL 3.3以上・Vulkan 1.1以上に対応したグラフィックカード—
ネットワークライセンス認証とオンラインコンテンツの利用にインターネット接続が必要—
入力デバイスマウスまたはペンタブレット(Wacom / XP Pen / Xencelabs / Huion)筆圧対応ペンタブレット

実務上のポイントとして、ZBrushは他の3DCGソフトと異なりGPU依存度が低く、CPU性能とメモリ容量がスカルプト作業速度に直結します。数千万ポリゴン級のスカルプトを扱うには32GB以上のメモリが推奨され、Wacom Intuos Pro等のペンタブレットの併用が実質必須となります。

ZBrushの5つの特徴

1. 映画・ゲーム・フィギュア業界のスカルプト用途

ZBrushは、フィルム・ゲーム・フィギュア業界の3Dスカルプトで使われているソフトです。Marvel映画・Pixar作品・AAAゲームのキャラクターデザイン・クリーチャーデザインにも用いられています。

2. 数千万ポリゴンを直接操作する独自2.5Dエンジン

ZBrushは、数千万〜数億ポリゴンを直接スカルプトできる独自の2.5Dパイプラインを採用しています。ハイレゾスカルプトを一般的なワークステーションで快適に扱えるのが技術的アドバンテージです。

3. DynaMesh・ZRemesherによるトポロジー自動化

DynaMesh(スカルプト途中の自動トポロジー再生成)とZRemesher(自動リトポロジー)は、ZBrushのワークフロー効率化機能です。手動でトポロジーを整える作業を大幅に削減でき、スカルプトとリトポロジーの往復がシームレスに進みます。

4. FiberMesh・NanoMeshによる有機的表現

FiberMesh(毛髪・植生の生成)・NanoMesh(小オブジェクトの分布)といった有機的表現特化の機能が充実しており、キャラクター・クリーチャー・植生・装飾造形の細部表現を短時間で作り込めます。

5. iPad版ZBrush同梱でモバイル対応

デスクトップ版サブスクリプションにはiPad版ZBrushが同梱されており、外出先・リモート環境でのスカルプト作業が可能です。Apple Pencilを活用した直感的な入力により、ノートPCを開かなくてもタブレット1台でスカルプトできる柔軟性が、モバイルワーカーのアーティストに支持されています。

ZBrushを編集部が使ってみました

ZBrushは、編集部がPERSCのキャラクター・建築装飾のディテール制作で活用するデジタルスカルプティングソフトです。数千万ポリゴンを直接操作できる点は、高解像度スカルプト用途で強みになると実感しています。

コスト面では、年払い76,780円にiPad版同梱というボーナスもあります。Maxon One(年払い243,100円)ならCinema 4D・Redshiftまで含まれ、モーショングラフィックス+キャラクタースカルプトのスタジオ構成を1つの契約で揃えられます。

制約として、独自のUI体系とZBrush流のショートカット体系が他ソフトと全く異なるため、BlenderやMaya経験者でも最初の学習コストが大きくかかります。また建築ビジュアライゼーション用途では、スカルプト機能が必要な場面は装飾造形・人物モデル作成程度に限られ、純粋な建築パース制作にはオーバースペックとなる可能性があります。

キャラクターアーティスト・クリーチャーデザイナー・フィギュア原型師を目指す方、建築装飾・モニュメント・プロダクトコンセプトの有機的造形が必要な制作者、Maxon Oneエコシステムで複数ツールを運用したいスタジオに向いています。

ZBrushの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • VFX・ゲーム・フィギュア業界のデジタルスカルプティングで広く使われている点が評価されています。
  • 数千万ポリゴンを直接操作する独自2.5Dエンジンが、他ソフトに代替が効かない技術的アドバンテージとして支持されています。
  • DynaMesh・ZRemesherによるトポロジー自動化が、生産性を大きく引き上げると評価されています。
  • iPad版同梱により、ペンタブ+iPadでモバイル環境での作業ができる点が柔軟な働き方に寄与するとの声があります。

気になる点

  • 独自UI体系の学習コストが高く、他の3DCGソフト経験者でも適応に時間がかかるとの意見があります。
  • 永続ライセンス廃止によりサブスク化され、長期コスト負担が増えたとの声が挙がります。
  • 建築ビジュアライゼーション純粋用途では機能過剰で、投資対効果が見合わない場面があるとの指摘があります。

まとめ

ZBrushは、Maxon Computerが提供するデジタルスカルプティング用の3DCGソフトです。数千万ポリゴン操作・DynaMesh/ZRemesher自動化・FiberMesh有機表現・iPad版同梱を特徴とし、年払い76,780円・月払い9,460円、またはMaxon One(年払い243,100円)というサブスクリプションプランで提供されています。

映画・ゲーム・フィギュア業界で使われているスカルプトソフトで、キャラクターアーティスト・クリーチャーデザイナー・フィギュア原型師が優先して検討したいソフトです。

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編集部評価の詳細

ZBrushは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.0 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.6 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.3 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.6 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。