メインコンテンツへスキップ

ArchiCAD vs Revit の違いを比較

意匠設計に直感的な ArchiCAD と、大規模・多分野統合に強い Revit。建築BIMでどちらを選ぶべきかを編集部が解説します。

一目で比較

ArchiCAD項目Revit
4.0 / 5.0 総合評価 3.9 / 5.0
年額357,000円〜420,000円(税別)価格サブスクリプション(Revit ¥517,000/年、Autodesk公式サイトの表示)
月額・年額 料金体系 月額・年額
Windows / macOS対応OSWindows
完全対応 日本語対応 完全対応

評価の詳細

使いやすさ
ArchiCAD 3.8
Revit 3.3
機能
ArchiCAD 4.4
Revit 4.6
サポート
ArchiCAD 4.2
Revit 4.4
コスパ
ArchiCAD 3.7
Revit 3.4

差が0.3以上ある項目で、優れている側を青にしています。

どちらを選ぶべきか

ArchiCADを選ぶなら

意匠設計中心・直感的な操作・Mac対応を重視するなら ArchiCAD

Revitを選ぶなら

大規模・構造/設備(MEP)まで1つのプラットフォームで統合したいなら Revit

はじめに

建築BIMソフト選びの代表的な悩みが「ArchiCAD か Revit か」です。どちらも世界的に使われるBIMの定番で、意匠設計から施工・維持管理までを3Dモデルベースで扱えます。本記事では編集部の実務目線で、どちらをどんな人・組織が選ぶべきかを整理します。

ワークフローの違い

ArchiCAD

グラフィソフトのBIMで、意匠設計者にとって直感的な操作性が魅力です。デザイン段階からモデルを起こしやすく、平面・断面・立面・3Dが連動します。Mac/Windows両対応で、OPEN BIM(IFC)を重視し、他ソフトとのデータ連携を前提にした設計思想です。意匠設計事務所・アトリエ系での採用が多い傾向です。

Revit

オートデスクのBIMで、大規模プロジェクト・多分野統合向けです。意匠だけでなく構造・設備(MEP)を同一プラットフォームで扱え、ファミリ(パラメトリック部品)による標準化・自動化に強みがあります。Windows専用で、ゼネコン・組織設計事務所・海外案件での採用が多い傾向です。

価格・ライセンスの比較

  • ArchiCAD: サブスクリプション(年額の高額帯)。教育機関・学生向けの無償ライセンスあり(ソロ向けの Archicad Solo は新規販売終了)
  • Revit: サブスクリプション(年額の高額帯)。AEC Collection に含まれる形での導入も一般的

どちらも本格運用は高額サブスクが前提です。価格は変動するため、最新は各公式・代理店で確認してください(2026年9月時点)。円換算ではなく各社の提示価格・プランで比較するのが確実です。

機能・対応領域の比較

観点ArchiCADRevit
意匠設計の直感性◎○
構造・設備(MEP)統合△(連携前提)◎
大規模・多人数の協働○◎
パラメトリック・標準化○◎
Mac対応◎✕(Windowsのみ)
OPEN BIM(IFC)志向◎○

Revit は構造・設備まで1プラットフォームで統合できる点が大規模で強く、ArchiCAD は意匠設計の直感性と Mac 対応・OPEN BIM 志向が強みです。

学習コスト

  • ArchiCAD: 意匠設計者にとって比較的とっつきやすい。デザインの流れで操作を覚えやすい
  • Revit: 機能が広く習得の負荷は重めだが、書籍・講座・求人が豊富で学べば応用範囲が広い

求人・案件数は Revit(とくに大規模・海外)が多い一方、国内の意匠系では ArchiCAD の採用も根強くあります。

編集部の判定

ArchiCAD がおすすめの人・組織

  • 意匠設計が中心のアトリエ・設計事務所
  • Mac環境で設計したい
  • OPEN BIM(IFC)で他ソフトと連携する前提

Revit がおすすめの人・組織

  • 大規模案件・ゼネコン・組織設計で多分野を統合したい
  • **構造・設備(MEP)**まで同一プラットフォームで扱いたい
  • 求人の多さ・海外案件を重視する

まとめ

「意匠設計の直感性・Mac・OPEN BIM」なら ArchiCAD、「大規模・構造/設備統合・求人の多さ」なら Revit が王道です。組織の規模・扱う分野・既存の社内標準で選ぶのが失敗しないコツです。BIMソフト全体の比較は 法人導入向けBIMソフト比較 もご覧ください。

建築CADコース(Jw_cad)のバナー。「CADで建築図面がかける」無料体験あり。