CyberPower PFC Sinewaveシリーズは、Cyber Power Systems, Inc.が提供するラインインタラクティブ方式の無停電電源装置(UPS)です。
日本では株式会社サイバーパワー・ジャパン(東京都千代田区)が扱い、「Backup CR」シリーズのCP750PFCLCD JPとCP1200PFCLCD JPの2機種を販売しています。CyberPower日本の公式サイトの紹介ページでは、この2機種を「先進的な PFC Sinewave UPS シリーズ」と呼んでいます(2026年9月現在)。
バッテリ動作時の出力は純粋正弦波で、アクティブPFC電源を使うワークステーション・ゲーミングPC・サーバ・ネットワーク機器の電源保護に使えます。
CyberPower PFC Sinewaveシリーズとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | CyberPower PFC Sinewave シリーズ(日本ではBackup CRシリーズのCP750PFCLCD JP / CP1200PFCLCD JP) |
| メーカー | Cyber Power Systems, Inc.(日本は株式会社サイバーパワー・ジャパン) |
| カテゴリ | ハードウェア / 無停電電源装置(UPS) |
| 方式 | ラインインタラクティブ方式(バッテリ動作時は純粋正弦波) |
| 主要モデル | CP750PFCLCD JP(750VA / 525W)/ CP1200PFCLCD JP(1200VA / 780W) |
| 価格帯 | 販売店により異なる(日本の公式サイトに価格の表示なし、2026年9月現在) |
| 公式サイト | cyberpower.com/jp |
CyberPower PFC Sinewaveは、アクティブPFC電源との互換性を重視したラインインタラクティブUPSです。公式の製品ページでは、一般的なアクティブPFC電源を使う中型からハイエンドのコンピュータシステムやサーバ、ネットワーク機器を保護する製品と説明されています。入力電圧の変動を調整する自動電圧調整(AVR)、角度を変えられるカラー液晶パネル、最大1Gbpsのデータ転送に対応したLANのデータライン保護を備えます。
監視ソフトは、CP750PFCLCD JPが「PowerPanel Personal」、CP1200PFCLCD JPが「PowerPanel Business」を推奨しています。公式サイトではWindows・Mac・Linux向けのPowerPanelが公開されており、バッテリ状態の監視や自動シャットダウンの設定に使えます。クラウド経由で監視する「PowerPanel Cloud」も、30日間の無料トライアルで試せます(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
CyberPower PFC Sinewaveは買い切り型のハードウェア製品です。日本の公式サイトには価格の表示がなく、購入は正規お取り扱い店で行います(2026年9月現在)。
| モデル | 容量 | 価格帯 | コンセント数 |
|---|---|---|---|
| CP750PFCLCD JP | 750VA / 525W | 販売店により異なる | 10口 |
| CP1200PFCLCD JP | 1200VA / 780W | 販売店により異なる | 12口 |
保証期間はお買い上げ日から36ヶ月で、株式会社サイバーパワー・ジャパンから日本国内に出荷された製品が対象です。保証を受けるには、保証書と、製品型番・お買い上げ日・販売店名が分かるレシートなどの購入履歴が必要です。並行輸入品・中古品・個人間の売買で入手した製品や、日本国外で使った製品は保証の対象外です。バッテリはユーザーが交換でき、交換用バッテリパックはCP750PFCLCD JPがRBP0053、CP1200PFCLCD JPがRBP0122です。
動作環境・システム要件
| 項目 | CP750PFCLCD JP | CP1200PFCLCD JP |
|---|---|---|
| 入力電圧 | 100V(78〜127V、50/60Hz) | 100V(78〜127V、50/60Hz) |
| 出力容量 | 750VA / 525W | 1200VA / 780W |
| 出力波形 | 純粋正弦波(バッテリ動作時) | 純粋正弦波(バッテリ動作時) |
| バッテリ持続 | 半負荷で7.1分 / 全負荷で1.5分 | 半負荷で10.8分 / 全負荷で2.8分 |
| 切替時間 | 10ms(平均) | 10ms(平均) |
