Luma AIは、米国Luma AI, Inc.が提供する3Dキャプチャサービスです。
iPhoneアプリ「Luma 3D Capture」とWeb版で、撮影した動画や写真からNeRF・Gaussian Splatting(3Dガウシアンスプラッティング)の3Dシーンを作れます。LiDARなどの専用機材は要りません。
同社の主力は画像・動画生成(Dream Machine・Luma Agents)へ移っており、3D生成の「Genie」は2026年1月1日に提供を終えました。3Dキャプチャのアプリは無料で使えます(2026年9月現在)。
Luma AIとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Luma AI(3Dキャプチャアプリ:Luma 3D Capture) |
| 提供元 | Luma AI, Inc.(米国) |
| カテゴリ | 3DCG / 3Dスキャンツール(NeRF・Gaussian Splattingの3Dキャプチャ) |
| 主な機能 | 動画・写真からの3Dキャプチャ、Webでの共有・埋め込み、メッシュ・NeRF・Gaussian Splattingの書き出し |
| 対応OS | Web / iOS |
| 最新バージョン | Luma 3D Capture 1.3.14(2026年1月) |
| 料金 | 無料(アプリ内課金の表示なし)(2026年9月現在) |
| 公式サイト | lumalabs.ai/App Store |
Luma AIは、米国Luma AI, Inc.が開発する3Dキャプチャサービスです。iPhoneで撮影した動画をアップロードすると、クラウド側でNeRF・Gaussian Splattingの3Dシーンが作られます。公式は、細かな形状に加えて反射や照明の様子まで記録できる点を特徴に挙げています。
同社の開発の中心は画像・動画生成へ移っています。3D生成のGenieは2026年1月1日に終了し、APIも現在は画像・動画生成向けで、3Dキャプチャ用のものではありません(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
3Dキャプチャは無料で使えます。App Storeのアプリは無料で、アプリ内課金の表示はありません。Web版も無料のアカウント登録で使えます(2026年9月現在)。
| プラン | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| iPhoneアプリ(Luma 3D Capture) | 無料 | 撮影・3Dキャプチャ・Webでの共有・書き出し |
| Web版 | 無料(アカウント登録) | ブラウザでキャプチャを扱う(lumalabs.aiのダッシュボード) |
同社の月額プラン(Plus $30/月〜)は画像・動画生成のためのもので、3Dキャプチャには必要ありません。
動作環境・システム要件
Luma AIは3Dの処理をクラウド側で行うため、手元に高性能なPCやGPUを用意する必要はありません(2026年9月現在)。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| iPhone | iOS 16.0以上。ARでの撮影はiPhone 11以降(閲覧と動画のアップロードはiPhone X・XRでも可) |
| Web | ブラウザ(AppleまたはGoogleのアカウントでサインイン) |
Android版は現在Google Playで公開されていません。撮影した動画をアップロードして処理するため、アップロードにかかる時間は通信環境に左右されます。
Luma AIの3つの特徴
1. 専用機材なしで撮れる3Dキャプチャ
LiDARなどの専用機材は要らず、iPhone 11以降があれば撮影できます。物・風景・シーンを動画で撮ってアップロードすると、クラウドで3Dシーンが作られます。建築現場やインテリアの状態を、その場で3Dとして残せます。
2. Webでの共有と埋め込み
作った3DシーンはWebで共有でき、Webサイトに埋め込むこともできます。建築プレゼンテーションや、EC商品の3Dプレビューに使えます。
3. メッシュ・NeRF・Gaussian Splattingの書き出し
公式は、メッシュの3DアセットをBlender・Unityなどへ、NeRF・Gaussian SplattingをUnreal・Unityなどへ書き出せると案内しています。使う先のソフトに合わせて形式を選べます。
Luma AIを編集部が使ってみました
Luma AIは、編集部がPERSCの3Dスキャンツール調査で試用したクラウド型3Dキャプチャサービスです。スマートフォンで撮影した動画をアップロードするだけでGaussian Splattingの3Dシーンができる手軽さは、建築現場やインテリア撮影の記録に使いやすいと感じています。
コスト面では、3Dキャプチャが無料で使えるため、個人やスモールチームでも費用をかけずに試せます。
制約として、Gaussian Splattingのデータはメッシュとは形式が異なり、3ds MaxやBlenderで使う場合はメッシュとして書き出す形になります。また、同社の開発の中心が画像・動画生成へ移っているため、3Dキャプチャの今後の更新は見通しにくい面があります。
建築・不動産・EC分野で手軽に3Dの記録を作りたいユーザーや、Gaussian Splattingを費用をかけずに試したいユーザーに向きます。
Luma AIの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- スマートフォン撮影だけで3Dシーンが作れる手軽さが、現場での即時キャプチャ用途として高く評価されています。
- Gaussian Splattingによる光沢面・反射の再現が、従来のフォトグラメトリツールからの乗り換え理由として支持されています。
- 無料で使える点が、導入コストをかけずに始められるとして歓迎されています。
- Webで共有できる機能が、クライアントへの3Dプレゼンテーションに重宝されています。
気になる点
- Gaussian Splatting形式のデータは従来の3DCGソフトへの取り込みに変換が必要で、ワークフロー統合に手間がかかるとの指摘があります。
- クラウド処理型のため、ネットワーク環境が不安定な現場ではアップロードに時間がかかるとの声が挙がります。
- 開発の中心が画像・動画生成へ移り、3Dキャプチャ機能の今後の開発方針が読みにくいとの意見があります。
まとめ
Luma AIは、米国Luma AI, Inc.が提供する3Dキャプチャサービスです。iPhoneアプリ「Luma 3D Capture」とWeb版で、動画や写真からNeRF・Gaussian Splattingの3Dシーンを作り、Webで共有したり、Unreal・Unity・Blenderなどへ書き出したりできます。3Dキャプチャは無料で使えます(2026年9月現在)。
同社の主力は画像・動画生成へ移っているため、3Dキャプチャを業務に組み込む前に、提供が続いているかを公式で確かめてください。