建築のダイアグラム・図版・プレゼン資料づくりで使うベクターソフトが Illustrator と Affinity Designer です。Illustrator は業界標準のサブスク、Affinity Designer は2025年のCanva統合で無料化しました。本記事では作図・資料づくり目線で中立に比較します。
Illustrator と Affinity Designer の違い(結論を先に)
ざっくり、業界標準・連携・入稿互換なら Illustrator、コスト0で作図なら Affinity Designer です。Illustrator は月額が発生しますが、Adobe製品連携や印刷入稿・他者とのデータ受け渡しで安心感があります。Affinity Designer は無料で、ベクターとラスターを統合した作図ができます。最新の価格・提供条件は公式で確認してください(2026年6月時点)。
Illustrator の特徴と料金
Illustrator はベクターデザインの業界標準で、図版・ロゴ・ダイアグラム作成の定番です。料金はサブスクリプション(単体プラン 月額 $22.99〜)。Photoshop / InDesign などとの連携、印刷入稿での互換性、日本語完全対応が強みです。
主な特徴
- ベクター作図の業界標準(AI形式が事実上の標準)
- Photoshop / InDesign 等とシームレス連携
- 印刷入稿・他者とのデータ受け渡しに強い
- 日本語完全対応・学習情報が豊富
Affinity Designer の特徴と料金
Affinity Designer はベクターとラスターを1つで扱えるデザインソフトで、2025年のCanva統合により無料化されました(従来の買い切りは終了)。ペルソナ切替でベクター作図とピクセル編集を行き来でき、作図用途には十分な機能を備えます。日本語は部分対応です。
主な特徴
- 無料で使える(Canva統合後)
- ベクター+ラスターを1アプリで扱える
- 動作が軽快で扱いやすい
- AI形式の完全互換ではない・日本語は部分対応
項目別に比較
機能と作図
Illustrator は作図機能・文字組み・パス編集が充実し、複雑な図版でも破綻しにくいのが強みです。Affinity Designer も基本的なベクター作図は快適にこなせますが、高度な自動化やプラグインではIllustratorが先行します。
コスト
Affinity Designer は無料になったため、コストをかけずベクター作図を始められます。Illustrator は月額が必要な代わりに、連携・互換・サポートを得られます。図版づくりが時々であればAffinityのコスト優位が効きます。
連携・入稿互換
Illustrator はAI形式が事実上の標準で、印刷会社や他者とのデータ受け渡しで安心です。Affinity Designer はAI/PDF経由である程度の受け渡しはできますが、複雑な効果では差異が出ることがあります。
日本語・情報量
日本語完全対応で情報の多いIllustratorは、初学者やチームでの導入がスムーズです。Affinity Designerは部分対応で、情報量は限られます。
結論:どちらがおすすめか
Illustrator が向いている人
- 印刷入稿・データ受け渡しで互換性を重視する
- Adobe製品間の連携を前提にしている
- チーム標準として業界標準を使いたい
Affinity Designer が向いている人
- コストをかけずベクター作図をしたい
- 図版・資料づくりを個人・たまの用途で行う
- ベクターとラスターを1つで完結させたい
失敗しない選び方
- 入稿の有無: 印刷入稿や他者連携が多いならIllustrator
- 頻度とコスト: たまの作図ならコスト0のAffinity Designer
- 連携: AdobeパイプラインならIllustratorが自然
- まずは無料のAffinity Designerで足りるか試し、互換や連携が要るならIllustratorへ移る進め方も有効です
まとめ
「業界標準・連携・入稿互換」ならIllustrator、「コスト0で作図」ならAffinity Designerが王道です。建築の図版・プレゼン資料は、入稿や連携を重視するならIllustrator、個人でコストを抑えたいならAffinity Designerが合います。デザイン・画像編集ソフト全体は デザイン・画像編集の一覧 もご覧ください。
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