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Apple Studio Display XDR

★★★★☆ 3.9 有料 日本語完全対応
使いやすさ 4.2
機能 4.3
サポート 4.2
コスパ 3.2
評価の詳細

Apple Studio Display XDRは、Apple Inc.が販売する27インチ5KのRetina XDRディスプレイです。

2026年3月3日に発表され、3月11日に発売されました。Appleは「Studio Display XDRはPro Display XDRに代わり」と案内しています。ただし画面の大きさは変わり、前機種Pro Display XDRの32インチ6K(6,016×3,384)から、27インチ5K(5,120×2,880)になりました。画面は小さくなり画素数も減りましたが、画素密度は218ppiで同じです。

Apple Studio Display XDRとは

項目内容
製品名Apple Studio Display XDR
メーカーApple Inc.(米国)
カテゴリハードウェア / プロ向けディスプレイ
画面サイズ27インチ
解像度5K(5,120×2,880、218ppi)
輝度SDR最大1,000ニト / HDRピーク2,000ニト
色域P3+Adobe RGB
接続Thunderbolt 5×2、USB-C×2(140Wのホスト充電)
対応OSmacOS / iPadOS
価格帯479,800円〜(Apple Store、2026年9月現在)
公式サイトapple.com/jp/studio-display-xdr

Studio Display XDRは、2,304のディミングゾーンを持つミニLEDバックライトで、SDR最大1,000ニト、HDRピーク2,000ニト、コントラスト比1,000,000:1の表示ができます。リフレッシュレートは最大120Hzで、アダプティブシンク(47Hz〜120Hz)に対応します。

Appleによると、色域はP3+Adobe RGBで、Rec. 2020の80パーセント以上をカバーします。デスクビュー対応の12MPセンターフレームカメラ、6スピーカー、3マイクアレイも内蔵しています(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

Apple Studio Display XDRは買い切り型のモニターです(2026年9月現在)。

構成価格ガラス備考
標準ガラス・VESA479,800円標準ガラスVESAマウントアダプタ(スタンドなし)
標準ガラス・スタンド付き549,800円標準ガラス傾きと高さを調整できるスタンド
Nano-texture・VESA529,800円Nano-textureVESAマウントアダプタ(スタンドなし)
Nano-texture・スタンド付き599,800円Nano-texture傾きと高さを調整できるスタンド

価格はApple Storeの表示価格です(2026年9月24日時点)。Apple Storeの表示に税の表記はなく、Appleのニュースリリース(2026年3月3日)ではスタンド付きの構成が「549,800円(税込)から」と案内されています。

前機種のPro Display XDRはスタンド(Pro Stand)が別売で、Apple Store旧購入ページのアーカイブ(2026年2月21日取得)では本体728,800円(税込)、Pro Stand 148,800円(税込)でした。Studio Display XDRはスタンド付きの構成でも549,800円です。

動作環境・システム要件

項目内容
対応MacAppleシリコンとmacOS Tahoe 26.3.1以降を搭載したMac(MacBook Pro 2021以降、Mac Studio 2022以降、Mac mini 2020以降 ほか)
120Hz表示M1、M1 Pro、M1 Max、M1 Ultra、M2、M3搭載のMacは最大60Hz
対応iPadiPadOS 26.3.1以降のiPad Pro(M4、M5)ほか
ケーブルThunderbolt 5 Proケーブル(1m)付属
Windows対応Appleの互換性リストに記載なし

実務上のポイントとして、120Hzで使うには、上の表で60Hzまでとされている以外のAppleシリコン搭載Macが必要です。Intel搭載のMacとWindows PCは、公式の互換性リストに載っていません(2026年9月現在)。

Apple Studio Display XDRの4つの特徴

1. 2,304ゾーンのミニLEDとHDRピーク2,000ニト

ミニLEDバックライトのディミングゾーンは2,304で、前機種Pro Display XDRの576ゾーンの4倍です。HDRのピーク輝度は前機種の1,600ニトから2,000ニトに上がり、SDRでは最大1,000ニトで表示できます。コントラスト比は1,000,000:1です。

