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SOLIDWORKS

★★★★☆ 3.9 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.7
機能 4.5
サポート 4.3
コスパ 3.4
評価の詳細

SOLIDWORKS(ソリッドワークス)は、フランスDassault Systèmes社の子会社SolidWorks Corp.が開発する機械設計向け3D CADソフトです。

パラメトリック・フィーチャーベースの設計思想と豊富な機能により、製品設計・機械設計・金型設計・構造解析・設計検証まで一貫した環境で実施できます。

1995年のリリース以来、機械系3D CADとして製造業で使われています。

SOLIDWORKSとは

項目内容
提供元Dassault Systèmes SolidWorks Corp.(米国 / Dassault Systèmes傘下)
カテゴリCAD / CADソフト(機械系3D CAD)
価格Standard 1,035,000円 / Professional 1,239,000円 / Premium 1,659,000円(税別・永久ライセンス、販売代理店価格・2026年9月現在)
対応OSWindows
日本語対応有
公式サイトsolidworks.com/ja

SOLIDWORKSは、1995年にリリースされたDassault Systèmes社の機械設計向け3D CADソフトです。日本では販売代理店(大塚商会・テクノソリューションズ・伊藤忠テクノソリューションズ等)を通じて提供されており、認定代理店による技術サポートが受けられます。年単位の期間ライセンスは公式オンラインストアでも購入できます。現在はSOLIDWORKS Designのすべてのライセンスに、Cloud Servicesのコラボレーション機能と3DEXPERIENCEプラットフォームへのアクセスが含まれています。

Autodesk FusionやCATIAとの関係性では、Fusionはクラウドベース・低価格路線、CATIAは航空宇宙・自動車業界向け、SOLIDWORKSは一般機械設計向けという位置づけで、ターゲットが分かれています。SOLIDWORKSはAutodesk Inventorと機能・価格帯が近い競合関係にあります。

料金プラン・ライセンス形態

SOLIDWORKS Designは3つのグレード構成で、販売代理店経由の永久ライセンス(購入時に年間保守契約が必須)のほか、四半期・年単位の期間ライセンスも用意されています。年間ライセンスはオンラインでも購入でき、Standardは¥528,216/年です(2026年9月現在)。

グレード永久(税別)含まれるもの対象ユーザー
Standard1,035,000円基本3D設計・2D図面作成・アセンブリ機械設計の基本業務
Professional1,239,000円Standard + 標準部品ライブラリ・自動コスト評価・加工コスト検証製品設計・コスト意識のある設計
Premium1,659,000円Professional + 3D配管・配線設計・構造解析・動解析複雑な製品設計・検証業務
Network版各グレード+約50%フローティングライセンス(複数台で同時利用)大規模チーム
個人利用版(SOLIDWORKS for Makers)$48 USD/年または$15 USD/月(税別)個人の非商用利用限定(制作物の年間収益$2,000 USD未満)ホビイスト・学習者
学生版Standardは無料、Premiumは年間60ドルSOLIDWORKS Design Standard / Premium(学校・教職員向けには別途教育版あり)学生

永久ライセンスは購入時に年間保守の契約が必須で、年間保守は新規購入時でStandard・Professionalが255,816円、Premiumが375,816円(いずれもスタンドアロン・税別)です。永久ライセンスは販売代理店経由での購入となり、価格交渉や導入支援は代理店経由で行います。個人利用版(SOLIDWORKS for Makers)が年$48 USDで提供されている点は、SolidWorksを学習したい個人にとって大きな魅力です。

動作環境・システム要件

SOLIDWORKS 2026の公式システム要件は次のとおりです(2026年9月現在)。

項目最小要件推奨要件
OSWindows 11(64ビット)—
CPUx86_64(Intel 64またはAMD64)—
メモリ16GB以上32GB
GPU認定済みのグラフィックカードとドライバ—
ディスク—SSD(最適なパフォーマンスのため)
OfficeMicrosoft Office 2021 / 2024(Word・Excel・PowerPoint)同左

SOLIDWORKS 2026はWindows 11専用で、Windows 10のサポートはSOLIDWORKS 2025 SP5で終了しています。メモリは16GB以上が必要で、32GBが推奨です。認定済みのグラフィックカードとドライバが要件で、一般的なゲーミングGPUよりもプロフェッショナル向けのNVIDIA Quadro/RTX系が安定動作に有利です。PDM機能を本格運用する場合はWindows Server 2022/2025での構築が必要になります。

SOLIDWORKSの5つの特徴

1. 30年以上使われてきた機械設計向け3D CAD

SOLIDWORKSは30年以上にわたり製造業で使われ続けてきた3D CADです。世界中の製造業・機械設計事務所で使われており、機械設計者にとってはスキル資産になるCADです。求人情報でもSOLIDWORKSスキルが指定されるケースが多く、設計者のキャリア形成にも大きく影響します。

