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Grasshopper

★★★★☆ 4.0 有料 日本語非対応
使いやすさ 3.2
機能 4.5
サポート 4.1
コスパ 4.2
評価の詳細

Grasshopperは、Robert McNeel & Associatesが提供するRhino用のビジュアルプログラミング環境です。

アルゴリズミックデザイン・パラメトリック設計・建築ファサード生成・ランドスケープ・3Dモデリング自動化などに活用できます。

Rhino 6(2018年)以降はRhino本体に標準搭載されています。

Grasshopperとは

項目内容
ソフト名Grasshopper(for Rhino)
提供元Robert McNeel & Associates(米国)
カテゴリ3DCG / 3DCGプラグイン/ツール(ビジュアルプログラミング・アルゴリズミックデザイン)
主な機能ノードベースビジュアルプログラミング・パラメトリック設計・ジェネレーティブデザイン・データフロー視覚化
対応OSWindows / macOS
最新バージョンGrasshopper(Rhino 8 内蔵。次期バージョンはWIP〔開発版〕を公開中、2026年9月現在)
料金Rhinoに同梱(Rhino 8 商用版¥187,000、学生・教員版¥39,600。いずれも税込・永久ライセンス、日本の表示価格)
公式サイトgrasshopper3d.com

Grasshopperは、Robert McNeel & Associatesが開発するRhino(Rhinoceros)用のビジュアルプログラミング環境です。ノードとワイヤーで繋ぐフロー図形式でプログラムを組み立てられる設計で、パラメトリック建築・アルゴリズミックデザイン・ジェネレーティブアートなどの現場で広く使われています。2014年以前は別ダウンロードでしたが、Rhino 6(2018年)以降はRhino本体に標準搭載されました。

3DCG/建築用途としては、ファサードパターン生成・構造最適化・パラメトリック建築・ランドスケープ(植栽配置)などで活用されます。Dynamo(Revit用)・Houdini(映画VFX用)と同じくノードで処理を組むビジュアルプログラミング環境で、Rhino上で動きます。

料金プラン・ライセンス形態

GrasshopperはRhinoに標準同梱されており、Rhino本体のライセンスで利用可能です(2026年9月現在)。

プラン料金含まれるもの
Rhino 8 商用版¥187,000(税込・永久ライセンス)Rhino本体 + Grasshopper + 無料アップデート範囲
Rhino 8 教育版¥39,600(税込・学生/教員専用)Rhino本体 + Grasshopper(全機能、教育用途限定)
LAN Zoo所有するライセンスをLAN内で共有複数PC共有ライセンス管理
アップグレード前バージョンから¥110,000(商用版、税込)Rhino 7 → 8等のメジャーアップグレード

GrasshopperはRhinoに標準同梱されているため、Grasshopper単体の購入は不要です。Rhino 8 商用版¥187,000(税込)は永久ライセンスで、Autodesk Revit・Autodesk AutoCADのような年額サブスクではありません。アップグレード時は¥110,000(税込)で次メジャーバージョンへ移行でき、保守料はかかりません。

動作環境・システム要件

GrasshopperはRhino本体の動作環境に準じます(2026年9月現在)。

項目最小推奨
OSWindows 11/10、macOS 12.4〜26—
RhinoRhino 6以降Rhino 8 最新
CPU64ビットのIntel/AMD(ARM非対応)、MacはIntelまたはApple—
メモリ—8GB以上
GPU—OpenGL 4.5対応、ビデオメモリ4GB以上(Windows)
ストレージ5GB(Windows)/10GB(Mac)の空き—

実務上のポイントとして、Grasshopperの計算処理はCPU依存が大きく、複雑なパラメトリック計算では8コア以上のCPUが実用ラインです。大量の点群・高密度メッシュを扱う場合はメモリ32〜64GBが望ましいです。Karamba3Dなど構造解析アドオンを併用する際は、さらに高スペック環境が推奨されます。

Grasshopperの5つの特徴

1. Rhino標準搭載のビジュアルプログラミング

GrasshopperはRhino 6以降に標準搭載されており、Rhinoユーザーは追加費用なしでビジュアルプログラミング環境を利用できます。Revit用Dynamoと類似の位置付けですが、GrasshopperはRhinoの強力なNURBSモデリング能力と組み合わせる点で差別化されています。

