使いやすさ
UIの分かりやすさ・学習コスト
4.4/ 5.0
使いやすさの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。
編集部レビュー作成中Coohom(クーホム)は、Manycore Tech社が提供するクラウドベースの3Dインテリアデザインツールです。
間取り図の作成から家具配置、フォトリアルなレンダリングまでをブラウザ上で完結でき、インテリアコーディネーターや住宅メーカー、家具販売事業者の業務効率化に繋がります。
世界200カ国以上・45,500社以上に導入され、月間8,630万人が利用するプラットフォームとして、クラウド型インテリアCADの分野で確固たる地位を築いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Manycore Tech Inc.(群核科技)(中国・杭州 / 米国・ニューヨーク) |
| カテゴリ | CAD / インテリアCAD |
| 価格 | 無料プランあり / Pro 月額¥5,400(年払¥54,000)/ Elite 月額¥12,000(年払¥120,000)/ 企業 要相談(2026年6月時点・公式 coohom.com/jp) |
| 対応OS | Web(Chrome / Edge推奨)/ Windows 10・11 / macOS 10.5+ |
| 日本語対応 | 有(UI・ヘルプセンター) |
| 公式サイト | coohom.com/jp |
Coohomは、中国・杭州に本社を置くManycore Tech Inc.(群核科技)が開発・運営するクラウド型3Dインテリアデザインプラットフォームです。2011年にイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校卒の3名が創業し、中国国内では「Kujiale(酷家楽)」として先行展開、国際版としてCoohomブランドで世界市場に進出しました。
最大の特徴はブラウザ上で間取り作成から3Dレンダリングまでを完結できる点です。AIによる自動レイアウト生成やクラウドレンダリングにより、ローカルPCに高性能なGPUがなくても高品質な3Dパースを出力できます。Sweet Home 3DやHomestylerなど同カテゴリのインテリアCADと比較して、クラウドレンダリングの品質と速度に強みを持っています。
Coohomの日本公式サイト(coohom.com/jp)では、無料のBasicプランと3つの有料プランが提供されています。月払いと年払いで料金が異なり、年払いにすると約17%割安になります(2026年6月時点の公式表記)。
| プラン | 月払い | 年払い | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Basic | ¥0(無料) | ¥0 | プロジェクト3個・1K画像レンダリング・ブランド品素材100万点以上 |
| Pro(個人デザイナー向け) | ¥5,400/月 | ¥54,000/年(月あたり約¥4,500) | 4K画像レンダリング無制限・8K・1080p動画・透かしなし・無制限プロジェクト |
| Elite(設計事務所・工務店向け) | ¥12,000/月 | ¥120,000/年(月あたり約¥10,000) | 8Kレンダリング・チーム共有・最大20ライセンス・請求書払い対応・IT補助金申請支援 |
| 企業(ハウスメーカー・メーカー向け) | 要相談 | 要相談 | アカウント数無制限・企業間共有・パラメトリック素材作成 |
無料のBasicでも1K画像レンダリングと基本的な間取り作成が使えます。Proは4K無制限・透かし除去で個人デザイナーの実務に対応し、Eliteは8Kやチーム共有・請求書払いに対応して設計事務所・工務店向けです。年払いは約17%OFFになるため、継続利用なら年払いが割安です(最新の料金・キャンペーンは公式料金ページで確認できます)。
Coohomはクラウドベースのため、レンダリング処理はサーバー側で実行されます。ただし、3Dビューの操作にはある程度のローカルスペックが必要です(2026年4月現在)。
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / macOS 10.5+ | Windows 11 / macOS最新版 |
| ブラウザ | Chrome 133+ / Edge 133+(64bit) | Chrome最新版 |
| CPU | 64ビットプロセッサ | Intel Core i5以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | Intel UHD Graphics 770(統合GPU可) | NVIDIA GeForce RTX 3060以上 |
| ネットワーク | 4Mbps以上 | 8Mbps以上 |
クラウドレンダリング方式のため、一般的な3DCGソフトと比較してローカルPCへの負荷は軽めです。間取り図作成のみであれば4GBメモリのPCでも動作しますが、3Dビューをスムーズに操作するには推奨スペック以上の環境が望ましいです。安定したインターネット接続はレンダリング速度に直結するため、特に企業利用では100Mbps以上の回線が推奨されています。
Coohomの最大の差別化ポイントは、AIを活用した自動インテリアレイアウト機能です。間取り図を読み込むだけで、AIが部屋のサイズや形状に合わせた家具配置・カラーコーディネートを自動提案します。提案されたレイアウトは手動で自由に調整できるため、デザインの出発点として活用することで設計効率が大幅に向上します。Sweet Home 3Dのような手動配置型ツールと比較して、初期レイアウトの作成時間を大幅に短縮できる点が強みです。
