HomeByMeは、フランスのDassault Systèmesが提供するブラウザベースの住宅・インテリア設計Webサービスです。
一般ユーザー・家具メーカー向けの設計機能で、住宅の間取り作成・インテリアコーディネート・家具配置検討・3Dプレゼンなどに活用できます。
Dassault Systèmesブランドのもと、消費者向け住宅設計とB2B家具コンフィギュレータの両面で展開されています。
HomeByMeとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | HomeByMe |
| 提供元 | Dassault Systèmes(フランス) |
| カテゴリ | 3DCG / インテリアCAD(Webサービス) |
| 主な機能 | 2D/3D間取り作成・家具ライブラリ・フォトリアルレンダリング・共有URL・家具メーカー製品コンフィギュレータB2B |
| 対応OS | Web / iOS / Android |
| 最新バージョン | Webサービス(常時更新) |
| 料金 | 無料(Starter)/ Essentials $32/月(年払い$329/年)/ Pro $72/月(年払い$704/年)(2026年9月現在) |
| 公式サイト | home.by.me |
HomeByMeは、フランスのDassault Systèmesが提供するブラウザベースの住宅・インテリア設計Webサービスです。CATIAやSOLIDWORKSで知られるダッソー・システムズの3Dテクノロジーを消費者向けに応用したサービスで、一般ユーザー向け住宅設計ツールと、家具メーカー向け製品コンフィギュレータ(B2B)の両面で展開されています。
ブラウザベースでインストール不要、無料プランで基本機能が試せる設計となっており、世界中の住宅検討者・家具小売業から利用されています。3Dソフト大手Dassault Systèmesブランドの信頼性と、消費者向けインターフェースの使いやすさを兼ね備えた位置付けで、FloorplannerやFoyrと並ぶWeb型インテリアツールの選択肢となっています。
料金プラン・ライセンス形態
HomeByMeはフリーミアム型のWebサービスで、無料のStarterと有料のEssentials・Proの3段階構成です(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| Starter | 無料 | プロジェクト2件・Full HD画像5枚・2D/3Dスクリーンショット無制限 |
| Essentials | $32/月(年払いは$329/年) | プロジェクト無制限・Full HD画像50枚/月・4K画像5枚/月・3Dモデル読み込み・透かしなしの2D図面書き出し |
| Pro | $72/月(年払いは$704/年) | Full HD・4K画像無制限・360°画像10枚/月・動画書き出し・画像と動画の透かし除去・優先サポート |
| Enterprise (B2B) | 要問い合わせ | 家具メーカー向け製品コンフィギュレータ・API統合 |
無料のStarterプランで基本的な間取り作成・3Dプレビューは使えるため、個人DIYユーザー・住宅購入検討者が導入前に試せる設計です。Essentialsは月払い$32/月、年払い$329/年で、継続的にインテリアプレゼンを制作する個人事業主に適した価格帯となります。B2B Enterpriseはダッソー・システムズ独自の家具メーカー向けソリューションで、3DEXPERIENCE Platformとの統合を視野に入れた運用も可能です。
動作環境・システム要件
HomeByMeはブラウザベースのため一般的なPCやタブレットで動作し、レンダリングはサーバー側で処理されます(2026年9月現在)。
| 項目 | 最小 | 推奨 |
|---|---|---|
| ブラウザ | Chrome / Edge / Firefox / Safari / Opera、iOSのSafari | — |
| ネットワーク | インターネット接続必須(有線・無線) | — |
実務上のポイントとして、HomeByMeはブラウザベースで動作するため、一般家庭のノートPCやタブレットからでもアクセスできます。ただし大規模な間取り・高解像度レンダリング時はサーバー処理時間が発生し、プラン別に月間レンダリング数制限がある点に注意が必要です。
HomeByMeの5つの特徴
1. ダッソー・システムズの3Dテクノロジーベース
HomeByMeは、CATIAやSOLIDWORKSで世界的に知られるDassault Systèmesの3D技術を消費者向けに応用したサービスです。
