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CADEWA

★★★☆☆ 3.4 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.4
機能 3.7
サポート 3.5
コスパ 3.3
評価の詳細

CADEWA(キャデワ)は、株式会社四電工 CAD開発部が開発し、富士通株式会社が総販売元として提供する建築設備特化型の3D CADソフトです。

電気・衛生・空調の建築設備設計と施工図作成を一貫環境で実施でき、施工チェック機能・Revitネイティブ連携・照度計算を備えています。

国内の建築設備設計業界で長年利用されている設備CADです。

CADEWAとは

項目内容
提供元株式会社四電工 CAD開発部(開発)/富士通株式会社(総販売元)(日本)
カテゴリCAD / CADソフト(建築設備CAD)
価格CADEWA Smart / Smart LT などラインナップ別(要見積もり・2026年9月現在)
対応OSWindows
日本語対応有(日本語ネイティブ)
公式サイトcadewa.com

CADEWAは、株式会社四電工 CAD開発部が開発する国産の建築設備CADソフトです。旧称「CADEWA Evolution」から現在の「CADEWA Smart」へと進化を遂げ、電気・衛生・空調の建築設備設計に特化したフル3D CADとして国内の設備業界で広く使われています。施工チェック機能により図面の不整合や施工不能箇所を自動検出でき、設備設計・施工の品質向上に大きく貢献しています。

同じ設備CADカテゴリにはRebro(NYKシステムズ)、Tfas(ダイテック)などの競合製品があり、それぞれ独自の強みを持っています。CADEWAの差別化要因は「施工チェック機能」「Revitネイティブ連携」「外部アプリ(Panasonic Luminous Planner・SPIDERPLUS・CheX等)との連携」という3点で、特に設計から施工・現場管理までを一貫してカバーする点に強みがあります。

料金プラン・ライセンス形態

CADEWAは業務範囲に応じた複数のラインナップで提供されています(2026年9月現在)。

製品名対象主な内容価格
CADEWA Smart建築設備設計者フル機能版・3D設計・施工チェック・BIM連携要見積もり
CADEWA Smart LT小規模設計事務所廉価版(断面・側面・3次元CG、技術計算、便利機能、材料集計は未搭載)要見積もり(Smart より安価)
CADEWA Smart ダクト製作オプションCADEWA SmartユーザーCAD/CAM連携によるダクト製作(LT版では利用不可)要見積もり

CADEWA Smartはライセンス(プロダクトID)単位で購入し、バージョンアップ版の提供やテクニカルサポートは年間のプログラムサポートサービスで受ける販売形態です。価格はオープン価格のため、公式サイトの見積依頼ページから申し込み、総販売元の富士通株式会社から連絡を受けて個別見積もりとなります。CADEWA Smart LTは断面・側面・3次元CG機能、技術計算機能、便利機能、材料集計機能を省いた廉価版で、小規模事務所や導入初期向けの選択肢として機能します。

動作環境・システム要件

CADEWA Smartの推奨動作環境は以下の通りです(2026年9月現在)。

項目最小要件推奨要件
OSWindows 11 64bit(ARM版は非対応)—
CPUCore i7・Core i9シリーズ、Ryzen 7・Ryzen 9シリーズなど4コア以上・周波数が高いもの
メモリ16GB以上—
GPUOpenGL 4.0以上・DirectX 11以上グラフィックカード搭載
ディスク15GB以上システムドライブにM.2 SSD(NVMe接続)
ディスプレイFull HD(1920×1080)以上・フルカラー—

公式の動作環境はメモリ16GB以上で、グラフィックカードの搭載とシステムドライブへのM.2 SSD(NVMe接続)が推奨されています。他社CADやBIMツールから中間ファイルで取り込んだ外部データは、データサイズや構造によってメモリやディスク容量を大きく消費する場合があります。

CADEWAの5つの特徴

1. 電気・衛生・空調を統合する建築設備CAD

CADEWA最大の特徴は、建築設備(電気・衛生・空調)の3つの領域を1つのソフトで統合的に扱える点です。従来、電気設備・機械設備(空調・衛生)は別々のソフトで設計されることが多かったですが、CADEWAは統合環境での設備設計ワークフローを実現します。

