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iDrive

★★★★☆ 4.1 無料プランあり 日本語非対応
使いやすさ 4.3
機能 3.8
サポート 3.9
コスパ 4.4
評価の詳細

IDriveは、IDrive Inc.が提供するマルチデバイス対応のクラウドバックアップサービスです。

PC・Mac・スマートフォン・NASのバックアップ・ファイル同期・チーム共有などに活用でき、複数デバイスのデータ保護を一つのアカウントで管理できます。

1アカウントで無制限台数のデバイスをバックアップできる点で、個人クリエイターから中小企業まで幅広いユーザーにとって重要な選択肢であり続けています。

IDriveとは

項目内容
サービス名IDrive Online Backup / IDrive e2
提供元IDrive Inc.(米国カリフォルニア州/Pro Softnet Corp.)
カテゴリハードウェア / クラウドバックアップ
サービス形態Online Backup(マルチデバイス)/ e2(S3互換ストレージ)
価格帯無料10GB〜 / Personal 5TB $9.99/月(年払い)(2026年9月現在)
公式サイトidrive.com

IDriveは1アカウントでPC・Mac・iPhone・Android・Linux・サーバーなど無制限台数のデバイスをバックアップできるクラウドサービスです。容量の範囲内であれば接続デバイス数の制限がない点が、Backblaze Personal Backupとの大きな違いです。

S3互換のオブジェクトストレージ「IDrive e2」も別途提供しており、NASやアプリケーションからの直接接続にも対応しています(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

IDriveはサブスクリプション型のクラウドサービスです(2026年9月現在)。

プラン容量料金デバイス数
Basic(無料)10GB無料無制限
Personal 5TB5TB$9.99/月(年払い)無制限
Personal 10TB10TB$14.99/月(年払い)無制限
Team 5TB5TB$9.99/月(年払い)5台・5ユーザー
Business500GB〜$19.99/月(年払い)〜無制限

Backblaze Personal Backupと比較すると、IDriveは容量制限があるものの複数デバイスをカバーできます。PC+Mac+スマートフォンなど複数機器を使用するクリエイターには、IDriveの方が1アカウントでの管理効率が高いです。初年度は割引価格が適用され、2年目以降は通常価格になります。

動作環境・システム要件

項目IDrive Online BackupIDrive e2
対応OSWindows / macOS / Linux / iOS / Android全OS(S3互換API)
NAS対応Synology / QNAPS3互換ツール経由
暗号化AES-256(オプション: 個人キー)AES-256
バージョン管理最大30世代有効化可能
リストア方法Web / アプリ / USB配送API / Web

実務上のポイントとして、IDriveはSynology・QNAP等のNASバックアップにも対応している点がBackblaze Personal Backupとの差別化です。NAS上の共有フォルダを直接IDriveにバックアップできるため、NASデータのオフサイト保管も1アカウントでカバーできます。

IDriveの4つの特徴

1. 1アカウント・無制限デバイスのバックアップ

IDriveは1つのアカウントでPC・Mac・スマートフォン・タブレット・サーバーなど台数無制限のデバイスをバックアップできます。Backblaze Personal Backupでは複数PCを保護するために人数分の契約が必要ですが、IDriveでは1契約で事務所全体のデバイスをカバーできます。5〜10台規模のオフィスでは大幅なコスト削減になります。

2. NASダイレクトバックアップ対応

Synology・QNAPのNASに対応したバックアップクライアントが提供されています。NASの共有フォルダを直接IDriveのクラウドにバックアップでき、PCを経由する必要がありません。Backblaze Personal BackupはNAS非対応のため、NASバックアップではIDriveが優位です。

3. AES-256暗号化と個人暗号キー

IDriveはAES-256暗号化を採用し、オプションで個人暗号キー(プライベートキー)を設定できます。個人暗号キーを設定するとIDrive社側でもデータを復号できないゼロナレッジ暗号化となり、機密性の高いプロジェクトデータの保護に適しています。Backblazeはキー管理オプションが限定的で、セキュリティ面ではIDriveが充実しています。

4. USB配送リストアとスナップショット

大容量データのリストア時にUSBハードドライブの配送サービスが利用可能です。また、特定時点のスナップショットからのリストアに対応しており、ランサムウェア被害時に感染前の状態に復元できます。最大30世代のバージョン管理により、誤って上書きしたファイルの復元も容易です。

IDriveを編集部が使ってみました

IDriveは、編集部が複数デバイスのバックアップ統合管理用として検証したクラウドサービスです。Personal 10TBプランで、ワークステーション2台・ノートPC1台・NAS(Synology DS923+)・iPhone2台の計6デバイスを1アカウントでバックアップしました。

コスト面ではPersonal 10TBが年払いで$14.99/月(初年度は割引で$10.49/月)と、6デバイス分のBackblaze契約と比較して安価です。ただし容量が10TBに制限されるため、大容量データを扱う場合はBackblaze(容量無制限)やWasabi(B2相当)との使い分けが必要です。

制約として、初回バックアップの転送速度がBackblazeと比較してやや遅いとの印象を受けました。また、初年度割引と通常価格の差が大きく、2年目以降のコスト計算に注意が必要です。

複数デバイスを1アカウントでまとめて保護したいユーザーや、NASのバックアップも含めた統合管理を求める環境におすすめです。

IDriveの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 1アカウントで台数無制限のバックアップが可能で、オフィス全体をカバーできると高く評価されています。
  • NASダイレクトバックアップが便利で、PCを経由せずにオフサイト保管ができると好評です。
  • 個人暗号キーによるゼロナレッジ暗号化で、機密データの保護に安心感があるとの声があります。

気になる点

  • 初年度割引と通常価格の差が大きく、2年目以降のコストに驚くとの指摘があります。
  • バックアップの転送速度がBackblazeと比較してやや遅いとの声が挙がります。
  • 容量制限があるため、大容量データを扱う環境ではBackblaze(容量無制限)の方が適しているとの意見があります。

まとめ

IDriveは、IDrive Inc.が提供するマルチデバイス対応のクラウドバックアップサービスです。1アカウント・無制限デバイス・NASダイレクトバックアップ・ゼロナレッジ暗号化・USB配送リストアを特徴とし、無料10GB〜Personal 5TB $9.99/月(年払い)などで展開されています。

複数デバイスを1アカウントでまとめて保護したい個人クリエイターや小規模オフィスにとって、コスト効率の高い選択肢です。

編集部評価の詳細

iDriveは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.3 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

3.8 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.9 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

4.4 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。