2. ブラウザベースの即時利用
インストール不要のWebサービスとして、ブラウザを開けば即座に間取り作成が始められます。SketchUp・ArchiCAD等のデスクトップCADと比較して導入ハードルが低く、住宅検討中の個人ユーザーが気軽に試せる設計です。
3. Free無料プランで基本機能を試せる
Freeプランで基本的な間取り作成・3Dプレビューは制限付きで利用できます。購入前に実際に触って試せるフリーミアムモデルは、住宅購入検討者・DIYユーザーが導入リスクなしに操作感を確かめられる設計で、有料プランへのアップグレードも自然な導線となっています。
4. 家具メーカー向けB2Bコンフィギュレータ
HomeByMeの独自ポジションとして、Ikea・家具メーカー向けのB2B製品コンフィギュレータ事業を展開しています。家具メーカーのEC/オンラインショップに組み込まれた3Dコンフィギュレータで、消費者が購入前に自宅空間に家具を配置シミュレーションできるソリューションを提供し、B2B収益源として成長しています。
5. Dassault Systèmes 3DEXPERIENCEとの統合
HomeByMeはDassault Systèmesの3DEXPERIENCE Platformと連携可能で、エンタープライズ向けソリューションとしてCATIA・ENOVIA等の本格的BIM/PLMエコシステムとも連携できます。消費者向け利用から本格的な設計業務までを繋ぐ可能性を持つ点が特徴です。
HomeByMeを編集部が使ってみました
HomeByMeは、編集部がPERSCのWeb型インテリアツール比較で試用したブラウザベース住宅設計サービスです。Dassault Systèmesブランドの信頼性と、消費者向けUIの使いやすさの組み合わせは、Floorplannerと並ぶWeb型ツールの選択肢として実感できる安定感があります。
コスト面では、Free無料プランで基本機能が試せる点が最大の魅力で、個人ユーザーは導入コストゼロで検討を開始できます。Essentials $32/月(年払い$329)は、継続的なインテリアプレゼン業務に使える実用的な価格帯です。
制約として、日本の木造住宅・在来工法・建築基準法への最適化はされておらず、国内建築実務では他ソフトとの併用が必要になります。またB2B家具コンフィギュレータは大手家具メーカー・EC事業者向けに特化した枠組みで、小規模事業者が利用できる仕組みではありません。あくまで海外消費者向けインテリアツールと、ダッソー・システムズのB2Bエンタープライズが併存するサービスと位置付けるのが実情です。
住宅・インテリアを検討する海外消費者、Dassault Systèmesエコシステムと連携する組織、家具メーカーB2B 3Dコンフィギュレータ導入を検討する事業者にとって、HomeByMeはその独自ポジションから検討に値する選択肢のひとつです。
HomeByMeの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- Dassault Systèmesの3D技術バックボーンによる安定性・品質の高さが、他Web型間取りツールと比較して支持されています。
- Free無料プランで基本機能を試せる点が、導入リスクゼロで検討開始できる魅力として評価されています。
- ブラウザベースでインストール不要の即時利用性が、個人DIYユーザーの導入ハードルを下げていると支持されています。
- B2B家具コンフィギュレータとしての採用事例が、家具メーカー・EC事業者から一定の信頼を得ています。
気になる点
- 日本の木造住宅・在来工法・建築基準法への最適化が限定的で、国内建築実務には不向きとの指摘があります。
- Foyr Neoと比較するとアイテムライブラリの豊富さ・インテリア特化機能で見劣りするとの意見があります。
- 無料プランでの月間レンダリング制限が厳しく、実務利用にはPremium契約が実質必須との声が挙がります。
まとめ
HomeByMeは、Dassault Systèmesが提供するブラウザベース住宅・インテリア設計Webサービスです。ダッソー・システムズの3D技術バックボーン・フリーミアムモデル・家具メーカーB2Bコンフィギュレータ・3DEXPERIENCE連携を特徴とし、無料のStarterプランと有料のEssentials($32/月)・Pro($72/月)のプラン体系で提供されています。
Dassault Systèmesのブランド信頼性を持つWeb型インテリアツールの選択肢として、海外消費者・家具メーカー・ダッソーエコシステム連携を検討する組織にとって、独自のポジションから検討する価値があるサービスといえます。