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HP Z2 G1i

★★★★☆ 3.9 有料 日本語完全対応
使いやすさ 3.9
機能 4.0
サポート 4.3
コスパ 3.5
評価の詳細

HP Z2 G1iは、HP Inc.のエントリー向けデスクトップワークステーション「HP Z2」の現行世代です。日本HPが2025年4月11日に発表し、タワー型のHP Z2 Tower G1i、省スペース型のHP Z2 SFF G1i、小型のHP Z2 Mini G1iの3形状があります。

旧ページで扱ったHP Z2 G5からは、G8・G9の世代を挟んだ後継にあたります。CPUはインテル Core Ultra(シリーズ2)に変わり、3形状ともISVのテストと認定を受けています。

HP Z2 G1i Workstationとは

項目内容
製品名HP Z2 Tower G1i / HP Z2 SFF G1i / HP Z2 Mini G1i Workstation
メーカーHP Inc.(日本法人:株式会社日本HP)
カテゴリハードウェア / エントリーワークステーション
フォームファクタータワー / SFF / Mini
対応OSWindows / Linux
価格帯441,430円〜(税込・Windows 11 Proモデル、2026年9月現在)
公式サイトTower / SFF / Mini

販売開始は、Miniが2025年5月中旬、SFFが6月上旬、Towerが7月上旬の予定とされました。HPは、Tower G1iのCPUの持続電力が前世代のZ2 Tower G9の150Wから250Wに上がったと公表しています。OSはWindows 11 Proのほか、HPの仕様書(QuickSpecs)ではUbuntu 24.04 LTSなどのLinuxにも対応しています(2026年9月現在)。

料金プラン・ライセンス形態

HP Z2 G1iは買い切り型のワークステーションです。HPダイレクトのHP希望販売価格(税込)で、各形状の最安のWindowsモデルは次のとおりです(2026年9月現在)。

フォームファクター価格構成
Z2 Tower G1i491,480円〜Core Ultra 5 225 / RTX A400 4GB / 16GB / 512GB SSD / Windows 11 Pro
Z2 SFF G1i441,430円〜Core Ultra 5 225 / RTX A400 4GB / 8GB / 512GB SSD / Windows 11 Pro
Z2 Mini G1i677,600円〜Core Ultra 5 225 / 内蔵グラフィックス / 8GB / 512GB SSD / Windows 11 Pro

OSなし(FreeDOS)のモデルは、Towerが466,180円、SFFが416,130円からです。台数限定のキャンペーンモデル(GPUなし)はTower 287,980円、SFF 237,930円からありますが、上の表には含めていません。

発表時(2025年4月11日)の価格はTower 218,900円〜、SFF 192,500円〜、Mini 242,000円〜で、現在のダイレクト価格はそれより高くなっています。値上げの時期と理由は公式ページでは確認できませんでした。

動作環境・システム要件

項目Z2 Tower G1iZ2 SFF G1iZ2 Mini G1i
OSWindows 11 Pro / OSなし(FreeDOS)Windows 11 Pro / OSなし(FreeDOS)Windows 11 Pro
CPUCore Ultra 5 / 7 / 9(シリーズ2、Kシリーズ含む)Core Ultra 5 / 7 / 9(シリーズ2、Kシリーズ含む)Core Ultra 5 225〜Core Ultra 9 285K
メモリ最大192GB DDR5-5600最大192GB DDR5-5600最大96GB DDR5-6400(SODIMM)
GPU(上限)RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition(海外生産の1200W電源構成)または1000クラス×2RTX 4000 SFF Ada(海外生産)または1000クラス×2RTX 4000 SFF Ada
ストレージ(上限)36TB製品ページに記載なし8TB(M.2×2、RAID対応)

実務上のポイントとして、Z2 Miniは机の上に縦置き・横置きでき、別売のオプションで机の下やモニターの背面にも取り付けられます。4K解像度のディスプレイは、TowerとSFFで最大12台、Miniで最大8台まで出力できます。

HP Z2 G1i Workstationの4つの特徴

1. 3つのフォームファクター

タワー(Tower)、省スペース(SFF)、小型(Mini)の3形状から、設置場所に合わせて選べます。SFFのシャーシは従来製品より約20%小さくなり、ロープロファイルのPCIeスロットを2基備えます。

