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OWC ストレージ

★★★★☆ 3.9 有料 日本語非対応
使いやすさ 4.0
機能 4.1
サポート 4.0
コスパ 3.7
評価の詳細

OWCストレージシリーズは、Other World Computing, Inc.(米国)が提供するMac向け外付けストレージ製品群です。

映像編集用の高速RAIDストレージ・ポータブルSSDによる現場持ち出し・大容量データのアーカイブなどに活用できます。

提供元のOWCは、Thunderbolt対応製品を扱うMac向けストレージの老舗メーカーです。

OWCストレージシリーズとは

項目内容
製品名OWC ストレージシリーズ(ThunderBay / Envoy / Express / Mercury 等)
メーカーOther World Computing, Inc.(米国・イリノイ州)
カテゴリハードウェア / 外付けストレージ
主要シリーズThunderBay(RAID DAS)/ Envoy(ポータブルSSD)/ Express(M.2エンクロージャ)
対応OSWindows / macOS
価格帯製品・容量により異なる(公式ストアは米ドル表示)
公式サイトowc.com

OWCは、Mac向け外付けストレージ・メモリ・アクセサリの老舗メーカーです。Thunderbolt接続のRAID DAS「ThunderBay」シリーズが代表製品で、映像制作やポストプロダクションの現場で広く採用されています。

NAS(ネットワーク接続ストレージ)のOWC Jellyfish・OWC Jupiterもありますが、ラインナップの中心はDAS(直結ストレージ)です。DAS製品はSynology/QNAPのようなネットワーク共有機能は持ちませんが、Thunderbolt直結による低レイテンシの高速アクセスが強みです(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

OWCストレージは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。

シリーズ価格帯接続方式用途
Envoy Pro FX容量により異なるUSB-C / ThunderboltポータブルSSD
Envoy Ultra$799.99〜(2TB、米国/国際向け公式ストア)Thunderbolt 5超高速ポータブルSSD
ThunderBay 4ケースのみ $399.99(SoftRAIDなし、米国/国際向け公式ストア)Thunderbolt 34ベイRAID DAS
ThunderBay Flex 8ケースのみ $1,299.99(米国/国際向け公式ストア)Thunderbolt 3(Thunderbolt 3/4/5ホスト対応)8ベイRAID DAS+PCIe拡張

CalDigit TS4(Thunderboltドック)はドック機能中心ですが、OWC ThunderBayは大容量ストレージに特化しています。用途に応じて使い分けが必要です。

動作環境・システム要件

項目Envoy Pro FXThunderBay 4
接続USB-C 3.2 / Thunderbolt 3Thunderbolt 3
最大転送速度約2,800MB/s最大1,527MB/s(SSD 4台・RAID 0時)
RAID対応なしRAID 0/1/4/5/10 / JBOD
対応OSmacOS / Windows / iPadOSmacOS / Windows
電源バスパワーACアダプタ

実務上のポイントとして、ThunderBayシリーズのRAIDは付属のソフトウェアRAID(OWC SoftRAID)で構成し、RAID 0/1/4/5/10に対応します(RAID 6/6+はmacOS 27が必要)。macOS 14以降ではドライバーのインストールなしで利用でき、Windowsにも対応しています(WindowsでのRAID 10は今後対応予定)。

OWCストレージの4つの特徴

1. Thunderbolt直結による低レイテンシアクセス

OWCストレージはThunderbolt 3/4/5接続のDAS(直結ストレージ)です。NASのようなネットワーク経由のオーバーヘッドがなく、ローカルSSDに近い応答速度でファイルにアクセスできます。DaVinci ResolveやPremiere Proでの4K/8K映像編集時に、フレーム落ちのない安定した再生が可能です。

2. Mac環境への最適化

OWCはMac向けストレージの老舗として、macOS環境との互換性を徹底検証しています。APFSやHFS+でのフォーマット、Time Machine対応、macOSのディスクユーティリティからのRAID管理など、Mac標準機能とのシームレスな連携が特徴です。

3. ThunderBay Flex 8のPCIe拡張スロット

ThunderBay Flex 8は8ベイRAID DASにPCIe拡張スロットを搭載した独自の製品です。10GbEカードやM.2 NVMeカードを追加でき、DASとしてだけでなく拡張ハブとしても機能します。Mac Proの限られたPCIeスロットを補完する用途にも適しています。

4. Envoyシリーズのポータブル高速SSD

Envoy Pro FXはUSB-C/Thunderbolt両対応のポータブルSSDで、最大2,800MB/sの転送速度を発揮します。2024年登場のEnvoy UltraはThunderbolt 5対応で6,000MB/s超の速度を実現しており、現場での映像データ受け渡しに最適な携帯性と速度を両立しています。

OWCストレージを編集部が使ってみました

OWCストレージは、編集部がMac環境での映像編集用ストレージとして検証した製品群です。ThunderBay 4のThunderbolt 3接続では、RAID 5構成で4K ProRes素材のリアルタイム再生が安定して行えました。

コスト面ではThunderBay 4(ケースのみ $399.99+HDD、米国/国際向け公式ストア)で、NAS(本体+10GbEアダプタ+10GbEスイッチ)と比較して初期投資が少なく、1対1の直結環境ではコストパフォーマンスが良好です。

制約として、DASのためネットワーク共有機能がなく、複数人での同時アクセスには対応していません。チーム共有が必要な場合はOWC JellyfishなどのNASや、SynologyやQNAPのNASが適しています。また、Windows環境では一部機能に制約がある場合があります。

Mac環境で1対1の高速ストレージを求める映像クリエイターにおすすめです。

OWCストレージの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • Thunderbolt直結の低レイテンシで映像編集が快適だと高く評価されています。
  • macOSとの互換性が完璧で、セットアップにトラブルがないと好評です。
  • Envoy Pro FXのポータブル性能が現場での素材受け渡しに重宝されています。
  • ThunderBay Flex 8のPCIe拡張が、Mac環境の柔軟性向上に役立つと歓迎されています。

気になる点

  • DASのためネットワーク共有ができず、チーム運用には不向きとの指摘があります。
  • 日本国内での販売価格が米国より割高になるケースがあるとの声が挙がります。
  • Windows環境での動作保証が限定的で、Mac以外では選びにくいとの意見があります。

まとめ

OWCストレージシリーズは、OWCが提供するMac向け外付けストレージ製品群です。Thunderbolt直結の低レイテンシ・Mac環境への最適化・ThunderBay Flex 8のPCIe拡張・Envoyのポータブル高速SSDを特徴としています。

Mac環境での映像編集やクリエイティブ作業に、Thunderbolt直結の高速ストレージとして信頼性の高い選択肢です。

編集部評価の詳細

OWC ストレージは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

4.0 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.1 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.0 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.7 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。