メインコンテンツへスキップ

HTC VIVE Focus Vision

★★★★☆ 3.5 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.3
機能 4.0
サポート 3.7
コスパ 3.0
評価の詳細

HTC VIVE Focus Visionは、HTC Corporationが展開するスタンドアロン型のVRヘッドセットです。

HTC NIPPONが2024年9月24日に発表した、VIVE Focus 3の後継モデルです。個人向けの製品と、2年間のVIVE Business保証&サービスが付いた法人向けのBusiness エディションの2種類があります。

VIVE Focus 3の片目2448×2448のディスプレイと最大120度の視野角を引き継ぎ、アイトラッキングとフルカラーパススルーを加えています。

HTC VIVE Focus Visionとは

項目内容
製品名HTC VIVE Focus Vision(個人向け)/VIVE Focus Vision Business エディション(法人向け)
メーカーHTC Corporation(台湾)
カテゴリハードウェア / スタンドアロンVRヘッドセット
主な機能インサイドアウトトラッキング・アイトラッキング・フルカラーパススルー・PC VR(USB / Wi-Fi / DisplayPort)
ディスプレイLCD×2、片目2448×2448(合計4896×2448)・視野角最大120度・90Hz
プロセッサQualcomm Snapdragon XR2
価格229,000円(税込、個人向け、2026年9月現在)
公式サイトvive.com/jp/product/vive-focus-vision

VIVE Focus Visionは、Qualcomm Snapdragon XR2、12GB LPDDR5のメモリ、128GBのストレージ(microSDで最大2TBまで拡張)を備えたヘッドセットです。PCとはUSB・Wi-Fiのほか、DisplayPortでの有線接続にも対応し、PC VRのアプリを表示できます。

HTC NIPPONは、Focus Visionを「VIVE Focus 3プラットフォームをベース」に、ビジュアルと快適性を更新し、マルチユーザーの運用とヘッドセットの共有をしやすくした製品と説明しています。VIVE Focus 3は、VIVEの日本の製品ページに価格と購入ボタンがありません(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

VIVE Focus Visionは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。

項目価格内容
VIVE Focus Vision229,000円(税込)個人向け
VIVE Focus Vision Business エディション274,000円(税の表記は下記)法人向け・2年間のVIVE Business保証&サービス(BWS)付き
VIVE 有線ストリーミングキット29,000円(税込)別売・DisplayPortモードで必要

価格はVIVEとVIVE Businessの日本の公式ページの表示です(2026年9月24日時点)。Business エディションは「¥274,000(税込)」と表示される一方、同じページに「※消費税は含まれておりません。」とも書かれており、税込か税抜かを公式ページからは判断できません。購入前にHTCへ確認してください。

HTCは、商用利用にはBWSが必要としています。業務で使う場合はBusiness エディションが対象です。

動作環境・システム要件

PC VRで使う場合のPCの要件です(VIVEの日本の公式ページ、2026年9月現在)。

項目USB・Wi-Fi接続DisplayPortモード
OSWindows 11 / 10Windows 11 / 10
GPUNVIDIA GeForce GTX 1060 6GB同等以上 / AMD Radeon RX 580同等以上NVIDIA GeForce GTX 2060 6 GB同等以上(公式の表記のまま) / AMD Radeon RX 5500シリーズ同等以上(VRAM 6GB以上・ベータ版)
メモリ8GB以上8GB以上
接続USB 3.0ポート×1USB 3.0 Type-A×1、専用GPUのDisplayPort×1
必要なもの―VIVE 有線ストリーミングキット

実務上のポイントとして、DisplayPortモードのGPU要件は公式ページで「GTX 2060」と書かれていますが、GeForceの実在の型番はRTX 2060です。DisplayPortモードでの120Hz表示はベータ版の扱いです。