| LCD表示 | カラー液晶(22°まで傾斜) | カラー液晶(22°まで傾斜) |
| インターフェース | USB(HID準拠)×1、ドライ接点、LANのデータライン保護(RJ45 イン・アウト各1)、USB充電(USB-A×1・USB-C×1) | 左と同じ+SNMP/HTTPのリモート監視(オプションのRMCARD205が必要) |
| 本体サイズ・重量 | 幅100×高さ247.5×奥行260mm・6.9kg | 幅100×高さ281.5×奥行355mm・11.3kg |
実務上のポイントとして、2機種とも公称入力電圧100V・NEMA 5-15Pプラグの日本向けモデルです。つなぐ機器の消費電力の合計が、UPSの容量(W)を超えないモデルを選びます。公式サイトには、接続機器からランタイムを試算できる「UPSランタイム シミュレーション」があります。
CyberPower PFC Sinewaveの4つの特徴
1. アクティブPFC互換の正弦波出力
公式サイトでは、力率改善(PFC)設計の装置には純粋な正弦波の電源が必要で、このUPSは純粋な正弦波を出力して装置の要件を満たすと説明されています。2機種ともバッテリ動作時の出力は純粋正弦波で、アクティブPFC互換に対応しています。入力電圧の低下はAVR(シングルブースト)で補正します。
2. 角度を変えられるカラー液晶パネル
本体前面のカラー液晶パネルに、動作の状態・電源・バッテリ・負荷の状態、障害と警告、イベントとログが表示されます。アラームや入出力の設定もパネルから行えます。パネルは22°まで上に傾けられ、本体を低い位置に置いたときも見やすくなります。
3. バッテリ出力とサージ保護のコンセント
CP750PFCLCD JPは10口(バッテリ出力5口・サージ保護のみ5口)、CP1200PFCLCD JPは12口(バッテリ出力6口・サージ保護のみ6口、うち広間隔2口)のコンセントを備えます。LANのデータライン保護とEMI/RFIフィルターを備え、USB充電ポート(USB-A・USB-C)でスマートフォンやタブレットも充電できます。
4. PowerPanelとリモート管理
USBでPCとつなぎ、PowerPanelでバッテリ状態の監視や自動シャットダウンを設定できます。CP1200PFCLCD JPは、オプションのリモート管理カードRMCARD205を使うとSNMP/HTTPでのリモート監視に対応します。PowerPanel Cloudを使うと、PCやスマートフォンからインターネット経由でUPSを監視できます。
CyberPower PFC Sinewaveの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
CyberPower日本の公式サイトの仕様と保証条件をもとにまとめています(2026年9月現在)。
良い点
- バッテリ動作時の出力は純粋正弦波で、アクティブPFC電源に対応します。
- 公称入力電圧100V・NEMA 5-15Pプラグの日本向けモデルで、日本国内に出荷された製品は36ヶ月の保証が付きます。
- カラー液晶パネルを22°まで傾けられ、電源・バッテリ・負荷の状態を本体で確かめられます。
- USB充電ポート(USB-A・USB-C)と、最大1Gbpsに対応したLANのデータライン保護を備えます。
気になる点
- 日本で販売されているのは750VA/525Wと1200VA/780Wの2機種です。
- 全負荷でのランタイムはCP750PFCLCD JPが1.5分、CP1200PFCLCD JPが2.8分です。
- SNMP/HTTPでのリモート監視に対応するのはCP1200PFCLCD JPだけで、オプションのRMCARD205が必要です。
- 日本の公式サイトに価格の表示はなく、価格は販売店ごとに確かめる必要があります。
- 並行輸入品・中古品・個人間の売買で入手した製品は、保証の対象外です。
まとめ
CyberPower PFC Sinewaveシリーズは、Cyber Power Systems, Inc.が提供するラインインタラクティブUPSです。日本ではBackup CRシリーズのCP750PFCLCD JP(750VA/525W)とCP1200PFCLCD JP(1200VA/780W)が販売されており、アクティブPFC互換の正弦波出力・カラー液晶パネル・サージ保護付きのコンセントを備えています。価格は販売店により異なります(2026年9月現在)。
アクティブPFC電源のPCやワークステーションを、日本国内の保証が付いた正弦波出力のUPSで保護したいユーザーにとって、有力な選択肢です。