Buffalo TeraStationシリーズは、株式会社バッファロー(日本)が提供する法人・中小企業向けのNAS(ネットワーク接続ストレージ)です。
業務データのバックアップ・部門間ファイル共有・Active Directory連携などに活用できます。
Windows Server IoT for Storageを搭載したWSシリーズも展開されています。
Buffalo TeraStationシリーズとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | BUFFALO TeraStation シリーズ |
| メーカー | 株式会社バッファロー(日本・東京都千代田区) |
| カテゴリ | ハードウェア / 法人向けNAS |
| 主要モデル | TS3030 / TS5020 / TS6000 / TS7010 / WSシリーズ(Windows Server IoT for Storage搭載) |
| 対応RAID | RAID 0/1/5/6/10 |
| 対応OS | Windows / macOS |
| 価格帯 | 140,800円〜4,961,000円(税込・希望小売価格、2026年9月現在) |
| 公式サイト | buffalo.jp |
Buffalo TeraStationは、法人向けに設計されたNASシリーズです。現行ラインナップは小規模オフィス向けのTS3030、中規模オフィス向けのTS5020・TS6000、大規模オフィス向けのTS7010に加え、Windows Server IoT for Storageを搭載したWSシリーズが展開されており、RAID 0/1/5/6/10に対応しています。
Active Directory連携・iSCSI対応・ホットスワップ・UPS連携など、法人運用に必要な機能を標準搭載しています。国内メーカーとして電話サポートや出張設定サービスも利用可能です(2026年9月現在)。
料金プラン・ライセンス形態
Buffalo TeraStationは買い切り型のハードウェア製品です(2026年9月現在)。
| モデル | 価格帯 | ベイ数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| TS3030 | 140,800円〜584,100円 | 2〜4ベイ | エントリー法人向け・2.5GbE |
| TS5020 | 157,300円〜4,598,000円 | 2〜12ベイ | 10GbE・中規模オフィス向け |
| TS6000 | 182,600円〜1,338,700円 | 2〜6ベイ | 10GbE・中規模オフィス向け |
| TS7010 | 1,113,200円〜4,961,000円 | 12ベイ | 10GbE・Intel Xeon搭載・大規模オフィス向け |
| WSシリーズ | 157,300円〜1,185,800円 | 2〜6ベイ | Windows Server IoT for Storage搭載 |
TeraStation TS3030はHDD搭載済みモデルが多く即座に運用開始できます。TS3030は2.5GbE、TS5020以上は10GbEに対応し、Synology上位機と競合します。
動作環境・システム要件
| 項目 | TS3030(エントリー) | TS6000(ハイエンド) |
|---|---|---|
| ネットワーク | 2.5GbE | 10GbE |
| RAID | RAID 0/1/5/6/10(2ベイはRAID 0/1) | RAID 0/1/5/6/10 |
| 管理 | Webブラウザ / NAS Navigator | Webブラウザ / SNMP |
| AD連携 | 対応 | 対応 |
実務上のポイントとして、Active Directory環境への参加が標準で可能なため、既存のWindows Serverドメインにシームレスに統合できます。UPS連携機能により、停電時の自動シャットダウンでデータ保護を強化できます。
Buffalo TeraStationの4つの特徴
1. Active Directory連携の法人向けアクセス管理
Active Directoryドメインに参加でき、既存のユーザー・グループ管理をそのまま適用できます。Synology/QNAPでも対応していますが、TeraStationは日本語での設定ガイドとサポートが充実しており、IT担当者不在の中小企業でも導入しやすいです。
2. HDD搭載済みモデルの即運用開始
多くのモデルがHDD搭載済みで販売されており、ネットワークに接続するだけで即座にファイル共有を開始できます。SynologyやQNAPのディスクレスモデルと異なり、HDD選定・組み込みの工程が不要で、ITリソースが限られた環境に適しています。
3. ホットスワップ対応のHDD交換
TeraStationはホットスワップに対応しており、運用中にHDDを交換できます。RAID構成で1台のHDDが故障した場合、サーバーを停止せずに新しいHDDに差し替えてRAIDリビルドが可能です。業務継続性を重視する法人にとって重要な機能です。
4. 国内メーカーのサポート体制と出張設定
電話・チャット・メールの日本語サポートに加え、有償の出張設定サービスも利用できます。初期設定やRAID構成をプロに任せられるため、IT専任者がいない中小企業でも安心してNASを導入できます。
Buffalo TeraStationを編集部が使ってみました
Buffalo TeraStationは、編集部がPERSCの法人向けNAS候補として検証した製品です。Active Directory連携の設定が日本語ガイドで分かりやすく、既存のWindows環境にスムーズに統合できました。
コスト面ではHDD搭載済みモデルが多く、HDDを別途購入する手間がかかりません。電話サポートの品質も安心感がありました。
制約として、管理画面の機能はSynologyのDSMやQNAPのQTSと比較して限定的です。Docker・仮想マシン・高度な自動化には対応していないため、IT活用度の高い環境にはSynology/QNAPが適しています。
手軽さとサポートを最優先とする中小企業に、国内メーカーの信頼性を備えた法人NASとしておすすめです。
Buffalo TeraStationの良い点・気になる点(編集部のまとめ)
良い点
- HDD搭載済みモデルの即運用開始が非常に手軽で、導入の手間が最小限だと高く評価されています。
- Active Directory連携の設定が日本語ガイドで分かりやすいと支持されています。
- 電話サポートの品質が高く、トラブル時に迅速な対応が受けられると好評です。
- ホットスワップ対応で業務を止めずにHDD交換ができる安心感が歓迎されています。
気になる点
- 管理画面の機能がSynology DSMと比較して限定的で、高度な運用には物足りないとの指摘があります。
- DockerやVM対応がなく、NASをサーバー的に活用したい場合は不向きとの声が挙がります。
- ファームウェアのアップデート頻度がSynologyやQNAPと比較して少ないとの意見があります。
まとめ
Buffalo TeraStationシリーズは、株式会社バッファローが提供する法人・中小企業向けNASです。Active Directory連携・HDD搭載済みの即運用開始・ホットスワップ対応・国内メーカーのサポート体制を特徴とし、2ベイの140,800円(税込・希望小売価格)から展開されています。
手軽さとサポートを最優先とする中小企業にとって、国内メーカーの信頼性を備えた法人向けNASです。