EIZO ColorEdge CG3100Xは、EIZO株式会社が販売する30.5型DCI 4Kのカラーマネージメント液晶モニターです。
2025年5月13日に発表され、8月25日に発売されました。EIZOは「前機種ColorEdge CG319X」に対して表示性能と利便性を向上させたと案内しており、輝度が350cd/m²から500cd/m²に、コントラスト比が1500:1から1800:1に上がり、USB Type-C入力が加わりました。DCI 4K(4096×2160)の解像度と、キャリブレーションセンサーの内蔵は前機種から続いています。
EIZO ColorEdge CG3100Xとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | EIZO ColorEdge CG3100X |
| メーカー | EIZO株式会社(日本) |
| カテゴリ | ハードウェア / カラーマネージメントモニター |
| 画面サイズ | 30.5型(77.5cm) |
| 解像度 | DCI 4K(4096×2160、152ppi) |
| 色域 | Adobe RGBカバー率97% / DCI-P3カバー率99%(標準値) |
| HDR | HLG方式 / PQ方式 |
| 内蔵キャリブレータ | 搭載(自動再調整に対応) |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | オープン価格(EIZOダイレクト販売価格 695,200円(税込)、2026年9月現在) |
| 公式サイト | eizo.co.jp |
CG3100Xは、アンチグレアのIPSパネルと広色域LEDバックライトを使い、24-bit LUTによる10-bit表示(約10.7億色)に対応します。表示モードはBT.2020、BT.709、DCI-P3、PQ_DCI-P3、HLG_BT.2100、Adobe RGB、sRGBなどを備えています。
カラーマネージメントソフトウェアはColorNavigator 7に対応し、保証期間は購入日から5年間(使用時間30000時間以内)です(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
EIZO ColorEdge CG3100Xは買い切り型のモニターで、メーカーの価格表記はオープン価格です(2026年9月現在)。
| 製品 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|
| CG3100X | 695,200円(税込)/632,000円(税抜) | EIZOダイレクト販売価格、本体のみ |
| CG3100X DisplayPortケーブルセット | 695,750円(税込) | EIZOダイレクト販売価格 |
価格はEIZOの直販サイト「EIZOダイレクト」の表示です(2026年9月24日時点)。発表時(2025年5月13日)のニュースリリースでも参考価格はEIZOダイレクト販売価格695,200円(税込)で、現在も同じです。前機種CG319XのEIZOダイレクトの価格は、商品ページのアーカイブ(2025年7月15日取得)で605,000円(税込)でした。
動作環境・システム要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力端子 | USB Type-C(DisplayPort Alt Mode)、DisplayPort、HDMI 各1 |
| DCI 4K/60p入力 | HDMI・DisplayPort・USB Type-C(DisplayPort Alt Mode)で可 |
| 信号形式 | HDMIは50/60pで4:4:4 12-bitまで、DisplayPortは50/60pで4:4:4 10-bitまで |
| 10-bit表示 | 10-bit出力に対応したグラフィックスボードとソフトウェアが必要 |
| ソフトウェア | ColorNavigator 7(Windows 11、macOS Ventura〜Tahoe。ARM版Windowsは非対応) |
実務上のポイントとして、USB Type-Cで接続すると、ケーブル1本で映像入力とUSB通信、パソコンへの最大94Wの給電、有線LAN(1000BASE-T)をまとめて使えます。前機種と同じく、SDI入力はありません。
EIZO ColorEdge CG3100Xの4つの特徴
1. DCI 4Kの30.5型画面
デジタルシネマ規格のDCI 4K(4096×2160、アスペクト比17:9)に対応した30.5型の画面です。画素密度は152ppiで、前機種CG319X(31.1型)と同じ解像度のまま、画面は少し小さくなりました。
2. 500cd/m²・1800:1とHDR(HLG・PQ)
輝度は500cd/m²、コントラスト比は1800:1(いずれも標準値)です。放送向けのHLG方式と、配信・映画制作向けのPQ方式の両方に対応し、PQ Option、HLG Option、輝度警告、BT.709色域外警告を備えています。ColorNavigator 7を使うとカメラLogも設定できます。
3. 内蔵キャリブレーションセンサーと自動再調整
キャリブレーションセンサーを内蔵し、ColorNavigator 7と組み合わせて自動で再調整できます。デジタルユニフォミティ補正や輝度ドリフト補正も備え、表示の安定を保ちます。
4. USB Type-C(94W給電・有線LAN)とPixel Inspection
前機種になかったUSB Type-C入力を搭載し、最大94Wの給電と有線LANに対応します。HDMI入力はFRL(Fixed Rate Link)に対応しました。モニター前面のスイッチで指定した座標の入力データの色情報を取得できるPixel Inspection機能も加わっています。
EIZO ColorEdge CG3100Xの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
公式の仕様と価格をもとにまとめています(2026年9月現在)。
良い点
- 輝度(500cd/m²)とコントラスト比(1800:1)が、前機種CG319X(350cd/m²・1500:1)より上がりました。
- USB Type-Cケーブル1本で、映像入力・USB通信・最大94Wの給電・有線LANが使えます。
- DCI-P3カバー率は99%で、前機種(98%)より1ポイント上がりました。
- 内蔵キャリブレーションセンサーと5年保証は、前機種から続いています。
気になる点
- 映像入力はUSB Type-C・DisplayPort・HDMIが各1で、前機種(DisplayPort×2・HDMI×2)よりDisplayPortとHDMIが1系統ずつ減りました。
- Adobe RGBカバー率は97%で、前機種(99%)より2ポイント低くなっています。
- 中間階調域の応答速度(標準値)は15msで、前機種の9msより長くなっています。
- EIZOダイレクトの価格は695,200円(税込)で、前機種の直販価格(605,000円(税込)、アーカイブ)より約15%高くなっています。
まとめ
EIZO ColorEdge CG3100Xは、EIZO株式会社が販売する30.5型DCI 4Kのカラーマネージメント液晶モニターです。500cd/m²・1800:1の表示、HLG・PQのHDR、内蔵キャリブレーションセンサー、94W給電のUSB Type-C入力を備え、メーカー表記はオープン価格、EIZOダイレクトでは695,200円(税込、2026年9月現在)で販売されています。
DCI 4KのHDR映像制作で、センサー内蔵のカラーマネージメントモニターを使いたい場合の選択肢です。入力端子が前機種より減っているため、つなぐ機器の数を確かめてから選ぶ必要があります。