はじめに
ローカルでStable Diffusionを動かす定番UIが「ComfyUI」と「AUTOMATIC1111(WebUI)」です。建築パースのAI生成でも両者は人気ですが、操作思想が異なります。本記事では編集部の実務目線で、どちらをどんな人が選ぶべきかを整理します。
性格の違い
ComfyUI
ノードベースで生成パイプラインを自由に構築できるUIです。ControlNet多段・領域指定・アップスケールなど複雑なワークフローを視覚的に組め、再現性・自動化に優れます。建築パースを精密に制御したい・同じ手順を繰り返したい人に向きますが、ノード設計の習熟が必要です。
AUTOMATIC1111
フォーム形式の定番WebUIで、項目を入力して生成する直感的な操作です。拡張機能(Extensions)が非常に豊富で、日本語情報・コミュニティも多く、まず使い始めるのに向きます。多機能ゆえ動作が重くなる場面はありますが、できることの幅が広い王道環境です。
価格・ライセンスの比較
どちらもオープンソースで無料です。NVIDIA GPU・VRAM・環境構築が必要で、使用するモデル(チェックポイント・LoRA)ごとに商用条件が異なります(要確認)。
特性の比較
| 観点 | ComfyUI | AUTOMATIC1111 |
|---|---|---|
| 複雑ワークフロー構築 | ◎ | △ |
| 再現性・自動化 | ◎ | ○ |
| 手軽な使い始め | △ | ◎ |
| 拡張機能の豊富さ | ○(拡充中) | ◎ |
| 日本語情報・コミュニティ | ○ | ◎ |
| 学習コスト | 高い | 中 |
ComfyUI は自由度・再現性、AUTOMATIC1111 は手軽さ・拡張・情報量が強みです。
学習コスト
- ComfyUI: ノード設計に習熟が必要だが、一度組めば再利用・自動化できる
- AUTOMATIC1111: フォーム入力で始めやすく、情報も多いので独学しやすい
編集部の判定
ComfyUI がおすすめの人
- ControlNet多段など複雑な制御をしたい
- 再現性・自動化(同じ手順を繰り返す)を重視する
- 建築パースを精密に作り込みたい
AUTOMATIC1111 がおすすめの人
- 手軽に使い始めたい・拡張で機能を足したい
- 日本語情報・コミュニティの多さを重視する
- まずローカル生成を体験したい
まとめ
「自由度・再現性・自動化」なら ComfyUI、「手軽さ・拡張・情報量」なら AUTOMATIC1111 が王道です。最初はAUTOMATIC1111で慣れ、複雑な制御が必要になったらComfyUIへ、というステップも有効です。ローカル環境全体は Stable Diffusion系ローカルAI画像生成環境比較 もご覧ください。
DB · Architecture Software