メインコンテンツへスキップ

Cedreo

★★★★☆ 3.7 無料プランあり 日本語部分対応
使いやすさ 4.3
機能 3.5
サポート 3.6
コスパ 3.4
評価の詳細

Cedreo(セドレオ)は、フランス発のクラウド型3D住宅デザインソフトウェアです。

住宅の間取り図作成から立面図・断面図・エクステリアの3Dレンダリングまでを単一のプラットフォームで完結できます。

住宅営業に特化した3D設計ツールで、世界で3,000以上のユーザーに使われています。

Cedreoとは

項目内容
提供元Cedreo(フランス・ナント)
カテゴリCAD / インテリアCAD(住宅営業向け3D)
価格Free / Personal $59(1プロジェクト買切り)/ Pro 月額$59(年払いは$39/月)/ Enterprise $69/ユーザー/月(年払いは$59/ユーザー/月)(2026年9月現在)
対応OSWeb / Windows / macOS
日本語対応一部(公式サイトに日本語ページあり)
公式サイトcedreo.com

Cedreoは、米国アトランタ・フランスのナント・ドイツのミュンヘンに拠点を置くCedreo社が開発・提供するクラウド型3Dホームデザインソフトです。住宅建設業者・リフォーム業者・建築家が営業提案の場面で使うことを想定して設計されており、建築CADの専門知識がなくても約2時間で住宅の完全な3Dモデルと立面図・断面図を作成できます。

Coohomが幅広いインテリアデザインをカバーするのに対し、Cedreoは「住宅営業の提案資料作成」にフォーカスした機能構成が特徴です。敷地計画図から電気配線図まで、住宅の販売プロセスで必要とされる図面を網羅的にカバーしています。公式には成約までの期間半減・営業前コスト60%削減・新築販売40%増といった導入効果が公表されており、設計ツールというよりセールス支援ツールとしての色彩が強い製品です。

料金プラン・ライセンス形態

Cedreoは無料プランに加えて、個人・プロフェッショナル・エンタープライズの3段階で提供されています。無料プランは1プロジェクトに限定されますが、機能検証には十分です。

プラン料金含まれるもの対象ユーザー
Free無料1ユーザー・1プロジェクト・基本的な間取り作図機能(レンダリングなし)お試し利用
Personal$59(1プロジェクト買切り)全素材・家具ライブラリ・20レンダリング/プロジェクト個人のリフォーム検討者
Pro月額$59(年払いは$39/月)無制限プロジェクト・40レンダリング/月住宅営業・建築家
Enterprise$69/ユーザー/月(年払いは$59/ユーザー/月)80レンダリング/月/ユーザー・チームコラボレーション・権限管理大規模チーム・住宅メーカー

年額プランに切り替えると月額換算で割引が適用されます。レンダリングクレジットは月ごとのリセット制となっており、使い切らない分は翌月に繰り越せない点には注意が必要です。無料プランの作成プロジェクトは3年間アクセス可能で、クレジットカード登録なしで開始できます。有料プラン間のアップグレードではプロジェクトデータが維持されますが、ダウングレードはできない点も特徴です。

動作環境・システム要件

Cedreoは100%オンラインのクラウドベースで、ソフトのダウンロードは不要です(2026年9月現在)。

項目最小要件推奨要件
OS−Windows 11 / macOS 12(Monterey)・15(Sequoia)・Tahoe(MacBook Pro)
ブラウザ−Chrome / Safari / Firefox 最新版
CPU−Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上
メモリ16GB16GB以上
GPU統合GPU可統合または専用GPU
ネットワーク安定したインターネット接続安定したインターネット接続

レンダリングはクラウドで処理されますが、公式はメモリ16GB以上・購入から4年未満のPCを推奨しています。営業先への持ち出しや在宅勤務でも同一の作業環境を維持できます。ただし、操作のレスポンスはネットワーク速度に依存するため、有線接続もしくは安定した無線LAN環境での利用が推奨されます。

Cedreoの4つの特徴

1. 住宅営業に特化した2時間完結ワークフロー

Cedreoは「住宅1軒を2時間で設計する」ことを公式に掲げているほど、住宅営業の提案スピードにフォーカスした製品です。テンプレートベースのスタート、直感的なドラッグ&ドロップ、自動寸法計算により、CADの専門知識がない営業担当者でも短時間で提案用の3Dパースを作成できます。AutoCADのような汎用CADや、CoohomのようなAI自動生成型ツールと比較して、「住宅営業」という明確なユースケースに最適化されている点が差別化要因です。

2. 8,500点以上の家具・オブジェクトと5,300点以上の素材

壁材・床材・屋根材・外装素材などの素材5,300点以上と、屋内外の3D家具・オブジェクト8,500点以上を標準搭載しています。素材はフォトリアルな質感で表現され、施主向け提案でそのまま使える品質です。素材の置換も即座に反映されるため、「屋根の色違いバリエーション」や「外壁材の候補比較」といった提案を短時間で作成でき、営業の初回商談での成約率向上に貢献します。

3. 数分で生成される高品質クラウドレンダリング

住宅全体のフォトリアル3Dレンダリングを数分で生成できます。レンダリング処理はサーバー側で実行されるため、ローカルPCの負荷がかからず、営業担当者が打ち合わせ中にその場でパースを出力することも可能です。インテリア・エクステリア両方に対応し、昼夜の光環境シミュレーションも含まれています。Sweet Home 3Dのようなローカル処理型ツールと比べて、処理が短時間で完結します。

