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KIRI Engine

★★★★☆ 3.8 無料プランあり 日本語非対応
使いやすさ 4.2
機能 3.6
サポート 3.4
コスパ 4.2
評価の詳細

KIRI Engineは、香港のKIRI Innovation (Hongkong) Limitedが提供するスマートフォン向けフォトグラメトリ・3Dスキャンアプリです。

写真を撮影するだけでクラウド上でフォトグラメトリ処理が行われ、3Dモデルを自動生成できます。建築現場の現況記録・製品のデジタルツイン化・教育用3D素材作成など幅広い用途に活用できます。

無料版でも広告や透かしが一切入らない設計で、スマートフォン3Dスキャン分野のユーザーにとって重要な選択肢であり続けています。

KIRI Engineとは

項目内容
ソフト名KIRI Engine
提供元KIRI Innovation (Hongkong) Limited(香港)
カテゴリ3DCG / 3Dスキャンツール(スマートフォンフォトグラメトリ)
主な機能フォトグラメトリ・Gaussian Splatting・NeRF・Blenderアドオン連携
対応OSWeb / iOS / Android
最新バージョン4.2.8(iOS版)
料金無料(Basic)、Pro USD 17.99/月・USD 79.99/年
公式サイトkiriengine.app

KIRI Engineは、KIRI Innovation (Hongkong) Limitedが開発・提供するスマートフォン向けの3Dスキャンアプリです。フォトグラメトリに加え、Gaussian Splatting・NeRF(Neural Radiance Fields)の3方式に対応しており、撮影した写真をクラウドにアップロードするだけで3Dモデルが生成されます。無料版でも広告・透かしが一切なく、スキャン品質に制限がかからない点が特徴です。

Blenderアドオンも公式に提供されており、スキャンデータをBlenderに直接取り込んで編集するワークフローが構築できます。無料のBasicプランはスキャン回数に制限がなく、1スキャンあたり写真150枚(最大2GB)まで使えます。有料のProプラン(USD 17.99/月、年額USD 79.99)では写真500枚(最大5GB)まで扱え、Featureless Object Scan・3DGSスキャン・PBRマテリアル生成・クアッドメッシュなどが利用可能です(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

KIRI Engineはフリーミアムモデルを採用しており、無料版でも実用的な品質のスキャンが可能です(2026年9月現在)。

プラン料金内容
Basic無料スキャン無制限・写真150枚(最大2GB)まで・フォトスキャン・LiDARスキャン・広告なし・透かしなし
Pro(月額)USD 17.99/月Basicの内容に加え、写真500枚(最大5GB)まで・Featureless Object Scan・3DGSスキャン・PBRマテリアル・クアッドメッシュ・処理の優先
Pro(年額)USD 79.99/年月額と同内容(公式表示の月額換算USD 6.66)

Pro年額USD 79.99は、公式表示で月額換算USD 6.66です。無料のBasicプランでも広告・透かしなしでスキャンできるため、検証段階ではコストゼロで始められます。

動作環境・システム要件

KIRI Engineはクラウド処理型のため、端末側の要件は比較的軽量です(2026年9月現在)。

項目最小推奨
iOSiOS 15.0以降(iPadはiPadOS 15.0以降)iPhone 13以降
AndroidARCore対応端末(Android 9以上)最新ミドルレンジ以上
WebChrome / Edge(WebGL対応)Chrome最新版
BlenderBlender 3.0以降Blender 4.0以降
ネットワーク上り5Mbps上り20Mbps以上

実務上のポイントとして、3D処理はクラウドサーバーで実行されるためスマートフォンのGPU性能には依存しません。iPhone 8世代のような旧モデルでも利用可能で、LiDAR非搭載端末でもフォトグラメトリベースの3Dスキャンが行えます。Blenderアドオン連携にはBlender 3.0以降が必要です。

KIRI Engineの4つの特徴

1. フォトグラメトリ・Gaussian Splatting・NeRFの3方式対応

KIRI Engineは、フォトグラメトリ(メッシュ生成)・Gaussian Splatting(点群ベース3D表現)・NeRF(Neural Radiance Fields)の3方式に対応しています。用途に応じた使い分けが可能で、従来のメッシュモデルが必要な場合はフォトグラメトリ、フォトリアルな表現が必要な場合はGaussian SplattingやNeRFを選択できます。Polycamの3モード構成と同等の汎用性を低価格で実現しています。

