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Nuke

★★★★☆ 3.6 有料 日本語非対応
使いやすさ 2.9
機能 4.6
サポート 4.0
コスパ 2.9
評価の詳細

Nukeは、英国Foundryが提供するハイエンドVFX・コンポジットソフトです。

ハイエンドVFX合成・映画制作・3D統合コンポジット・Gaussian Splat処理・放送/映像制作などに活用できます。

ハリウッド大作映画やAAAゲームムービーの制作現場で使われています。

Nukeとは

項目内容
ソフト名Nuke / NukeX / Nuke Studio / Nuke Indie
提供元Foundry(英国)
カテゴリ3DCG / 3DCGプラグイン/ツール(ハイエンドVFX・コンポジット)
主な機能ノードベース合成・3D統合コンポジット・USDベース3Dシステム・Gaussian Splat対応・Deep Compositing
対応OSWindows / macOS / Linux
最新バージョンNuke 17.1 / NukeX 17.1 / Nuke Studio 17.1(2026年8月リリース、2026年9月現在)
料金Nuke Indie $499/年、Nuke $3,839/年、NukeX $5,219/年、Nuke Studio $6,379/年(いずれも別途税)
公式サイトfoundry.com

Nukeは、英国Foundryが開発・提供するハイエンドVFX・コンポジットソフトです。ノードベース合成・3D統合コンポジット・Deep Compositing(深度データ合成)などのハイエンド機能を備え、ハリウッド大作映画・AAAゲームムービー・高品質CM制作の現場で使われているVFXソフトです。Windows・macOS・Linux対応で、2026年8月にリリースされたNuke 17.1が最新版となります。

Nuke 17.0ではネイティブGaussian Splat対応・USD(Universal Scene Description)ベースの3Dシステムが本格導入され、次世代の映像制作パイプラインに向けた機能強化が進んでいます。Nuke本体(コンポジット)・NukeX(追加機能・VFX特化)・Nuke Studio(編集統合)・Nuke Indie(個人/小規模向け)の4プラン構成で、プロジェクト規模に応じた選択肢が用意されています。

料金プラン・ライセンス形態

Nukeは年額サブスクリプション型(Nuke・NukeX・Nuke Studioは四半期レンタルも選択可)で、用途別の4プラン構成です(2026年9月現在)。価格はいずれも別途税です。

プラン料金対象・含まれるもの
Nuke Indie$499/年(個人アーティスト向け)Nuke Studioの機能限定版、年間総収入10万米ドル未満が条件、出力は4Kまで
Nuke$3,839/年(四半期レンタル $2,089/四半期)標準コンポジット機能、商用プロ向け
NukeX$5,219/年(四半期レンタル $2,869/四半期)標準機能 + 追加VFX機能(3Dカメラトラッキング・クリーンアップ・Cara VR等)
Nuke Studio$6,379/年(四半期レンタル $3,509/四半期)NukeX + 編集機能統合、大規模プロジェクト向け

Nuke Indie $499/年は個人アーティスト向けのエントリープランで、年間総収入が10万米ドル未満であれば商用利用が可能です(1ユーザー・1組織につき1ライセンスまで)。Nuke $3,839/年はプロフェッショナルユースの標準プランで、NukeX $5,219/年・Nuke Studio $6,379/年はさらに上位の価格帯となります。

動作環境・システム要件

NukeはWindows・macOS・Linuxに対応しています(2026年9月現在)。

項目動作確認済みの基本構成動作確認済みのワークステーション
OSWindows 11(64bit)/ macOS Sequoia(15.x)・Tahoe(26.x)/ Rocky Linux 9(64bit)同左(Intel Mac向けビルドはNuke 17.1が最終)
CPUApple M1 / Intel Core i7-10850H / Intel Core i7-13700HAMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX / Intel Core Ultra 9 285K / Intel Xeon Gold 6448Y / Apple M2 Ultra
メモリ16GB32〜128GB
GPUNVIDIA Quadro RTX 4000 / Quadro RTX3000(Apple siliconは内蔵GPU)NVIDIA RTX A4000(16GB)/ RTX A4000 Ada Generation(20GB)/ RTX A6000(48GB)
ストレージ—1TB〜4TB(NVMe SSD)