4. 住宅販売プロセス全体をカバーする図面出力

3Dパースだけでなく、平面図・立面図・断面図・敷地計画図・電気配線図など住宅販売に必要な図面を1つのツールで作成できます。図面は設計変更に連動して自動更新されるため、変更の反映漏れが構造的に排除されます。成約までの期間半減・営業前コスト60%削減という公式の導入効果は、この「販売プロセス全体をカバーする設計」から生まれるものです。

Cedreoについての編集部の見解

Cedreoは、住宅営業という明確なユースケースに全振りした3D設計ツールです。建築CADの汎用性を追求するのではなく、「営業担当者が短時間で提案資料を作れること」に機能を絞り込んだ設計思想が鮮明で、住宅メーカーや工務店の営業部門にとって非常に使いやすい製品に仕上がっています。

コスト面では、Proプラン月額$59(年払いは$39/月)という価格は同カテゴリの汎用インテリアCADと比較すると高めです。ただし、無制限プロジェクトと月40回のレンダリングが含まれる点、住宅販売に必要な図面が一気通貫で出力できる点を考慮すると、住宅営業チームの業務効率化に対するROIは十分に見合います。Personalプランの1プロジェクト買切り$59は、個人の住宅リフォーム検討者には手が届きやすい設定です。

制約としては、機械設計や土木設計など住宅以外の用途には向きません。また、データ形式が独自仕様のため、AutoCADやVectorworksなど汎用CADとの連携には変換の手間が発生します。設計事務所が本格的な建築設計に使うツールではなく、あくまで住宅営業の提案資料作成ツールとして位置づけるべきです。

工務店・ハウスビルダー・住宅リフォーム業者の営業部門で、提案スピードと成約率を上げたいと考えている事業者には最適な選択肢です。営業担当者のCAD習熟時間を最小化しつつ、施主が理解しやすいフォトリアルなパースでのプレゼンテーションが実現できます。

Cedreoと主要インテリアCADの比較

Cedreoを検討する際によく比較されるのが、Coohom と Homestyler です(Cedreoの料金は公式の表記。最新は各公式でご確認ください)。

項目CedreoCoohomHomestyler
強み住宅営業特化・図面一式高解像度・チーム実在ブランド家具・モバイル
日本語△ 一部◯ 対応◯ 対応
料金無料(1案件)/Pro $59/月(年払いは$39/月)無料/Pro無料/Pro+
図面出力◎ 平面・立面・断面・敷地・電気△△
向く現場住宅営業・工務店高解像度提案・チーム実家具提案・モバイル

Cedreoが向くのは、住宅営業で「パース+図面一式」を短時間で量産したい工務店・ハウスビルダーです。幅広いインテリア提案や高解像度の作り込みなら Coohom、実在家具でのリアルな提案なら Homestyler に分があります。

結論:Cedreoはどんな人・案件におすすめか

Cedreoは、住宅営業の提案資料(3Dパース+図面一式)を、CAD未経験の営業担当でも短時間で作りたい工務店・ハウスビルダー・リフォーム業者に最も向いています。約2時間で住宅1軒を設計でき、平面図から電気配線図まで一気通貫で出力できるのが決め手です。一方、オフィスや店舗など住宅以外の提案、汎用的なインテリアデザインには機能が絞られているため、その場合は Coohom などが適します。

Cedreoの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • CAD未経験の営業担当者でも2時間程度で提案用3Dパースを作れるようになり、研修コストが大幅に削減できたという声が挙がります。
  • 素材ライブラリが豊富で、屋根材・外壁材のバリエーション提案が即座に作成できる点が住宅営業の現場で高く評価されています。
  • クラウドベースなのでPCを選ばず、営業先の商談中にその場で修正したパースを提示できる機動力が重宝されています。
  • 手描きパースや外注CGを使っていた業者が乗り換えた結果、提案サイクルが数日単位から数時間に短縮されたという導入事例が目立ちます。

気になる点

  • 月額$59はCoohomなど他社のインテリアCADと比べて高めに感じるという指摘があります。
  • レンダリングクレジットが月ごとにリセットされるため、繁閑差が大きい業態では使い切れないプランが出るという声が挙がります。
  • 住宅設計に特化しているため、オフィスや店舗・商業施設の提案には機能が不足するという評価があります。

まとめ

Cedreoは、住宅営業の提案資料作成に特化したクラウド型3D住宅デザインソフトです。学習コストを極限まで抑えた設計思想と、2時間で住宅1軒を設計できるスピード感により、営業担当者が自らパースを作れる環境を実現しています。

Proプラン月額$59という価格は汎用インテリアCADと比べると高めですが、無制限プロジェクトと住宅販売に必要な図面一式が含まれる点で住宅事業者にとっては合理的な投資になります。外注CGや手描きパースから脱却し、営業現場での提案スピードを上げたい工務店・ハウスビルダー・リフォーム業者にとって、Cedreoは有力な選択肢と言えます。

建築CADコース(Jw_cad)のバナー。「CADで建築図面がかける」無料体験あり。

編集部評価の詳細

Cedreoは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.3 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

3.5 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.6 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.4 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。