2. 120Hzのリフレッシュレートとアダプティブシンク

リフレッシュレートは最大120Hzで、47Hz〜120Hzのアダプティブシンクに対応します。M1、M1 Pro、M1 Max、M1 Ultra、M2、M3搭載のMacとつないだ場合は最大60Hzです。

3. P3+Adobe RGBと14種類のリファレンスモード

色域はP3+Adobe RGBで、前機種のP3から広がりました。リファレンスモードは、HDRビデオ(P3-ST 2084)、デジタルシネマ(P3-DCI/P3-D65)、デザインとプリント(P3-D50/Adobe RGB-D50)を含む14種類です。ガラスは標準ガラスとNano-textureガラスから選べます。

4. カメラ・スピーカーとThunderbolt 5

前機種になかったカメラとスピーカーを内蔵し、デスクビュー対応の12MPセンターフレームカメラ、空間オーディオ対応の6スピーカー、3マイクアレイを備えています。接続は前機種のThunderbolt 3ポート1つから、Thunderbolt 5ポート(最大120Gb/s)2つとUSB-Cポート(最大10Gb/s)2つになり、ホスト用のポートで140Wの充電ができます。スタンドは傾き(−5°〜+25°)と高さ(合計105mm)を調整できます。

Apple Studio Display XDRの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

公式の仕様と価格をもとにまとめています(2026年9月現在)。

良い点

  • ディミングゾーンが2,304に増え、HDRのピーク輝度は2,000ニトになりました(前機種は576ゾーン・1,600ニト)。
  • 120Hz表示とP3+Adobe RGBの色域に対応しました。
  • スタンド付きの構成が549,800円で、前機種のようにスタンドを別に買う必要がありません。
  • カメラ・6スピーカー・3マイクを内蔵し、Thunderbolt 5で140Wのホスト充電ができます。

気になる点

  • 画面は32インチ6Kから27インチ5Kになり、32インチ・6KのモデルはAppleの現行ラインナップにありません。
  • M1、M1 Pro、M1 Max、M1 Ultra、M2、M3搭載のMacでは最大60Hzです。
  • 公式の互換性リストはAppleシリコン搭載のMacと一部のiPadだけで、Windows PCとIntel搭載のMacは載っていません。

まとめ

Apple Studio Display XDRは、Pro Display XDRに代わるAppleの27インチ5K Retina XDRディスプレイです。2,304ゾーンのミニLED、HDRピーク2,000ニト、120Hz、P3+Adobe RGBに対応し、479,800円(VESAマウントアダプタの構成、Apple Store、2026年9月現在)から、スタンド付きは549,800円から販売されています。

画面は前機種の32インチ6Kから27インチ5Kに小さくなりました。32インチ・6Kの作業領域が必要な場合は、この点を確かめてから選ぶ必要があります。

編集部評価の詳細

Apple Studio Display XDRは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。 各項目の判断根拠を以下に記載します。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.2 / 5.0

前機種(Apple Pro Display XDR)の評価4.2を引き継いだ。新機種は編集部で使っていないため、使いやすさは変えていない。

機能

できることの幅・用途への合い方

4.3 / 5.0

前機種の4.4から0.1下げた。ディミングゾーンが576から2,304に、HDRのピーク輝度が1,600から2,000ニトに上がり、120Hz・Adobe RGB・カメラ・スピーカーが加わった一方、画面が32インチ6K(6,016×3,384)から27インチ5K(5,120×2,880)に小さくなった。

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.2 / 5.0

前機種の評価4.2を引き継いだ。販売とサポートの窓口は同じAppleで変わらない。

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.2 / 5.0

前機種の3.0から0.2上げた。スタンド込みの価格が、Apple Store旧購入ページのアーカイブ(2026年2月21日取得)のPro Display XDR 728,800円+Pro Stand 148,800円(計877,600円、税込)から549,800円へ約37%下がった(ディスプレイだけでも728,800円から479,800円へ約34%下がった)。

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。