VS — CAD

Coohom vs Homestyler の違いを比較(インテリアCAD)

クラウド型インテリアCADの2強 Coohom と Homestyler を、ワークフロー・価格・表現力・学習コストで比較。高解像度パース重視か、モバイル×実在家具×低コスト重視かで選びます。

一目で比較

項目 Coohom Homestyler
価格 無料〜月額$9.90(Pro) 無料〜月額$6.8(Pro+)
対応OS Web / Windows / macOS Web / iOS / Android
日本語対応 完全対応 完全対応
総合評価 3.9 / 5.0 3.7 / 5.0
使いやすさ 4.4 4.5
機能 4.0 3.4
サポート 3.6 3.5
コスパ 4.1 4.0
Coohom を選ぶなら

高解像度パース(最大16K)とデザイナー向けの作り込み・チーム制作を重視するなら Coohom

Homestyler を選ぶなら

タブレット現場運用・実在ブランド家具での提案・無料/低コスト開始を重視するなら Homestyler

はじめに

CoohomHomestyler は、どちらもブラウザだけで間取り作成から3Dパース(立体的な完成イメージ図)まで完結できるクラウド型のインテリアCADです。高性能なパソコンがなくても見栄えのする提案資料を作れるため、住宅メーカーの営業担当やインテリアコーディネーター、家具販売の現場で「結局この2つのどちらにすべきか」と迷う場面がよくあります。

この記事では、ワークフロー・価格・表現力・学習コストの4つの観点で、編集部が両者を実用目線で比較します。どちらが優れているという話ではなく、自社の業務スタイルにどちらが合うかを判断できるように整理します。

ワークフローの違い

どちらもクラウドで完結する点は同じですが、「主にどの端末で作業するか」が大きく分かれます。

Coohom

Coohom はWebブラウザとWindows/macOSのデスクトップアプリが中心です。AIが間取りに合わせて家具配置を一括提案し、それを手で調整していく流れで、レンダリング(画像化の処理)はクラウド側で走るためローカルのGPUは不要です。設計者・営業・クライアントが同じプロジェクトを共有してリアルタイムにレビューできるため、チームでの制作・確認に向いています。

Homestyler

Homestyler はWebに加えてiOS・iPad・Androidのネイティブアプリを持ち、iPadのApple Pencilでの手描き入力に対応しています。現場の下見からその場での提案調整までをタブレット1台で完結できる機動力が持ち味です。AR(実空間に家具を仮想配置)やVRでの空間体験にも対応し、施主が完成イメージを購入前に体験できます。

価格・ライセンスの比較

両者ともに無料プランから始められるフリーミアム型です(2026年6月現在)。

Homestyler は無料のBasicプランで1K解像度のレンダリングが無制限という手厚い設計で、有料はPro+(月額$6.8〜)、Master+(月額$11.8〜・4K無制限)と続きます。デザイン素材中心のStyler(月額$3.9〜)など入口の選択肢も多めです。

Coohom も無料のBasicアカウントが用意され、有料プランは月額・年額制、上位のElite($58/月・年$699)で8K以上の高解像度レンダリングに対応します。なお、Coohomの個別プランの最新月額は公式の料金ページで時期によりキャンペーン価格が表示されるため、正確な金額は導入前に公式サイトで確認することをおすすめします。

無料で触り始める手軽さと有料の入口価格という点では Homestyler が手頃な傾向で、高解像度出力の上限という点では Coohom に分があります。

表現力の比較

仕上がりの方向性が両者で異なります。

Coohom は最大16Kのクラウドレンダリング・360°パノラマ・1080p動画に対応し、解像度の上限と出力速度に強みがあります。6万点超の3Dモデルをパラメトリックに(サイズや素材を数値で)編集できるため、作り込んだ高品質パースでクライアントに魅せたい場面に向きます。

Homestyler は4KレンダリングとAR/VR体験に加え、実在ブランド家具を1,000万点以上搭載している点が最大の差別化要因です(IKEAやNITORIなどとの連携例あり)。「カタログに載っている家具をそのまま3D空間に置く」リアルな提案がしやすく、実商品ベースの接客に強みがあります。

魅せる高解像度パースなら Coohom、実在商品で具体的に提案するなら Homestyler、という住み分けです。

学習コストの比較

両者ともドラッグ&ドロップ中心で直感的に操作でき、専門的な3DCGの知識がなくても始められます(編集部評価の使いやすさは Coohom 4.4 / Homestyler 4.5 とほぼ互角)。

Coohom はデスクトップ/Web前提で、チーム共有や営業導線を組みやすいのが利点です。Homestyler はタブレット・スマホ前提の運用に強い一方、AI機能がクレジット制のためプランの使い分けがやや複雑との声もあります。日本語はどちらも対応していますが、国内家具メーカーの実在モデルは両者とも限定的で、国内案件では手元のモデルを追加アップロードする手間が出る場合があります。

編集部の判定

優劣ではなく、業務スタイルとの相性で選ぶのがおすすめです。

Coohom がおすすめの人

  • 8K〜16Kの高解像度パースでクライアントに魅せたい
  • 設計者・営業・クライアントのチーム制作やレビューを1つのプロジェクトで回したい
  • デスクトップ+Web中心の業務スタイルで作り込みを重視する

Homestyler がおすすめの人

  • iPadやスマホでの現場下見から提案までをその場で完結したい(Apple Pencilの手描き対応)
  • 実在ブランドの家具を使ったリアルな提案をしたい
  • 無料または低コストで始めたい、多彩なAI機能を試したい

まとめ

「高解像度・チーム制作」を軸にするなら Coohom、「モバイル現場・実在家具・低コスト開始」を軸にするなら Homestyler が向いています。どちらも無料プランがあるので、自社の標準的な案件(間取り入力から提案資料の作成まで)で一度実機ベンチマークしてから決めるのが確実です。各製品の詳しい評価は CoohomHomestyler のページで解説しています。