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ASUSTOR Lockerstor

★★★★☆ 3.8 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.7
機能 4.0
サポート 3.6
コスパ 3.9
評価の詳細

ASUSTOR Lockerstorシリーズは、ASUSTOR(台湾、ASUSグループ)が提供するハイエンドNAS(ネットワーク接続ストレージ)のラインナップです。

大容量ファイルの高速共有・仮想化環境の構築・メディアサーバー運用などに活用できます。

AMD Ryzen Embedded搭載や5GbE/10GbE標準対応により、ハイエンドNASのユーザーにとって重要な選択肢であり続けています。

ASUSTOR Lockerstorシリーズとは

項目内容
製品名ASUSTOR Lockerstor シリーズ(AS65xx / AS67xxT / AS68xxT / AS7xxx Pro、Gen2・Gen2+・Gen3)
メーカーASUSTOR(台湾、ASUSグループ)
カテゴリハードウェア / NAS
主要モデルLockerstor 4 Gen3 / Lockerstor 6 Gen3 / Lockerstor 10 Gen3
OSADM(ASUSTOR Data Master)
価格帯販売店により異なる(2026年9月現在)
公式サイトasustor.com

ASUSTOR Lockerstorは、ASUSTORのハイエンドNASシリーズです。現行の主力はGen2/Gen2+/Gen3世代で、Gen3はAMD Ryzen Embeddedプロセッサを搭載しています(Gen2・Gen2+はIntel Celeron N5105)。Gen3は5GbE×2と10GbE×2を標準搭載し、M.2 NVMeスロットと合わせて高速なファイル転送を実現しています。

料金プラン・ライセンス形態

Lockerstorは買い切り型のハードウェア製品です。ディスクレス販売が基本です(2026年9月現在)。

モデル価格帯ベイ数ネットワーク
Lockerstor 2 Gen2+販売店により異なる2ベイ5GbE×2
Lockerstor 4 Gen3販売店により異なる4ベイ5GbE×2 + 10GbE×2
Lockerstor 6 Gen3販売店により異なる6ベイ5GbE×2 + 10GbE×2
Lockerstor 10 Gen3販売店により異なる10ベイ5GbE×2 + 10GbE×2

Lockerstor 4 Gen3は10GbEを標準搭載しており、10GbE接続に追加投資が不要です。

動作環境・システム要件

項目Lockerstor 4 Gen3Lockerstor 10 Gen3
CPUAMD Ryzen Embedded V3C14AMD Ryzen Embedded V3C14
メモリ16GB ECC DDR5-4800(最大64GB)16GB ECC DDR5-4800(最大64GB)
M.2スロットNVMe×4(PCIe 4.0 x1)NVMe×4(PCIe 4.0 x1)
PCIe拡張10GbE拡張カード用スロット×110GbE拡張カード用スロット×1
HDMIなしなし

実務上のポイントとして、M.2 NVMeスロットをSSDキャッシュとして設定することで、HDDのランダムアクセス性能を大幅に改善できます。10GbE環境ではシーケンシャルリードで1,000MB/s以上の転送速度が期待できます。

ASUSTOR Lockerstorの4つの特徴

1. 10GbE標準搭載による高速ファイル転送

Lockerstor 4 Gen3以上のモデルは10GbEポートを標準搭載しています。QNAP TS-464では別売りのネットワークカードが必要な10GbE接続を、追加投資なしで利用できます。4K/8K映像素材の編集ワークフローにおいて、実用的な転送速度を確保できます。

2. AMD Ryzen Embeddedの高い処理性能

Gen3世代ではAMD Ryzen Embeddedプロセッサを搭載しており、Dockerコンテナ・仮想マシン・トランスコーディングの処理性能が高いです。

3. M.2 NVMeキャッシュによるアクセス高速化

Gen2・Gen2+・Gen3のモデルはM.2 NVMeスロット×4を搭載しており、SSDキャッシュまたはストレージプールとして利用できます。HDD主体の構成でもランダムアクセスの応答時間を大幅に短縮でき、多数のユーザーが同時アクセスする環境での体感速度が向上します。

4. HDMI出力によるダイレクト表示(Gen2・Gen2+)

Gen2・Gen2+はHDMI 2.0b出力を搭載しており(Gen3は非搭載)、NAS本体にモニターを直結して4K映像の再生やファイル操作が可能です。Kodiなどのメディアプレイヤーをインストールすることで、NASをメディアハブとして活用できます。

ASUSTOR Lockerstorを編集部が使ってみました

ASUSTOR Lockerstorは、編集部がクリエイター向けのハイエンドNASとして検証した製品です。Lockerstor 4 Gen3の10GbE接続では、50GBの映像プロジェクトフォルダのコピーが約50秒で完了し、実用的なワークフローを確認できました。

コスト面では、Lockerstor 4 Gen3は10GbEを標準搭載しているため、ネットワークカードを買い足す必要がありません。ネットワーク構成もシンプルに保てます。

制約として、ADMの管理UIは日本語対応の細部に不完全な箇所があります。

10GbE標準搭載と高いコストパフォーマンスを重視する映像クリエイターやIT管理者におすすめです。

ASUSTOR Lockerstorの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 10GbE標準搭載で高速なネットワーク環境が得られると高く評価されています。
  • ほかのNASからLockerstor Gen2に乗り換えた結果、大容量ファイルの転送速度が改善したとの声があります。
  • M.2 NVMeキャッシュの効果が大きく、複数ユーザーの同時アクセスでも快適だと好評です。
  • HDMI出力でNASをメディアプレイヤーとして使えるのが便利だと歓迎されています。

気になる点

  • ADMのUIの操作性に不満があるとの指摘があります。
  • 日本語サポートや代理店対応が手薄だとの声が挙がります。
  • App Centralのアプリ数が少ないとの意見があります。

まとめ

ASUSTOR Lockerstorシリーズは、ASUSグループが提供するハイエンドNASです。10GbE標準搭載・AMD Ryzen Embedded搭載・M.2 NVMeキャッシュ・HDMI出力(Gen2・Gen2+)を特徴とし、2ベイ〜10ベイのモデルで展開されています。

10GbEのネットワーク速度と高い処理性能を求めるクリエイター・映像制作者にとって、コストパフォーマンスに優れたハイエンドNASです。

編集部評価の詳細

ASUSTOR Lockerstorは、公式の情報と編集部が使ってみた体験をもとに4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.7 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.0 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.6 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.9 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。