2. 無料版でも広告・透かしなしの品質保証

KIRI Engineの無料のBasicプランは、広告表示や出力データへの透かし(ウォーターマーク)が一切ありません。1スキャンあたりの写真は150枚までですが、処理にはProプランと同じアルゴリズムが使われます。無料でも実用的な品質で試せる設計です。

3. Blenderアドオンによるダイレクト連携

KIRI Engine公式のBlenderアドオンが提供されており、スキャンデータをBlenderに直接インポートして編集できます。スマートフォンで撮影→クラウド処理→Blenderで編集という一気通貫のワークフローが構築でき、別途ファイル変換やインポート作業が不要です。Blenderユーザーにとっては、Agisoft Metashapeのような業務用ソフトを介さずに3Dスキャンデータを取り込める利便性があります。

4. LiDAR不要のクラウドフォトグラメトリ

KIRI Engineはカメラ撮影のみで3Dモデルを生成するため、LiDARセンサー搭載端末が不要です。iPhone SEやAndroid端末など低価格帯のスマートフォンでもフォトグラメトリが利用可能で、導入ハードルが低い設計です。PolycamのLiDARモードほどのリアルタイム精度は出ませんが、写真枚数を増やすことで精度を補完できます。

KIRI Engineを編集部が使ってみました

KIRI Engineは、編集部がPERSCの3Dスキャンツール比較調査で試用したスマートフォンフォトグラメトリアプリです。無料版でも広告・透かしなしでスキャンできる点は、コストをかけずに3Dスキャンを試したいユーザーにとって大きな魅力だと実感しています。

コスト面では、Pro月額USD 17.99、年額USD 79.99なら月額換算USD 6.66です。Luma AIやScaniverseと比較するとFree版の制限(1スキャンあたり写真150枚まで)はやや厳しいですが、Pro版のコストパフォーマンスは優秀です。

制約として、クラウド処理前提のためオフライン環境では利用できません。またフォトグラメトリベースのため、LiDAR搭載端末で利用するPolycamやScaniverseのリアルタイムスキャンと比較すると、処理完了までに数分〜十数分の待ち時間が発生します。大型の建築物や広い空間のスキャンでは、写真枚数の制限(Free版150枚)が実用上のボトルネックになる場合があります。

低コストでフォトグラメトリを始めたいユーザー、LiDAR非搭載のスマートフォンで3Dスキャンしたいユーザー、Blenderとの直接連携を重視するユーザーにとって、KIRI Engineはコストパフォーマンスに優れた選択肢です。

KIRI Engineの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 無料版でも広告・透かしなしでスキャンできる点が、試用段階での信頼感として高く評価されています。
  • Blenderアドオンによるダイレクト連携が、Blenderユーザーのワークフロー効率化として歓迎されています。
  • LiDAR不要でフォトグラメトリが使える点が、旧モデルのスマートフォンでも始められる敷居の低さとして評価されています。

気になる点

  • クラウド処理のため、オフライン環境やネットワーク不安定な現場では利用できないとの指摘があります。
  • 処理完了まで数分〜十数分かかるため、リアルタイムスキャンが必要な場面ではLiDAR対応アプリに劣るとの意見があります。

まとめ

KIRI Engineは、KIRI Innovation (Hongkong) Limitedが提供するフォトグラメトリ・Gaussian Splatting・NeRF対応のスマートフォン3Dスキャンアプリです。無料版の広告・透かしなし・3方式対応・Blenderアドオン連携・LiDAR不要のクラウド処理を特徴とし、無料のBasicプランと有料のProプラン(USD 17.99/月・USD 79.99/年)のフリーミアムモデルで提供されています。

低価格帯で多方式対応のスマートフォン3Dスキャンアプリとして、コストを抑えて3Dスキャンを始めたいユーザーにとって検討に値する選択肢です。

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編集部評価の詳細

KIRI Engineは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.2 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

3.6 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.4 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

4.2 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。