実務上のポイントとして、公式が動作確認済みとして挙げる基本構成はメモリ16GBのノートPC・小型機(Apple M1、Intel Core i7+NVIDIA Quadro RTX 4000など)で、負荷の高い作業ではより多くのメモリと高性能なCPU/GPUが推奨されています。GPUアクセラレーションを使う場合、Windows・LinuxではCUDA 12.8以上に対応したNVIDIA GPU、または公式が挙げるAMD GPUが必要です。

Nukeの5つの特徴

1. 大作映画・AAAゲームのVFX向け

Nukeはハリウッド大作映画・AAAゲームムービー・高品質CM制作の現場で使われているソフトです。ハイエンド映画VFX・ブロックバスター制作向けに作られています。

2. ノードベース合成とDeep Compositing

Nukeのノードベース合成は、複雑な合成処理に適した設計です。Deep Compositing(深度情報を保持した合成)により、3Dレンダリングされた複数パスを高精度に合成できます。

3. Nuke 17.0のGaussian Splat対応

2026年2月リリースのNuke 17.0ではネイティブGaussian Splat対応が実装され、3D点群データを合成ワークフローに直接取り込めるようになりました。

4. USDベース3Dシステム

Nuke 17.0ではUSD(Universal Scene Description、Pixar発のオープンソース3Dシーン記述規格)ベースの3Dシステムが本格導入されました。Maya・Houdini・Unreal Engineなど主要DCC・ゲームエンジンとUSD経由で3Dシーンを共有でき、統合されたVFXパイプラインが構築できます。

5. 専用アドオンとFoundry製品のパイプライン

Nukeには専用アドオン(Furnace・CameraTracker・Particle等)が豊富に用意されており、NukeX・Nuke Studioプランでさらに機能拡張できます。Foundryは他にもMari(3Dペイント)・Katana(ライティング)を提供しており、ハイエンドVFXスタジオ向けの統合パイプラインを形成しています。

Nukeを編集部が使ってみました

Nukeは、編集部がPERSCのハイエンドVFXソフト調査で試用したFoundry製のVFX・コンポジットソフトです。ハリウッド・AAAスタジオで使われている設計で、映画品質の合成作業に向いていると実感しています。

コスト面では、Nuke Indie $499/年は個人アーティスト向けのエントリープランとして提供されていますが、Nuke $3,839/年・NukeX $5,219/年・Nuke Studio $6,379/年と上位ほど高い価格帯です。After Effects単体を大きく上回る価格設定は、ハイエンド映画VFX以外の用途では費用対効果が見合わない場面が多いのが実情です。

制約として、価格帯がハイエンド専業スタジオ向けで、一般的な映像制作・広告用途にはオーバースペックかつ高コストな点、学習曲線が非常に急で習熟に長期間要する点が挙げられます。中規模以下のVFXならばAfter Effects・DaVinci Resolve Fusion・Blackmagic Fusion Studioなどの選択肢が現実的です。

Nukeは、ハリウッド大作映画VFXスタジオ・AAAゲームムービー制作事業者・高品質CM制作・Foundryエコシステム(Mari・Katana)利用者に向いています。

Nukeの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • ハリウッド大作映画・AAAスタジオで採用されており、プロフェッショナル現場での信頼性が高く評価されています。
  • ノードベース合成・Deep Compositing機能で、高度な合成処理を組める点が支持されています。
  • Nuke 17.0のGaussian Splat対応・USDベース3Dシステムにより、次世代VFXパイプラインへの対応が歓迎されています。
  • Foundryエコシステム(Mari・Katana)との統合により、ハイエンドVFXスタジオ向けの統合パイプラインが重宝されています。

気になる点

  • Nuke $3,839/年の価格帯が、中小規模スタジオ・個人制作者には現実的でないとの指摘があります。
  • 学習曲線が非常に急で、習熟に長期間要する点が新規導入のハードルとなっているとの声が挙がります。

まとめ

Nukeは、Foundryが提供するハイエンドVFX・コンポジットソフトです。大作映画・AAAゲームのVFX向けの設計・ノードベース合成とDeep Compositing・Nuke 17.0のGaussian Splat対応・USDベース3Dシステム・専用アドオンとFoundry製品のパイプラインを特徴とし、Indie/Nuke/NukeX/Nuke Studioの年額サブスク型で提供されています。

映画VFX・ハイエンドCGを手がける、ハリウッド大作映画・AAAゲームムービー・高品質CM制作事業者のためのツールです。

編集部評価の詳細

Nukeは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

2.9 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.6 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.0 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

2.9 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。