Shade3Dは、株式会社フォーラムエイトが提供する日本製の統合型3DCGソフトです。
日本語UIとベジェ曲線モデリングの特徴的な設計で、建築パース・インテリアデザイン・プロダクトデザイン・3Dプリント用モデリングなどに活用できます。
1980年代のShade時代から続く国産3DCGソフトです。
Shade3Dとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | Shade3D |
| 提供元 | 株式会社フォーラムエイト(日本)※2018年に株式会社Shade3Dを完全子会社化し、2019年に吸収合併 |
| カテゴリ | 3DCG / 3Dモデリングソフト |
| 主な機能 | ベジェ曲線モデリング・ポリゴンモデリング・アニメーション・レンダリング・UC-win/Road連携 |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 最新バージョン | Shade3D Ver.27 |
| 料金 | Basic/Standard/Professional/Professional Civil/Professional Ultimateのグレード別サブスクリプション(年間契約)のみの提供(2026年9月現在) |
| 公式サイト | shade3d.jp |
Shade3Dは、株式会社フォーラムエイトが開発・提供する日本製の統合型3DCGソフトです。1980年代のShade時代から続く国産3DCGソフトで、2018年にフォーラムエイトが開発元の株式会社Shade3Dを買収した後も開発が継続されています。特徴的なベジェ曲線モデリングと直感的な日本語UIで、国内の建築・インテリア・プロダクトデザインの分野で採用されてきました。
フォーラムエイトの都市空間シミュレーターUC-win/Roadとの連携が強化されており、土木・都市計画分野でのビジュアライゼーション用途にも対応しています。日本語サポート・国産ソフトの安心感を強みとしています。
料金プラン・ライセンス形態
Shade3Dは全グレードがサブスクリプション(年間契約)のみの提供で、初年度に本体価格、2年目以降は年額のサブスクリプション料金を支払います。価格はいずれも税込です(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| Shade3D Basic | 初年度27,500円(税込)、2年目以降13,750円(税込)/年 | 基本モデリング・レンダリング・初心者向け |
| Shade3D Standard | 初年度66,000円(税込)、2年目以降33,000円(税込)/年 | Basic機能+アニメーション・物理シミュレーション |
| Shade3D Professional | 初年度132,000円(税込)、2年目以降66,000円(税込)/年 | Standard機能+流体シミュレーション・点群機能など(SDKは別売オプション) |
| Shade3D Professional Civil | 初年度242,000円(税込)、2年目以降121,000円(税込)/年 | Professional機能+BIM/CIM設計照査ツール・3Dパラメトリックツール |
| Shade3D Professional Ultimate | 初年度330,000円(税込)、2年目以降165,000円(税込)/年 | Civil機能+ブロックUIプログラミングツール・Shade3D SDK |
Professionalは初年度132,000円(税込)、2年目以降は年額66,000円(税込)です。日本製ソフトとして価格表示の明瞭さ・国内販売窓口の分かりやすさも魅力です。国内の建築・デザイン系専門学校・大学での採用実績があります。
動作環境・システム要件
Shade3D Ver.27の公式動作環境は次のとおりです。必須メモリは4GB以上(推奨8GB以上)で、一般的なビジネスPCでも動作する要件です(2026年9月現在)。
| 項目 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11(64bitのみ)/ macOS Sonoma 14・Sequoia 15(Appleシリコン搭載MacはTahoe 26にも対応) | — |
| CPU | Intel 第4世代 Core(Haswell)、AMD Ryzen以降(AVX2搭載必須) | — |
| メモリ | 4GB以上 | 8GB以上 |
| GPU | DirectX 12対応のグラフィックス環境 | NVIDIA GeForce 1000シリーズ以上、AMD Radeon RX 400シリーズ以上、Intel UHD Graphics 600シリーズ以上 |
| ストレージ | 5GB以上の空き | 20GB以上の空き |
| ディスプレイ | 1024×768以上(24ビットカラー以上) | 1280×1024以上 |