レンダリング処理をすべてクラウド側のサーバーで実行するため、ローカルPCに高性能GPUを搭載していなくてもフォトリアルな3Dパースを生成できます。最大16K解像度の静止画、360°パノラマ、1080p動画に対応しており、住宅メーカーのショールーム用VRコンテンツやクライアント提案資料としてそのまま使える品質を実現しています。Homestylerも同様のクラウドレンダリングを提供していますが、Coohomは解像度の上限と出力速度で優位性を持っています。
家具・建材・照明・インテリア小物など60,000点以上の3Dモデルを標準搭載しています。ドラッグ&ドロップで空間に配置でき、パラメトリックモデリング機能によりサイズ・色・素材をリアルタイムに変更可能です。家具メーカーが自社製品の3Dモデルを登録・公開する仕組みも整備されており、実在する製品を使ったリアルなインテリア提案ができます。
アプリケーションのインストールが不要で、Chrome等のブラウザからすぐに利用を開始できます。チームメンバー全員が同じプロジェクトにアクセスし、リアルタイムでデザインの編集・レビュー・コメントが可能です。設計者・営業・クライアントが同一のプラットフォーム上でデザイン確認を行えるため、確認工程のやり取りが大幅に削減されます。デスクトップアプリ版(Windows/Mac)も提供されており、オフライン作業にも一部対応しています。
Coohomは「インテリアデザインの民主化」を体現するツールです。従来、フォトリアルなインテリアパースを作成するには3ds MaxやBlenderなどの専門ソフトと高性能PCが必要でしたが、Coohomはブラウザとインターネット接続さえあれば誰でも高品質な3Dビジュアライゼーションを実現できます。
コスト面では、無料のBasicプランでも基本機能が使える点が評価できます。有料のProプランは日本公式で月額¥5,400(年払いなら月あたり約¥4,500)と、個人デザイナーが導入しやすい価格帯です。ただし、8Kレンダリングやチーム共有が必要な場合はEliteプラン(月額¥12,000)が必要になり、複数名での利用では費用が積み上がる点に注意が必要です。
制約としては、クラウド依存度が高いため、インターネット接続が不安定な環境では操作性が著しく低下します。また、建築設計レベルの精密な図面作成にはAutoCADやVectorworksのような専用CADには及ばず、あくまでインテリアデザイン・空間提案に特化したツールとして位置づけるのが適切です。
住宅メーカーの営業担当者やインテリアコーディネーター、家具販売事業者など「短時間で見栄えのする3Dパースを作りたい」というニーズには最適なツールです。設計の専門知識がなくても直感的に操作でき、クライアントへの提案スピードを劇的に向上させられます。
Coohomを検討する際によく比較されるのが、Homestyler と Cedreo です。主要な違いを一覧で整理しました(料金は各社公式の表記そのまま。Coohomは日本公式の円価格、Homestyler・Cedreoは各公式のドル価格で、最新額は各公式でご確認ください)。
| 項目 | Coohom | Homestyler | Cedreo |
|---|---|---|---|
| 表現力 | 最大16K・AI自動配置・6万点 | 4K・実在ブランド家具・AI多数 | 約5分生成・図面一式まで |
| 日本語 | ◯ 対応 | ◯ 対応 | ◯ 対応 |
| 料金 | 無料/Pro 月¥5,400/Elite 月¥12,000 | 無料(1K無制限)/Pro+ 月$6.8〜 | 無料(1案件)/Pro 月$119前後 |
| 対応端末 | Web・Win・Mac | Web・iOS・Android | Web・Win・Mac |
| 向く現場 | 高解像度提案・チーム制作 | 実家具提案・モバイル現場 | 住宅営業・工務店 |
Coohomが向くのは、最大16Kの高解像度パースで作り込みたい、チームで提案を共有・レビューしたい、かつ日本語環境で総合的に1本にまとめたいケースです。入口の安さを最優先するなら Homestyler、住宅営業の図面一式まで一気通貫で出したいなら Cedreo に分があり、用途によって選び分けるのが現実的です。
Coohomは、高解像度のインテリアパースを日本語環境で効率よく作りたいコーディネーター・設計者に最も向いています。AIによる自動レイアウトで提案のたたき台を素早く作れ、チーム共有でクライアント確認までスムーズに回せるため、提案数が多い現場ほど効果が出ます。
一方で、住宅の確認申請レベルの精密な図面が主目的なら専用CADや Cedreo のほうが適し、ネット回線が不安定な環境やオフライン作業が前提の場合はクラウド型ゆえの制約が出ます。「高解像度・チーム・日本語」で総合的に1本選ぶなら Coohom、というのが編集部の結論です。
Coohomは、ブラウザ上で間取り作成から高品質3Dレンダリングまでを完結できるクラウド型インテリアデザインツールです。AIによる自動レイアウト生成とクラウドレンダリングにより、専門的な3DCGスキルや高性能PCがなくても、フォトリアルなインテリアパースを短時間で作成できます。
無料プランから始められる手軽さと、必要に応じてProプラン(月額¥5,400、年払いで割安)へ拡張できる柔軟さは、個人のインテリアコーディネーターから住宅メーカーの営業チームまで幅広い層にとって導入しやすいポイントです。建築設計レベルの精密な図面作成には専用CADが必要ですが、空間提案・インテリアビジュアライゼーションの用途ではCoohomが効率と品質のバランスに優れた選択肢となります。
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