2. Core Ultra(シリーズ2)と最大192GBのメモリ

CPUはインテル Core Ultra(シリーズ2)で、最大構成ではKシリーズを含む24コアのCore Ultra 9と13TOPSのNPUを積めます。メモリはTowerとSFFで最大192GB(DDR5-5600)、Miniで最大96GB(DDR5-6400)です。HPの仕様書では、TowerとSFFはECCメモリ(最大128GB)にも対応しています(Core Ultra 5 225を除く)。

3. Towerの高出力GPU対応

Tower G1iは700W電源(Platinum)を搭載し、海外生産の1200W電源構成では最大600WのNVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Editionを積めます。SFFとMiniの上限はNVIDIA RTX 4000 SFF Adaです(SFFは海外生産での対応)。日本のダイレクトモデルに掲載されている標準のGPUはRTX A400 4GBです(2026年9月現在)。

4. ツールレス設計とISV認定

HPの仕様書では、3形状ともメモリの交換を工具なしで行えます。3形状ともISVのテストと認定を受けており、HP Performance Advisorで性能モードを切り替えられます。

HP Z2 G1i Workstationの良い点・気になる点(編集部のまとめ)

良い点

  • Tower・SFF・Miniの3形状から、設置場所に合わせて選べます。
  • メモリはTower・SFFで最大192GBまで積めます(旧ページのG5は最大128GB)。
  • TowerはRTX PRO 6000 Blackwell(海外生産の1200W電源構成)まで対応します。
  • Windows 11 Proのほか、Ubuntu 24.04 LTSなどのLinuxにも対応しています(HP QuickSpecs)。

気になる点

  • GPUを積んだ最安のWindowsモデルでも、SFFで441,430円、Towerで491,480円で、発表時の価格より高くなっています(2026年9月現在)。
  • 日本のダイレクトモデルの標準GPUはRTX A400 4GBで、上位のGPUは海外生産の構成になります。
  • ダイレクトモデルに掲載されている構成のメモリはNon-ECCです。ECCメモリを日本のダイレクトで選べるかは確認できませんでした。

まとめ

HP Z2 G1iは、HP Zシリーズのエントリー向けワークステーションの現行世代で、Tower・SFF・Miniの3形状があります。Core Ultra(シリーズ2)、最大192GBのメモリ(Tower・SFF)、ISV認定を備え、HPダイレクトの価格はGPUを積んだWindowsモデルでSFF 441,430円〜、Tower 491,480円〜です(税込、2026年9月現在)。

構成を決める前にHPダイレクトで見積もりを取り、GPUとメモリの選択肢を確かめることをおすすめします。

編集部評価の詳細

HP Z2 G1iは、公式の情報をもとに編集部が4軸で評価しました。 各項目の判断根拠を以下に記載します。

使いやすさ

使い始めやすさ・分かりやすさ

3.9 / 5.0

旧ページ(Z2 G5)の3.9をそのまま引き継いでいます。同じHP Z2シリーズで、Tower・SFF・Miniの3形状と、工具なしでメモリなどを交換できる筐体(HP QuickSpecs)が続いているためです。

機能

できることの幅・用途への合い方

4.0 / 5.0

旧ページの3.9から+0.1の4.0にしました。CPUはCore i・Xeon W-1200からCore Ultra(シリーズ2、最大24コア)に、メモリ最大は128GBから192GB(Tower・SFF)に、GPUの上限はRTX A4000からRTX PRO 6000 Blackwell(Towerの海外生産1200W電源構成)に上がり、ECCメモリにも引き続き対応している(最大128GB、HP QuickSpecs)ためです。

サポート

問い合わせ先・情報の多さ

4.3 / 5.0

旧ページの4.3をそのまま引き継いでいます。販売とサポートの窓口が同じ日本HPのためです。

コスパ

価格と中身の釣り合い

3.5 / 5.0

旧ページの3.8から−0.3の3.5にしました。旧ページの開始価格はTower・SFFが25万円、Miniが30万円(エントリー構成はCore i5・i7/T400/16GB)でしたが、近い構成のTower(Core Ultra 5 225/RTX A400 4GB/16GB/Windows 11 Pro)のHP希望販売価格は491,480円で約97%高く、SFF(441,430円)とMini(677,600円)も60%を超えて上がっているためです。

評価基準の全体像は 評価について をご覧ください。