実務上のポイントとして、Shade3Dは必須メモリ4GB以上と要件が控えめで、建築・インテリア事務所の既存ビジネスPCに追加導入しやすい点が国内採用の後押しになっています。ただしWindows版はWindows 11(64bit)のみの対応で、インターネット接続環境も必須です。UC-win/Roadとの連携を重視する場合は、フォーラムエイト推奨のワークステーション構成に合わせるのが無難です。
Shade3Dの5つの特徴
1. 国産3DCGソフトとしての安心感と日本語サポート
Shade3Dは1980年代から続く国産3DCGソフトで、完全日本語化されたUI・日本語マニュアル・国内電話/メールサポートが提供されています。海外製ソフトで発生しがちな英語ドキュメント依存・時差のあるサポートといった問題を避けられる点は、国内の建築・インテリア事務所にとって導入リスクの低さに繋がります。
2. ベジェ曲線モデリングの独自設計
Shade3Dのベジェ曲線モデリングは、滑らかな曲面を直感的に生成できる独自の設計思想で、建築の曲面デザイン・プロダクトの有機的形状・アニメキャラクター制作の日本的美学と親和性が高いと評価されています。NURBSベースのRhinoceros・ポリゴンベースのBlenderとは異なる第3の選択肢として、独自のユーザー層を形成してきました。
3. 年間契約のサブスクリプションライセンス
Shade3Dは全グレードが年間契約のサブスクリプションで提供されており、契約中は新しいバージョンへ無償でアップデートできます。Basic初年度27,500円(税込)・Professional初年度132,000円(税込)、2年目以降はその半額の年額という明瞭な価格体系は、国内小規模事務所・個人デザイナーにとって経費計上のしやすさ・コスト予見性の高さに繋がります。
4. UC-win/Road・VR-Design Studio連携
フォーラムエイト傘下となったことで、同社の都市空間シミュレーターUC-win/Roadとの連携が強化されました。土木・都市計画のビジュアライゼーション用途で、Shade3Dでモデリングしたアセットをそのままシミュレーターに投入できるパイプラインが構築されており、建設コンサルタント・官公庁向けビジュアライゼーション案件での活用が見られます。
5. 教育機関での採用実績
日本語UIが、国内の建築・デザイン系専門学校・大学でのカリキュラム採用を後押ししています。日本語ドキュメントが充実している点は、教育用ソフトとしての優位性に寄与しています。
Shade3Dを編集部が使ってみました
Shade3Dは、編集部がPERSCの国内クライアント向け案件検証・国産CAD系の講座研究で試用している日本製3DCGソフトです。ベジェ曲線モデリングの独自性と日本語UIの扱いやすさは、国内ユーザーが初めて3DCGを触る際の心理的ハードルを大きく下げる効果があると実感しています。
コスト面では、Professionalは初年度132,000円(税込)、2年目以降は年額66,000円(税込)です。Basicは初年度27,500円(税込)で、Blenderと比較すると有償ですが、日本語サポート付きの安心感を考慮すれば妥当な投資となります。
制約として、3ds Max・Maya・Cinema 4D・Blender等のグローバルツールと比較するとプラグインエコシステム・学習リソース・求人市場でのシェアが大きく劣ります。海外プロフェッショナルの世界では選択肢に入らないため、グローバル案件・大手映像スタジオ・VFXパイプラインでの採用はほぼゼロで、国内ローカル用途に特化した位置付けと割り切る必要があります。
日本語UIと国内サポートを重視する建築・インテリア事務所、年間の費用を見通しやすいライセンスで使いたい個人事業主、UC-win/Roadとの連携を想定する建設コンサル・土木分野の方にとって、Shade3Dは独自の選択肢として検討する価値があります。
Shade3Dの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- 完全日本語化されたUI・マニュアル・国内サポートが、初めて3DCGを触る国内ユーザーから高く評価されています。
- ベジェ曲線モデリングの独自性が、曲面デザインの滑らかな生成において他ソフトとは異なる表現力を発揮すると支持されています。
気になる点
- 3ds Max・Maya・Cinema 4D・Blender等のグローバルツールと比較して、プラグインエコシステム・学習リソースが大きく劣るとの指摘があります。
- 海外プロフェッショナル市場でのシェアがほぼなく、グローバル案件・大手スタジオでの採用は困難との意見があります。
- Blenderと比較すると、学習コミュニティの活発さ・チュートリアルの量で差があるとの声が挙がります。
まとめ
Shade3Dは、株式会社フォーラムエイトが提供する日本製の統合型3DCGソフトです。ベジェ曲線モデリング・日本語UI・UC-win/Road連携を特徴とし、Basic初年度27,500円・Standard初年度66,000円・Professional初年度132,000円(いずれも税込)の年間サブスクリプションで提供されています。
日本語サポートを重視する国内建築・インテリア事務所・個人デザイナーにとって、グローバルツールとは異なる選択肢として検討に値する日本製ソフトです。