Coohom と Foyr Neo は、どちらもブラウザだけで間取り作成から3Dパース(立体的な完成イメージ図)まで完結できるクラウド型のインテリアCADです。クラウド側でレンダリングを処理するため高性能PCがなくてもプロ品質の出力ができますが、「日本語対応」「価格の入口」「出力の方向性」で性格が分かれます。この記事では各製品の料金・機能から項目別の違い、どちらが向くかまでを編集部が比較します(2026年6月現在)。
Coohom と Foyr Neo の違い
ざっくり言うと、Coohom は日本語UIで最大16Kの高解像度パースとチーム制作に強く、Foyr Neo は英語UIだがインテリア特化の効率と4K・360°VR・動画書き出しに強いツールです。クラウド完結・6万点規模のアセット・AI支援といった基本は両者とも備えており、差が出るのは「日本語対応」「入口の価格」「出力フォーマット」「特化度」の4点です。以下で具体的に見ていきます。
Coohom の特徴と料金
Coohom は最大16Kのクラウドレンダリングに対応し、AIによる家具配置の自動提案から作り込みまでをWeb・デスクトップで完結できます。UI・ヘルプが日本語対応で国内案件でも迷いにくく、設計者・営業・クライアントが同じプロジェクトを共有できるチーム機能を備えます。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| Basic | 無料 |
| Pro | ¥5,400/月(公式JP) |
| Elite | ¥12,000/月(8K以上対応・公式JP) |
主な機能
- 最大16Kクラウドレンダリング・360°パノラマ
- AIによるワンクリック自動レイアウト
- 6万点超のモデルをパラメトリック編集
- 設計者・営業・クライアントのリアルタイム共有
- 日本語UI・ヘルプセンター
Foyr Neo の特徴と料金
Foyr Neo はインテリアデザイン業務に絞り込んだクラウドCADで、6万点超のインテリア特化アセットと、クラウド側での4Kフォトリアルレンダリング・360°VR・動画書き出しに対応します。UIは英語中心ですが、インテリアのプレゼンに必要な出力が一通り揃い、ハイエンドPCなしで没入型の提案を作れます。
| プラン | 料金 |
|---|---|
| Basic | ¥8,600/月(公式JP) |
| Standard | ¥13,000/月(公式JP) |
| Premium | ¥23,000/月(公式JP) |
主な機能
- 6万点超のインテリア特化アセットライブラリ
- クラウド側の4Kフォトリアルレンダリング
- 360°VR・動画書き出し
- インテリア業務に絞り込んだUI
- 無料トライアルで事前検証
項目別に比較
両者の違いを4つの観点で整理します。いずれも一方が優れているというより、現場との相性で評価が変わります。
日本語対応
最も大きな差がここです。Coohom はUI・ヘルプ・サポートが日本語対応で、国内のインテリア・住宅案件でも迷わず使えます。Foyr Neo はUIが英語中心で、日本語環境を前提とするチームでは習熟にひと手間かかります。国内案件が中心なら Coohom、英語UIに抵抗がなければ Foyr Neo という前提の違いがあります。
価格・ライセンス
入口の手軽さは Coohom に分があり、無料のBasicから始められ、有料も Pro が月額¥5,400からと本ペアで安く始められます。Foyr Neo は無料トライアルはあるものの常用は Basic 月¥8,600〜で、Coohom より入口は高めです。低コストで始めたいなら Coohom、相応の費用をかけてインテリア特化機能を使い込むなら Foyr Neo です。
表現力
解像度の上限は Coohom(最大16K)が上で、作り込んだ高解像度パースで魅せたい場面に向きます。Foyr Neo は4Kですが、360°VR書き出し・動画書き出しに対応し、施主に「歩いて回れる」没入型プレゼンを提示できるのが持ち味です。静止画の解像度なら Coohom、VR・動画での体験提案なら Foyr Neo に強みがあります(編集部評価の機能は Coohom 4.0/Foyr Neo 3.6)。
学習コスト
どちらもインテリア特化のUIで操作自体は直感的ですが、Foyr Neo は英語UIのぶん日本語話者には初期の学習コストがかかります。使いやすさ評価は Coohom 4.4/Foyr Neo 3.9 で、日本語で使える Coohom が一歩リードします。Foyr Neo はインテリア業務に絞り込まれている分、機能の迷いは少ない設計です。
結論:どちらがおすすめか
Coohom が向いている人
- 日本語UIで迷わず使いたい、国内のインテリア・住宅案件が中心
- 8K〜16Kの高解像度パースでクライアントに魅せたい
- 設計者・営業・クライアントのチーム制作を1プロジェクトで回したい
- 無料または低コストで始めたい
Foyr Neo が向いている人
- 英語UIに抵抗がなく、インテリアデザイン業務に絞った効率を求める
- 360°VR・動画書き出しで没入型のプレゼンをしたい
- ハイエンドPCを持たずクラウドで4K出力まで完結したい
失敗しない選び方
迷ったら、次の軸で絞り込むと判断しやすくなります。
- 日本語対応: 国内案件中心で日本語UIが必須なら Coohom
- 出力の方向性: 高解像度の静止画で魅せる=Coohom、VR・動画の体験提案=Foyr Neo
- 入口のコスト: 無料・低コストで始めたい=Coohom
- 業務の絞り込み: インテリア特化の効率を突き詰める=Foyr Neo
まとめ
「日本語UI・高解像度・チーム制作・低コスト開始」を軸にするなら Coohom、「英語UIでよく、インテリア特化の効率と4K・360°VR・動画書き出し」を軸にするなら Foyr Neo が向いています。Coohom は無料プラン、Foyr Neo は無料トライアルがあるので、自社の標準的な案件(間取り入力→家具配置→パース出力)で同じ案件を試作し、仕上がり・操作感・日本語の使いやすさを比べてから決めるのが確実です。各製品の詳しい評価は Coohom と Foyr Neo のページで解説しています。
DB · Architecture Software