iMac(M4, 2024)は、Apple Silicon M4チップを搭載した24インチ一体型デスクトップです。
建築パースの制作・CAD図面の作成・映像編集環境の構築などに活用できます。
iMac(M4)とは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | iMac (M4, 2024) 24インチ |
| メーカー | Apple Inc.(米国) |
| カテゴリ | ハードウェア / オールインワンデスクトップ |
| ディスプレイ | 24インチ 4.5K Retina(4480×2520) |
| プロセッサ | Apple M4(10コアCPU / 10コアGPU) |
| 対応OS | macOS |
| 価格帯 | 249,800円〜(税込、2026年9月現在) |
| 公式サイト | apple.com/jp/imac |
iMac(M4)は、2024年11月8日に発売されたAppleの24インチ一体型デスクトップです。Apple M4チップを搭載し、4.5K Retinaディスプレイ・nano-textureオプション・Apple Intelligence対応など、前モデルから機能が強化されています。ディスプレイ・本体・スピーカーが一体化した省スペース設計です。
P3広色域対応の4.5K Retinaディスプレイは、デザインや映像編集の色確認に十分なカラー精度を提供しています(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
iMac(M4)は買い切り型のデスクトップPCです(2026年9月現在)。
| 構成 | 価格(税込) | 主な仕様 |
|---|---|---|
| M4 / 16GB / 256GB | 249,800円〜 | 8コアGPU / 2ポートモデル |
| M4 / 16GB / 512GB | 325,800円〜 | 10コアGPU / 4ポートモデル |
| M4 / 24GB / 1TB | 415,800円〜 | 10コアGPU / nano-texture選択可 |
| M4 / 32GB / 1TB | 451,800円〜 | 10コアGPU / nano-texture選択可(32GBは2026年9月23日時点でApple Storeで購入不可) |
価格はApple Storeの通常価格です(2026年9月23日時点)。16GB・512GB以上の構成は、10コアCPU・10コアGPUモデル(16GB・256GB、289,800円)にメモリとストレージの追加料金を加えた価格です。発表時の価格は198,800円からでした。
Mac miniと比較して4.5K Retinaディスプレイ込みの価格であり、外部モニター不要で完結する一体型としてはコスト効率が高い設定です。Mac Studioと比較するとプロセッサー性能では劣りますが、ディスプレイ込みの価格ではiMacが有利です。
動作環境・システム要件
| 項目 | エントリー構成 | 最大構成 |
|---|---|---|
| プロセッサ | Apple M4(8コアCPU / 8コアGPU) | Apple M4(10コアCPU / 10コアGPU) |
| メモリ | 16GB ユニファイドメモリ | 32GB ユニファイドメモリ |
| ストレージ | 256GB SSD | 2TB SSD |
| ディスプレイ | 24インチ 4.5K Retina(P3広色域) | 24インチ 4.5K Retina(nano-texture) |
| 外部出力 | 最大1台の外部ディスプレイ(6K) | 最大2台の外部ディスプレイ(6K)または8K 1台 |
実務上のポイントとして、iMac M4のユニファイドメモリアーキテクチャはCPUとGPUがメモリを共有するため、3DCGレンダリングや映像編集においてメモリ容量が直接GPU性能に影響します。クリエイティブ用途では24GB以上の構成が推奨されます。
iMac(M4)の4つの特徴
1. 4.5K Retinaディスプレイの色精度
24インチ4.5K Retina(4480×2520)ディスプレイはP3広色域・500ニト・10億色対応であり、デザインや映像編集のカラーマネジメントに十分な精度を提供します。nano-textureオプションを選択すれば、照明の反射を抑えた快適な作業環境が構築できます。Windows PCでは別途カラーマネジメントモニターが必要な品質がiMac本体に含まれています。
2. M4チップの電力効率と静音性
Apple M4チップは電力効率に優れ、高負荷時でもファンノイズが極めて低い設計です。録音環境やナレーションブースの近くでも使用可能な静粛性です。
3. オールインワンの省スペース設計
ディスプレイ・本体・スピーカーが一体化されているため、デスク上に必要なスペースが最小限で済みます。別途モニター・本体・スピーカーを配置するWindows PC環境と比較して、デスクの整理整頓が容易です。設計事務所やデザインスタジオの限られたワークスペースに最適です。
4. Apple Intelligence対応
M4チップ搭載によりApple Intelligence(AppleのオンデバイスAI機能)に対応しており、テキスト生成・画像生成・文書要約など、AI支援機能を活用したクリエイティブワークフローの効率化が可能です。Siriの高度化やWriting Toolsなど、macOSに統合されたAI機能がシームレスに利用できます。
iMac(M4)を編集部が使ってみました
iMac M4は、編集部がPERSCの制作環境として検討したオールインワンデスクトップです。4.5K Retinaディスプレイの色精度は外部モニターなしでもデザイン確認に十分であり、セットアップも簡単です。電源ケーブル1本で完結するシンプルさも利点です。
コスト面では249,800円〜(税込、2026年9月現在)と、Windows PC+カラーマネジメントモニターの組み合わせと比較してディスプレイ込みのトータルコストでは競争力があります。ただし、メモリやストレージの後からの拡張ができないため、購入時に十分なスペックを選択する必要があります。
制約として、M4チップはM5 ProやM5 Maxと比較するとGPU性能が限定的であり、大規模な3DCGレンダリングやBIMの大規模モデル処理にはMac StudioやMacBook Pro(M5 Max)の方が適しています。また、Windows専用のCADソフト(AutoCAD Windows版等)はネイティブ動作しないため、macOS対応の確認が必要です。
デザインや映像編集のセカンド環境、または省スペースなメイン制作環境を求めるクリエイターにとって、セットアップの手軽さと色精度を兼ね備えた一台です。
iMac(M4)の良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- 4.5K Retinaディスプレイの色精度が高く、外部モニターなしでデザイン確認ができると評価されています。
- ファンノイズが極めて低く、静かな制作環境が構築できると支持されています。
- 電源ケーブル1本で完結するシンプルなセットアップが歓迎されています。
- ディスプレイ込みの価格が、トータルコストで見ると合理的だと重宝されています。
気になる点
- M4チップのGPU性能が上位のPro/Maxチップと比較して限定的で、大規模3DCG作業には力不足との指摘があります。
- メモリやストレージの後からの拡張ができず、購入時の構成選択が重要との声が挙がります。
- Windows専用CADソフトがネイティブ動作しないため、Windows環境との併用が必要なケースがあるとの意見があります。
まとめ
iMac(M4, 2024)は、Apple M4チップ搭載の24インチ一体型デスクトップです。4.5K Retinaディスプレイの色精度・M4チップの電力効率と静音性・オールインワンの省スペース設計・Apple Intelligence対応を特徴とし、249,800円〜(税込、2026年9月現在)で提供されています。
省スペースで高品質なディスプレイ一体型の制作環境を求めるクリエイターにとって、セットアップの手軽さと色精度を兼ね備えたオールインワンデスクトップです。