Figmaは、ブラウザ上で動作するクラウド型のUI/UXデザイン・コラボレーションツールです。
複数人が同じファイルをリアルタイムで同時編集できる点が最大の特徴で、UIデザイン・プロトタイプ・図版制作・デザインレビューに広く使われています。建築・3DCGの分野では、提案資料のレイアウト、WebサイトやアプリのUI設計、関係者間でのデザイン共有に活用できます。
インストール不要のブラウザ動作に加えてデスクトップアプリも提供され、Windows・macOSを問わず同じ環境で利用できます。
Figmaとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | Figma |
| 提供元 | Figma, Inc. |
| カテゴリ | デザイン・画像編集 / グラフィック・UI |
| 主な機能 | リアルタイム共同編集・コンポーネント・オートレイアウト・プロトタイピング・プラグイン |
| 対応OS | Web / Windows / macOS |
| 料金 | 無料〜Professional $16/編集者・月(2026年6月時点・公式参照) |
| 公式サイト | figma.com |
Figmaは、ブラウザ上で動くクラウドネイティブなデザインツールです。複数人が同じファイルを同時に編集でき、コメントやレビューもファイル上で完結します。コンポーネント、オートレイアウト、プロトタイピング、Dev Mode(開発連携)といった機能を備え、UI/UXデザインの定番として広く採用されています。
建築ビジュアライゼーションの現場では、提案資料やプレゼン用レイアウトの作成、Webサイト・アプリのUI設計、関係者間でのデザイン共有・レビューといった用途で活用できます。ファイルがクラウド上にあるため、リンク共有だけで関係者がブラウザから内容を確認できる点が、複数人の制作で効率的です。
料金プラン・ライセンス形態
Figmaは無料プランに加え、編集者数に応じた有料プランを提供しています(2026年6月時点・最新は公式参照)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| Starter | 無料 | 個人利用・基本機能・ファイル数や履歴に制限 |
| Professional | $16/編集者・月〜 | 無制限ファイル・チーム機能・バージョン履歴 |
| Organization 以上 | 上位プラン | 全社管理・高度な権限・セキュリティ |
無料のStarterプランでも基本的なデザイン・プロトタイピングは可能で、まず試してから有料プランに移行できます。料金は「編集者(編集権限を持つメンバー)」単位の課金で、閲覧・コメントのみのメンバーは編集者数に含まれないのが一般的です。最新の料金・プラン構成は公式サイトで確認できます。
動作環境・システム要件
Figmaはブラウザベースのため、一般的なPCで動作します(2026年6月時点)。
| 項目 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 / macOS 11 | Windows 11 / macOS 最新 |
| ブラウザ | Chrome / Edge / Safari 最新版 | Chrome 最新版 |
| メモリ | 8GB | 16GB以上(大規模ファイル) |
| ネットワーク | 安定したインターネット接続 | 光回線 |
| アプリ | デスクトップアプリ(任意) | デスクトップアプリ+フォント連携 |
Figmaはクラウド処理のため、ローカルPCの負荷は比較的軽めですが、大規模なデザインファイルではブラウザ側のメモリを消費します。安定したインターネット接続が前提となり、オフラインでの編集には制約があります。
Figmaの5つの特徴
1. リアルタイム共同編集
複数人が同じファイルを同時に編集でき、カーソルや変更が即座に共有されます。デザイナー・ディレクター・クライアントが同じ画面で作業・確認でき、修正のやり取りがスムーズです。
2. コンポーネントとオートレイアウト
繰り返し使う要素をコンポーネント化し、一括で更新できます。オートレイアウトにより、要素の増減に応じてレイアウトが自動調整され、提案資料やUIの量産が効率化します。
3. プロトタイピング機能
画面遷移やインタラクションを設定し、クリック可能なプロトタイプを作成できます。Webサイトやアプリの動きを実装前に検証・共有できます。
4. ブラウザ完結とクラウド共有
インストール不要でブラウザから利用でき、ファイルはクラウドに保存されます。リンク共有だけで関係者が内容を確認でき、バージョン履歴も自動で管理されます。
5. 豊富なプラグインと開発連携
多数のプラグインで機能を拡張でき、Dev Modeにより開発者がデザインから仕様・コードを参照できます。デザインから実装への受け渡しを円滑にします。
Figmaを編集部が使ってみました
Figmaは、編集部がPERSCのデザインツール比較で試用したクラウド型UI/UXデザインツールです。複数人での同時編集とリンク共有のしやすさにより、提案資料やUIのデザインを関係者と一緒に進められる点が実用的でした。ブラウザだけで完結するため、相手の環境を問わず内容を共有できる点も扱いやすいと感じました。
コスト面では、無料のStarterプランで基本的なデザインが行えるため、まず試してから有料プランを検討できます。Professionalは編集者単位の課金のため、閲覧中心のメンバーが多いチームではコストを抑えやすい構造です。
制約として、Figmaはクラウド前提のためオフライン編集に弱く、安定したインターネット接続が必要です。また、UI/UXデザインに最適化されているため、印刷向けの高度なDTPや写真レタッチには専用ソフトとの使い分けが必要です。
複数人でデザインを進めたいチーム、提案資料やUIをブラウザで共有・レビューしたい事業者、Webサイト・アプリのデザインを行いたい方にとって、Figmaは有力な選択肢です。
Figmaの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- 複数人でのリアルタイム同時編集とリンク共有のしやすさが高く評価されています。
- ブラウザ完結でインストール不要、相手の環境を問わず共有できる点が支持されています。
- コンポーネントやオートレイアウトによる効率化が、UI・資料制作で評価されています。
- 無料プランから始められ、必要に応じて有料へ移行できる点が歓迎されています。
気になる点
- クラウド前提のため、オフライン編集や不安定な回線環境では使いにくいとの指摘があります。
- UI/UX向けに最適化されており、印刷DTPや写真レタッチには専用ソフトが必要との意見があります。
- 大規模ファイルではブラウザのメモリ消費が大きく、動作が重くなるとの声があります。
まとめ
Figmaは、ブラウザ上で動作するクラウド型のUI/UXデザイン・コラボレーションツールです。リアルタイム共同編集、コンポーネント、オートレイアウト、プロトタイピング、開発連携を特徴とし、Web・Windows・macOSで利用できます。無料プランから始められ、Professional $16/編集者・月〜の有料プランで本格運用できます(2026年6月時点・最新は公式参照)。
オフライン編集に弱い点や印刷DTPには不向きという役割の限界はあるものの、複数人でのデザイン制作・共有を効率化したいチームや、UI・提案資料を内製したい事業者にとって、有力な選択肢のひとつといえます。