2. Standard/Professional/Premiumの3段階構成

業務ニーズに応じた3つのグレードを用意しており、最初はStandardで始めて業務拡大に応じてProfessional・Premiumにアップグレードする運用が可能です。Professionalでは標準部品ライブラリや自動コスト評価が加わり、設計段階で製造コストを意識した判断ができます。Premiumでは配管・配線設計や構造解析が統合され、複雑な機械製品の設計検証を単一ソフトで完結できます。

3. 大規模アセンブリ対応

数万点以上のパーツを含む大規模アセンブリの扱いで高い安定性を持ちます。自動車・航空機・建設機械など大型製品の設計現場で採用実績が豊富です。メモリ64GB以上のワークステーション環境では、数十万点クラスのアセンブリも実用レベルで動作します。

4. 3DEXPERIENCE・SOLIDWORKS Cloud Services連携

SOLIDWORKS Designのすべてのライセンスに Cloud Services のコラボレーション機能が含まれ、データ管理・共同作業・バージョン管理をクラウドベースで行えるようになりました。親会社Dassault Systèmesの3DEXPERIENCEプラットフォームと連携することで、設計・製造・販売までの一気通貫のデジタルワークフローを構築できます。従来の完全オンプレミス運用から、ハイブリッド・クラウド運用への移行がスムーズに進みつつあります。

5. 豊富なサードパーティエコシステム

CAM(加工用プログラム)、CAE(解析)、PLM(製品ライフサイクル管理)、レンダリング、VRなど、膨大な数のサードパーティ製品がSOLIDWORKSと連携しています。Mastercam・CAMWorks・HyperMeshなどの専門ツールをSOLIDWORKS統合環境として利用でき、業務領域ごとのベストオブブリード戦略を取りやすい構成です。

SOLIDWORKSについての編集部の見解

SOLIDWORKSは、機械設計・製造業で使われている3D CADです。国内外の製造業で広く普及しており、サードパーティ製品・エコシステム・スキル保有者の数も多いです。製造業でのキャリアを考える設計者にとって、SOLIDWORKSスキルは身につけておく価値があります。

コスト面では、Standard永久1,035,000円+年間保守約25.6万円という価格は個人事業主には高額ですが、機械製造業での投資対効果は十分に見合います。Network版であれば複数設計者での同時利用が可能で、10人規模のチームでは経済合理性があります。個人利用版(SOLIDWORKS for Makers)が年$48 USDで提供されている点は、学習目的のユーザーにとっては非常に魅力的です。

制約としては、Windows 11専用となり、Mac環境では仮想化ソフト経由でしか動作しません(ネイティブMac版はなし)。メモリは16GB以上が必要で32GBが推奨されるなど、ハードウェア投資もかさみます。また、永久ライセンスは新規導入時に年間保守の同時契約が必須のため、初期費用の負担が増える点も注意が必要です。

SOLIDWORKSは、機械設計業界でキャリアを積みたい設計者、自動車・航空機・建設機械など大型製品を扱う製造業、サードパーティのCAM/CAE製品と連携する必要がある組織に向きます。

SOLIDWORKSの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • 機械設計向け3D CADとして国内外で普及しており、スキル保有者の市場価値が高いため学習投資に見合う価値があるという声が多く聞かれます。
  • 大規模アセンブリ(数万パーツ以上)の扱いで高い安定性を発揮し、自動車・建設機械など大型製品の設計現場で支持されています。
  • Mastercam・CAMWorksなどサードパーティCAM/CAE製品との連携が豊富で、業務領域ごとのベストソリューションを組み合わせやすい点が評価されています。
  • 30年以上の実績に裏打ちされた安定性と、国内販売代理店の技術サポート体制が製造業の現場で高く評価されています。

気になる点

  • Windows 11専用でMac版がないため、Mac環境で機械設計を行うユーザーには選択肢とならないという指摘があります。
  • 永久ライセンス100万円超+年間保守25万円以上という価格は、個人事業主・小規模事務所には導入ハードルが高いという声があります。
  • 新規導入時に年間保守の同時契約が必須のため、初期投資負担が増した点を懸念する意見が見られます。

まとめ

SOLIDWORKSは、機械設計・製造業向けの3D CADとして30年以上の実績を持つツールです。パラメトリック・フィーチャーベースの設計思想、大規模アセンブリへの対応、豊富なサードパーティエコシステムにより、世界中の製造業で使われ続けています。

Standard永久1,035,000円からの価格設定は個人事業主には高額ですが、機械製造業での投資対効果は十分です。すべてのライセンスにCloud Servicesが含まれるようになり、従来のオンプレミス型からハイブリッド運用への移行も進んでいます。機械設計を中核事業とする組織や、設計者のキャリア形成を重視する教育機関に合う3D CADです。

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編集部評価の詳細

SOLIDWORKSは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.7 / 5.0

機能

できることの幅・用途への合い方

4.5 / 5.0

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.3 / 5.0

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.4 / 5.0

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。