2. 施工チェック機能

CADEWA Smartの独自機能として、施工チェック機能が搭載されています。設計した設備図面に対して、施工時に干渉する箇所や施工不能な配管ルートを自動検出します。設計段階でのミス発見により、現場での手戻り作業を大幅に削減でき、品質と工期の両方で効果を発揮します。

3. Revitネイティブ連携

Autodesk RevitのRVTファイルを中間形式(IFC等)を介さずに直接読み書きできます。建築意匠設計がRevitで行われ、設備設計を別ソフトで行うケースが多い国内BIM業界で、CADEWAはRevitとのシームレスな連携を実現しました。Revit側の建築モデルを直接参照しながら設備設計を進められるため、BIMワークフローの効率が大きく向上します。

4. 照度計算・電気回路計算シート

建築設備設計に必須の照度計算と電気回路計算シートを標準搭載しており、計算結果をExcel形式で出力できます。設備設計者がAutoCADや汎用CADでは別途エクセルやツールで行っていた計算作業を、CADEWA内で完結できます。確認申請や顧客報告書に必要な書類の作成も効率化されます。

5. 外部アプリ連携(SPIDERPLUS・CheX等)

Panasonic Luminous Planner(照明計画)、SPIDERPLUS(現場写真・検査管理)、CheX(現場情報共有)など、設備業務に関連する外部アプリとの連携が充実しています。設計段階のCADEWAから、現場施工・検査・竣工後の記録管理まで、一貫したデジタルワークフローを構築できます。設備工事業界の現場業務をトータルサポートする姿勢が評価されています。

CADEWAについての編集部の見解

CADEWAは、国内の建築設備CAD分野で長年の実績を持つ国産ソフトです。ゼネコン・設備設計事務所・設備工事会社で採用されています。

コスト面では、価格は要見積もり制のため一概に比較できませんが、ライセンス購入+年間サポートの販売形態は国内建築業界の慣習に合致しており、予算計画がしやすい設計です。CADEWA Smart LTから始めてフル版に拡張する段階的な導入も可能で、組織規模に応じた柔軟な運用ができます。

制約としては、海外の設備CAD(Revit MEP・AutoCAD MEP等)とはデータ互換性が限定的で、国際プロジェクトでの利用には不向きです。日本の建築設備設計特化のため、海外案件では別途現地対応のCADが必要になります。また、BIM連携はRevitを中心に対応していますが、ArchiCADやVectorworksとの直接連携は限定的な側面があります。

国内の建築設備設計事務所、ゼネコン設備部門、設備工事会社、特に電気・衛生・空調を統合的に扱う組織に向いています。施工チェック機能・Revit連携・外部アプリ連携など、設計から施工までをカバーする業務効率化ツールです。

CADEWAの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 電気・衛生・空調の設備設計を1本のソフトで統合的に扱える点が、設備設計事務所やゼネコン設備部門から高く評価されています。
  • 施工チェック機能により図面ミスが大幅に削減され、現場での手戻り作業が減ったという声が多く聞かれます。
  • Revitネイティブ連携で建築BIMモデルとの統合が効率的に進むため、建築設備のBIM化推進に貢献しているという評価があります。
  • SPIDERPLUSなど現場アプリとの連携により、設計から施工・検査まで一貫したデジタルワークフローが構築できる点が支持されています。

気になる点

  • 海外製の設備CAD(Revit MEP・AutoCAD MEP等)とのデータ互換性が限定的で、国際プロジェクトには向きにくいという指摘があります。
  • 価格が要見積もり制のため、導入前に全体的なコスト比較が難しいという声があります。
  • RebroやTfasと比較して一長一短があり、組織の業務フローに応じた選定が必要という意見が見られます。

まとめ

CADEWAは、株式会社四電工 CAD開発部が開発する国産の建築設備CADソフトです。電気・衛生・空調の統合設計、施工チェック機能、Revitネイティブ連携、外部アプリ連携など、建築設備業界のデジタル化を支える機能を網羅しています。

CADEWA Smartフル版からLT版まで、業務規模に応じた柔軟なラインナップにより、ゼネコン設備部門から中小設備設計事務所まで幅広い層に対応できます。国内の建築設備設計・施工業務を統合的にデジタル化したい組織にとって、CADEWAは信頼性と機能性を備えた有力な選択肢です。

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編集部評価の詳細

CADEWAは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.4 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

3.7 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

3.5 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.3 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。