2. ノードとワイヤーの直感的インターフェース

コンポーネント(ノード)をキャンバス上に配置し、ワイヤーで繋ぐだけでデータフローが定義できる設計です。プログラミング経験のないデザイナー・建築家でも、視覚的にアルゴリズムを構築できるアクセシビリティが最大の強みです。

3. アルゴリズミックデザインとパラメトリック建築

パラメータを変えるだけで形状・配置・構造が自動的に再計算されるパラメトリック設計が標準機能です。ファサードパターン・構造形状最適化・ランドスケープ植栽配置・都市スケールのモデリングなど、建築・都市デザインのパラメトリックワークフローで使われます。

4. 豊富なサードパーティプラグイン

Food4Rhino(Rhino/Grasshopper向けプラグイン配布サイト)では数百種類のGrasshopperプラグインが無料配布されています。Karamba3D(構造解析)・Ladybug Tools(環境解析)・Kangaroo(物理シミュレーション)など、専門分野ごとの拡張機能が豊富です。

5. 建築・デザイン教育での採用

多くの建築学校・デザイン学校でGrasshopperが教育カリキュラムに組み込まれています。ETH Zurich・AAスクール・MITなどの建築デザイン教育機関で採用されています。

Grasshopperを編集部が使ってみました

Grasshopperは、編集部がPERSCのパラメトリック設計ワークフロー調査で試用したRobert McNeel & Associates製のビジュアルプログラミング環境です。Rhinoユーザーにとっては追加費用なしで利用できる強力なツールで、デザイナー・建築家がプログラミングを始めやすい設計だと実感しています。

コスト面では、Rhino 8 商用版¥187,000(税込・買い切り)の中にGrasshopperが含まれるため、Grasshopper単独でのコスト計算は不要です。保守料がかからない買い切りのため、アルゴリズミックデザインを学びたい個人・スタートアップにとって現実的な選択肢となります。

制約として、Rhinoが前提となるためRevit中心のBIMワークフローや3ds Max中心のArchVizワークフローとは別環境となること、プログラミングの素養がなくても始められる一方で高度な活用には相応の学習コストがかかることが挙げられます。Houdiniのようなハイエンド・映画VFX向け環境とは異なる、建築・デザイン特化のポジショニングです。

Grasshopperは、Rhinoを使う建築家・パラメトリックデザイナー・ランドスケープアーキテクト・プロダクトデザイナー・大学生/教員に向きます。

Grasshopperの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • Rhinoに標準同梱されており、追加コストなしで利用できる点が個人・教育機関で高く評価されています。
  • ノードとワイヤーの直感的UIが、プログラミング経験のないデザイナー・建築家にアクセシブルな設計として支持されています。
  • Food4Rhinoで豊富なサードパーティプラグイン(Karamba3D・Ladybug Tools・Kangaroo等)が無料配布されている点が歓迎されています。
  • 建築デザイン教育機関のカリキュラムに組み込まれている点が重宝されています。

気になる点

  • Rhinoが前提のため、Revit中心のBIMワークフローや3ds Max中心のArchVizワークフローとは別環境になる点が指摘されています。
  • 高度な活用には相応の学習コストが必要で、プログラミング素養が全くないユーザーには習熟に時間を要するとの声が挙がります。
  • 大規模計算ではCPU・メモリ負荷が大きく、ハードウェア投資が必要となる場面があるとの意見があります。

まとめ

Grasshopperは、Robert McNeel & Associatesが提供するRhino用のビジュアルプログラミング環境です。Rhino標準搭載のビジュアルプログラミング・ノードとワイヤーの直感的インターフェース・アルゴリズミックデザインとパラメトリック建築・豊富なサードパーティプラグイン・建築/デザイン教育での採用を特徴とし、Rhino本体のライセンスで追加費用なしで利用できます。

建築家・パラメトリックデザイナー・ランドスケープアーキテクト・教育現場で、アルゴリズミックデザインに取り組むなら押さえておきたいツールです。

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編集部評価の詳細

Grasshopperは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.2 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.5 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.1 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

4.2 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。