メインコンテンツへスキップ

RenderPool

★★★★☆ 3.5 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.6
機能 3.7
サポート 3.5
コスパ 3.4
評価の詳細

Render Pool(レンダープール)は、株式会社スタジオゼンが提供する日本発のクラウドレンダリングサービスです。

Blender(Cycles・Eevee)・Arnold・Radeon ProRenderなどの3DCGレンダリング高速化に活用でき、ローカルPCのGPUリソース不足を解消できます。

日本語で利用できるレンダーファームです。

Render Poolとは

項目内容
サービス名Render Pool(レンダープール)
提供元株式会社スタジオゼン(日本・東京)
カテゴリハードウェア / クラウドレンダリング
対応ソフトBlender(Cycles / Eevee)/ Arnold / Radeon ProRender
価格帯ポイントプラン(約3円/GPU・分、20,000mrp 14USD〜)/ レンダリング放題プラン(β版)$140/月〜(2026年9月現在)
公式サイトjp.renderpool.net

Render Poolは、Webブラウザ経由でシーンファイルをアップロードし、クラウド上のGPUクラスタでレンダリングを実行するサービスです。2019年にサービスを開始し、2022年11月には定額「レンダリング放題プラン(β)」を追加しました。

Blender(Cycles・Eevee)・Arnold・Radeon ProRenderに対応しており、日本語のWebインターフェースとサポートが提供されています(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

Render Poolはポイントプランとレンダリング放題プラン(β版)の2つの料金プランがあります(2026年9月現在)。

プラン料金内容
ポイントプラン20,000mrp 14USD〜(約3円/GPU・分)必要な分だけポイントを購入
レンダリング放題(β)$140/月(4ノード)〜$520/月(12ノード)定額でレンダリングし放題(速度制限あり)

SheepItと比較すると有料ですが、ArnoldやRadeon ProRenderにも対応しています。RunPod(GPU時間課金)と比較すると、Render Poolはレンダリングに特化したUIで、3DCGソフトからの直接投入が容易です。日本語サポートがある点は海外サービスとの差別化ポイントです。

動作環境・システム要件

項目Render Pool
操作方法Webブラウザ経由
対応ソフトBlender(Cycles / Eevee)/ Arnold / Radeon ProRender
対応レンダラーCycles / Eevee / Arnold / Radeon ProRender
ファイル形式.blend / RPRファイル 等
アップロードWebブラウザからドラッグ&ドロップ
出力形式PNG / EXR / JPEG 等

実務上のポイントとして、シーンファイルのアップロード前に外部テクスチャやアセットをパッキングしておく必要があります。アップロード後はWebブラウザ上でレンダリングの進行状況をリアルタイムで確認でき、完了後にダウンロードします。

Render Poolの4つの特徴

1. 複数レンダラー対応のクラウドレンダリング

Render PoolはBlender(Cycles・Eevee)に加えてArnold・Radeon ProRenderに対応しており、SheepIt(Blender専用)と異なりBlender以外のワークフローにも使えます。

2. 日本語対応のWebインターフェースとサポート

Web UIとサポートが日本語で提供されており、海外のレンダーファーム(GarageFarm・RebusFarm等)と比較して、日本語環境での利用ハードルが低いです。日本語でのメールサポートが受けられるため、トラブル時の対応もスムーズです。国内の建築パース制作会社やCGスタジオでの導入が進んでいます。

3. レンダリング放題プラン(β)による定額運用

2022年11月に追加された「レンダリング放題プラン(β)」は、定額でレンダリング回数無制限の料金体系です。月間のレンダリング量が多い制作会社では、ポイント購入制よりもコスト予測が容易で、予算管理がしやすくなります。従量課金の不安を解消するプランとして評価されています。

4. GPUクラスタによる高速レンダリング

Render Poolのクラウド上にはGPUクラスタが構築されており、ローカルPCの1台のGPUでは数時間かかるレンダリングを大幅に短縮できます。アニメーション連番では特に効果が大きく、フレーム単位で並列処理することで線形的な時間短縮が実現します。Google Colabのような汎用GPUクラウドと異なり、レンダリングに最適化された環境が提供されています。

Render Poolを編集部が使ってみました

Render Poolは、編集部がBlenderとV-Ray for 3ds Maxのレンダリング高速化を目的に検証したクラウドレンダリングサービスです。BlenderのCyclesシーン(1920×1080、100フレーム)を投入したところ、ローカルPC(RTX 4090)で約3時間かかる処理が約30分で完了しました。

コスト面ではポイント購入制のため、レンダリング量に応じた柔軟な費用管理が可能です。レンダリング放題プランは月間レンダリング量が多い環境で特にコスト効率が良くなります。SheepItと比較するとコストは発生しますが、対応ソフトの幅広さと処理速度の安定性で優位です。

制約として、シーンファイルのアップロードに時間がかかる場合があり、テクスチャを多用した大容量シーンでは回線速度がボトルネックになります。また、特殊なプラグインやカスタムシェーダーを使用したシーンでは、クラウド環境との互換性に注意が必要です。

日本語環境でのクラウドレンダリングを求める建築パース制作会社やCGスタジオにおすすめです。

Render Poolの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 日本語のWebUIとサポートがあり、海外サービスに比べて導入しやすいと評価されています。
  • V-Ray for 3ds Maxのレンダリングに対応しており、建築パース制作で活用できると好評です。
  • レンダリング放題プランで月額コストが固定化でき、予算管理が楽になったとの声があります。
  • Webブラウザからの操作が直感的で、初回でも迷わず使えたとの報告があります。

気になる点

  • シーンファイルのアップロードに時間がかかり、大容量シーンでは待ち時間が長いとの指摘があります。
  • 海外のレンダーファーム(GarageFarm等)と比較すると、GPUクラスタの規模がやや小さいとの声が挙がります。
  • 特殊なプラグインを使ったシーンでエラーが出る場合があるとの意見があります。

まとめ

Render Poolは、株式会社スタジオゼンが提供する日本発のクラウドレンダリングサービスです。複数3DCGソフト対応・日本語UI/サポート・レンダリング放題プラン・GPUクラスタによる高速処理を特徴とし、ポイント購入制〜定額で展開されています。

日本語環境でのクラウドレンダリングを必要とする建築パース制作会社やCGスタジオにとって、アクセスしやすい選択肢です。

編集部評価の詳細

RenderPoolは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.6 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

3.7 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.5 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.4 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。