Lenovo ThinkStationは、Lenovoが展開するデスクトップワークステーションブランドです。
CAD/BIM設計用ワークステーションの導入・3DCGレンダリング環境の構築・AI/機械学習用GPU計算環境のセットアップなどに活用できます。
ThinkPadで培った品質管理ノウハウと、Aston Martinとの協業デザインを特徴としています。
Lenovo ThinkStationとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Lenovo ThinkStation |
| メーカー | Lenovo Group Limited(中国/米ノースカロライナ州モリスビル) |
| カテゴリ | ハードウェア / デスクトップワークステーション |
| 主な製品 | ThinkStation PX/P8/P7/P5 Gen 2/P4/P3/P2/PGX |
| 対応OS | Windows / Linux |
| 価格帯 | 246,620円〜(Lenovo公式ストア・割引前の税込価格、構成により変動。2026年9月現在) |
| 公式サイト | lenovo.com/jp/ja/c/workstations/thinkstationpseries |
Lenovo ThinkStationは、2008年から展開されているLenovoのデスクトップワークステーションブランドです。PX(フラッグシップ)・P8・P7・P5 Gen 2・P4・P3・P2に加え、AI開発向けの小型機PGXを展開しており、PX・P7・P8ではアストンマーティンと共同設計した筐体を採用しています。
ISV認証を多数取得しています(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Lenovo ThinkStationはワークステーションの販売であり、買い切り型です(2026年9月現在)。
| モデル | 価格帯 | ポジション |
|---|---|---|
| P2 Tower Gen 2 | 248,820円〜 | エントリーワークステーション |
| P3 Tiny/Ultra SFF/Tower(Gen 2) | 246,620円〜 | エントリーワークステーション |
| P4 | 531,520円〜 | ミッドレンジ |
| P5 Gen 2 | 1,136,520円〜 | ミッドレンジ |
| P7/P8 | 821,920円〜 | ハイパフォーマンス |
| PX | 1,286,780円〜 | フラッグシップ・デュアルCPU |
| PGX | 1,199,990円 | AI開発向け小型機(NVIDIA DGX Sparkベース) |
価格はLenovo公式ストアの直販モデルの最安構成の割引前の税込価格で、構成により変動します。エントリーからフラッグシップまで幅広い価格帯のラインナップです。
動作環境・システム要件
| 項目 | P3(エントリー) | PX(フラッグシップ) |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Pro / Home / Ubuntu Linux | Windows 11 Pro for Workstations / Ubuntu Linux |
| CPU | インテル Core Ultra(最大24コア/24スレッド) | 第5世代/第4世代インテル Xeon スケーラブル×2(1CPUあたり最大64コア/128スレッド) |
| メモリ | 最大256GB(DDR5 ECC/non-ECC UDIMM) | 最大2TB(DDR5-4800 RDIMM ECC) |
| GPU | 内蔵 / NVIDIA RTX A400〜RTX 5000 Ada 世代(最大2枚) | NVIDIA RTX 6000 Ada 世代など最大4枚 |
| ストレージ | M.2 NVMe SSD / 2.5・3.5インチ SATA(3.5インチベイ最大4) | M.2 NVMe SSD / 3.5インチ SATA HDD(3.5インチベイ×4・オンボードM.2×3) |
実務上のポイントとして、ThinkStation PXはGPU×4基の搭載に対応しており、GPUレンダリングやAI/機械学習のトレーニングで大規模な並列計算が可能です。
Lenovo ThinkStationの4つの特徴
1. Aston Martinデザイン協業による筐体設計
ThinkStationのPX・P7・P8はアストンマーティンと共同設計されており、プロフェッショナル機器にふさわしい洗練された外観を実現しています。機能美と冷却効率を両立した筐体設計が特徴です。
2. ThinkPad品質のISV認証対応
ThinkPadで培った品質管理ノウハウがThinkStationにも適用されており、MIL-STD-810H準拠のテストを含む厳格な品質試験が実施されています。ISV認証も多数取得しており、Autodesk・Dassault Systèmes・Adobe等の主要ソフトウェアでの動作が保証されています。
3. P3 Tinyのコンパクトワークステーション
P3 Tinyは1リットルサイズのコンパクト筐体にワークステーション性能を搭載した製品であり、設置スペースが限られるデスク環境でもISV認証済みのワークステーションを利用できます。デスクの省スペース化とワークステーション性能の両立を実現しています。
4. PXフラッグシップの拡張性
ThinkStation PXはデュアルCPU・最大2TBメモリ・GPU×4基搭載に対応するフラッグシップモデルで、CAE大規模解析やAI/機械学習のトレーニングに対応します。
Lenovo ThinkStationを編集部が使ってみました
ThinkStationは、編集部がPERSCのワークステーション候補として評価した製品です。Aston Martinデザインの筐体はオフィスに設置しても美しく、プロフェッショナルの制作環境にふさわしい品位を感じます。P3 Tinyのコンパクトさは限られたデスクスペースでも設置可能で、実用的な選択肢です。
コスト面ではLenovo公式ストアの割引前の税込価格で246,620円〜(直販モデルの最安構成)と幅広い価格帯です。P3 Tiny(246,620円〜)などのエントリーモデルから選べます。
制約として、日本国内のサポート拠点は限定的な面があります。
デザイン性と拡張性を両立したワークステーションを求めるプロフェッショナルに向いています。
Lenovo ThinkStationの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- Aston Martinデザインの筐体が、プロフェッショナルのオフィスにふさわしい品位があると評価されています。
- P3 Tinyのコンパクト設計が、省スペースでワークステーション性能を得られると歓迎されています。
- ISV認証の取得範囲が広く、主要CAD/CGソフトの動作が保証されていると支持されています。
- PXのGPU×4基搭載対応が、AI/機械学習用途の計算力確保に役立つと重宝されています。
気になる点
- 国内サポート拠点が限定的との声が挙がります。
- Aston Martinデザインのプレミアムが価格に反映されている面があるとの意見があります。
まとめ
Lenovo ThinkStationは、Lenovoが展開するデスクトップワークステーションブランドです。Aston Martinデザインの筐体設計・ThinkPad品質のISV認証対応・P3 Tinyのコンパクトワークステーション・PXフラッグシップの拡張性を特徴とし、Lenovo公式ストアの割引前の税込価格で246,620円〜(構成により変動)で提供されています。
デザイン性と拡張性を両立したワークステーションを探しているプロフェッショナルにとって、有力な選択肢のひとつです。