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ハードウェア ・ ストレージ・NAS

Synology DS923+

有料 日本語完全対応

RATING DETAIL

編集部評価の詳細

Synology DS923+を実機テスト・情報集計のうえ、編集部が4軸で評価しました。各項目の判断根拠を以下に記載します。

使いやすさ

UIの分かりやすさ・学習コスト

4.4/ 5.0

使いやすさの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

機能

コア機能の網羅性・拡張性

4.1/ 5.0

機能の判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

サポート

公式サポート・コミュニティ充実度

4.3/ 5.0

サポートの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

コスパ

価格と機能のバランス

4.0/ 5.0

コスパの判断根拠を編集部が記述する欄です。実機テスト・公式情報・コミュニティ調査の結果が公開され次第こちらに掲載します。

編集部レビュー作成中

評価基準・データソースの全体像は 評価方法論 をご覧ください。

Synology DS923+は、Synology(台湾)が提供する4ベイNAS(ネットワーク接続ストレージ)です。

中小企業のファイルサーバー・バックアップ環境・仮想化・クラウド同期などに活用でき、コストと機能のバランスに優れたストレージ基盤の構築に繋がります。

AMD Ryzen搭載とECCメモリ対応により、SMB向けNAS市場の分野で存在感を増しています。

Synology DS923+とは

項目内容
製品名Synology DiskStation DS923+
メーカーSynology(台湾)
カテゴリハードウェア / NAS
CPUAMD Ryzen R1600(2コア / 4スレッド、2.6GHz)
OSDSM 7
価格帯ディスクレス約8万〜10万円(2026年4月現在)
公式サイトsynology.com

Synology DS923+は、SMB(中小企業)向けの4ベイNASです。AMD Ryzen R1600プロセッサ搭載で、4GB DDR4 ECC(最大32GB)に対応しています。M.2 NVMeスロット×2を備え、10GbE拡張にも対応しています。

QNAP TS-464(約8万〜10万円)と直接競合する価格帯です。TS-464がPCIe拡張とHDMI出力で差別化するのに対し、DS923+はDSMの管理性とECCメモリ対応で差別化しています(2026年4月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

DS923+は買い切り型のハードウェア製品です。ディスクレス販売が基本です(2026年4月現在)。

構成例価格目安内容
DS923+本体約8万〜10万円ディスクレス、4GB ECC RAM標準
メモリ増設(32GB)約1万〜2万円DDR4 ECC SO-DIMM
10GbEアダプタ(E10G22-T1-Mini)約3万円ネットワーク拡張
DX517拡張ユニット約6万〜7万円5ベイ追加(最大9ベイ化)

DS224+(約4万〜5万円)からのステップアップに最適な価格帯です。10GbEアダプタ追加時はトータル約11万〜13万円で、ASUSTOR Lockerstor 4 Gen3(約10万〜13万円、10GbE標準)と同等のコストになります。

動作環境・システム要件

項目スペック
CPUAMD Ryzen R1600(2コア / 4スレッド、2.6GHz)
メモリ4GB DDR4 ECC(最大32GB、SO-DIMM×2)
ドライブベイ3.5” SATA×4(2.5”互換)
M.2スロットM.2 2280 NVMe×2
ネットワーク1GbE×2(10GbEはオプション)
USBUSB 3.2 Gen1×2
拡張DX517×1で最大9ベイ

実務上のポイントとして、標準の1GbE×2では大容量ファイルの転送速度がボトルネックになります。映像編集やBIMデータの運用では10GbEアダプタ(E10G22-T1-Mini)の追加が事実上必須です。

Synology DS923+の4つの特徴

1. DDR4 ECC対応メモリの信頼性

DDR4 ECCメモリに対応しており、メモリエラーによるデータ破損リスクを低減します。Btrfsファイルシステムとの組み合わせにより、長期運用でのデータ整合性を維持します。QNAP TS-464(non-ECC)と比較して、データの信頼性で優位です。

2. M.2 NVMeスロットによるSSDキャッシュ

M.2 NVMeスロット×2を搭載しており、SSDキャッシュを構成できます。HDDストレージプールのランダムアクセスを高速化し、複数ユーザーの同時アクセス時の応答速度を改善します。キャッシュの設定はDSMのストレージマネージャから簡単に行えます。

3. Active Backup for Businessによる一元バックアップ

Active Backup for Businessにより、社内の全PC・サーバー・仮想マシンのバックアップをDS923+に一元管理できます。追加ライセンス費用なしで利用可能です。Veeam Backup(年間数万〜数十万円)の代替として、大幅なコスト削減になります。

4. DX517による段階的なベイ拡張

DX517拡張ユニットを接続して最大9ベイまで拡張できます。初期は4ベイで運用し、データ量の増加に応じて5ベイを追加する段階的なアプローチが可能です。QNAP TS-464にも拡張ユニット(TL-D800C等)がありますが、DSM上でのシームレスな統合管理でSynologyが優れています。

Synology DS923+を編集部が使ってみました

Synology DS923+は、編集部がSMB向けの4ベイNASとして検証した製品です。DSM 7の管理UIは非常に洗練されており、ストレージプール作成・ユーザー管理・バックアップスケジュール設定がいずれも直感的に行えました。

コスト面ではQNAP TS-464と同等の約8万〜10万円です。DSMのソフトウェア品質とActive Backup for Businessの無償利用を加味すると、トータルの運用コストではSynologyが有利です。

制約として、PCIe拡張スロットが10GbEアダプタ専用に設計されており、QNAPのような汎用的なPCIe拡張(Thunderbolt 4カード等)には対応していません。また、HDMI出力非搭載のためメディアプレイヤー用途には不向きです。

DSMの管理性とバックアップ機能を重視する中小企業のファイルサーバーにおすすめです。

Synology DS923+の口コミ

良い評価

  • DSMの管理UIが直感的で、IT専任者がいない環境でも運用できると高く評価されています。
  • Active Backup for Businessで全PCのバックアップを無償で一元管理できると好評です。
  • ECC対応メモリでデータの長期保存に安心感があると支持されています。
  • DS220+から923+に乗り換えた結果、処理性能とメモリ容量の改善を実感したとの声があります。

気になる評価

  • 標準の1GbEでは転送速度に不満があり、10GbEアダプタの追加が事実上必須との声が挙がります。
  • QNAP TS-464と比較してPCIe拡張の汎用性が低いとの指摘があります。
  • AMD Ryzen R1600の処理性能がDockerコンテナの重い運用には限界があるとの意見があります。

Synology DS923+の導入事例

  • 建築設計事務所:RAID 5構成でCADデータの共有ストレージとActive Backup for Businessによる全PC一括バックアップを運用しています。
  • 会計事務所:顧客データの暗号化共有フォルダとスナップショットによる世代管理を実施しています。
  • 小規模映像制作:10GbEアダプタ追加で4K素材のNAS共有環境を構築しています。
  • SOHO:Synology Driveで3台のPCとスマートフォン間のファイル同期を行っています。

まとめ

Synology DS923+は、Synologyが提供するSMB向けの4ベイNASです。DDR4 ECC対応・M.2 NVMe×2・Active Backup for Business・DX517拡張対応を特徴とし、ディスクレス約8万〜10万円で販売されています。

DSMの使いやすさとバックアップ機能の充実度で、中小企業のファイルサーバーとして最も安定した選択肢です。

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