HTC VIVE Focus Visionの4つの特徴

1. アイトラッキングとフルカラーパススルー

アイトラッキング用のカメラ×2を内蔵し、IPD(瞳孔間距離)を57〜72mmの範囲で自動調整します。フルカラーのパススルーカメラ×2と深度センサーを備え、周囲の映像を見ながら使えます。赤外線センサーも加わり、暗い場所でのハンドトラッキングに使われます。VIVE Focus 3にはなかった機能です。

2. DisplayPortモードによる有線のPC VR

USB・Wi-Fiでの接続に加え、別売のVIVE 有線ストリーミングキット(29,000円・税込)を使うと、PCのGPUのDisplayPortから有線で映像を送るDisplayPortモードで使えます。このモードでは120Hzのリフレッシュレートに対応します(ベータ版)。

3. ホットスワップ対応のバッテリー

着脱式のバッテリーで最大2時間動作し、付属の30Wアダプターで30分で最大50%まで充電できます。内蔵の予備バッテリーで最大20分のスタンバイができるため、電源を切らずにバッテリーを交換できます。冷却ファンの空気取り入れ量は、VIVE Focus 3より30%多くなっています。

4. 法人向けのBusiness エディション

Business エディションには2年間のVIVE Business保証&サービス(BWS)が含まれ、VIVE Business+のソフトウェアとサービスを使えます。トラッキングエリアはインサイドアウトで最大10×10m、VIVE Businessのソリューションを使うと最大1000m²です。

HTC VIVE Focus Visionの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

公式の仕様と価格をもとにまとめています(2026年9月現在)。

良い点

  • VIVE Focus 3と同じ片目2448×2448・視野角最大120度のまま、アイトラッキングとフルカラーパススルーが加わりました。
  • USB・Wi-Fiに加えて、DisplayPortで有線接続するPC VRに対応しました。
  • バッテリー交換中も、内蔵の予備バッテリーで最大20分スタンバイできます。
  • 個人向け(229,000円・税込)と法人向けのBusiness エディションから選べます。

気になる点

  • プロセッサはVIVE Focus 3と同じSnapdragon XR2で、ストレージも128GBのままです。
  • DisplayPortモードには別売のVIVE 有線ストリーミングキット(29,000円・税込)が必要で、120Hz表示はベータ版です。
  • Business エディションの価格は、公式ページ内で税込と税抜の表記が食い違っています。
  • 商用利用には、Business エディションに含まれるBWSが必要です。

まとめ

HTC VIVE Focus Visionは、VIVE Focus 3を基にしたHTCのスタンドアロン型VRヘッドセットです。片目2448×2448・視野角最大120度のディスプレイを引き継ぎ、アイトラッキング、フルカラーパススルー、DisplayPortでの有線PC VRを加えています。個人向けは229,000円(税込、2026年9月現在)です。

業務で使う場合は、2年間のBWSが付いたBusiness エディションが対象です。価格の税の扱いはHTCに確認してください。

編集部評価の詳細

HTC VIVE Focus Visionは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。 各項目の判断根拠を以下に記載します。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.3 / 5.0

旧ページ(VIVE Focus 3)の3.3を引き継いだ。HTC NIPPONは後継をVIVE Focus 3プラットフォームをベースにした製品と説明しており、スタンドアロンで使い、着脱式バッテリー(最大2時間)を交換しながら運用する形は変わらない。

機能

できることの幅・用途への合い方

4.0 / 5.0

旧ページの3.9から0.1上げた。片目2448×2448・視野角最大120度・Snapdragon XR2はそのままで、メモリが8GBから12GBに増え、アイトラッキングと自動IPD調整(57〜72mm)、フルカラーパススルー、DisplayPortでの有線PC VR(120Hzはベータ版)が加わった。

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.7 / 5.0

旧ページの3.7を引き継いだ。販売とサポートの窓口は同じHTCで、法人向けのBusiness エディションには2年間のVIVE Business保証&サービス(BWS)が含まれる。

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.0 / 5.0

旧ページの3.0のまま据え置いた。旧ページの価格は米ドル($1,300)で、VIVE Focus 3の日本の公式価格を確認できず、開始価格を比べられないため。

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。